雨の日の窓

みなさんは、雨の日になると頭が痛くなった経験はありませんか。偏頭痛持ちの人の約20%の人は、雨になると頭痛がでてくるそうです。

時々痛むという人を含めると、実に90%以上の人がお天気の影響を受けています。


   


雨の日の頭痛の2大原因!3つの解消方法とは


1)雨の日に頭痛が起こる2つの理由

どうして雨の日に頭痛は発生するのでしょうか。頭痛には複数の種類のものがありますが、雨や台風など、天気が原因となって起こる頭痛は偏頭痛です。

肩こりなどが原因で起こる頭痛は緊張型頭痛と言います。ここでは、偏頭痛が起こるメカニズムについて見ていきましょう。

(1)血管の拡張

偏頭痛は頭の血管が拡張することによって起こる頭痛です。頭の片側や両側が、ズキンズキンと脈打つような強い痛みが起こるのが特徴です。

雨の日など天候が悪い時には、急な気圧の変化が起こります。頭にかかる気圧が下がり、血管が拡がりやすくなります。

脳の血管が拡がると、周囲の神経を圧迫してしまうことになり、神経が炎症を起こします。この時の刺激が大脳に伝わって起こる痛みが頭痛なのです。

(2)自律神経の乱れ

また、雨の日は気圧が下がりますが、この気圧の変化が「自律神経」のバランスを見出し、体調の変化を引き起こすという説もあります。

偏頭痛を起こす原因は、天気の他にも視覚や聴覚などへのストレス、疲労など複数の要因があり、実際は一つに絞ることはできません。


2)雨の日の頭痛を楽にする3つの方法

頭痛は天気が原因となって引き起こされることがありますが、天気を人の力で変えることはできません。しかし天気は変えられなくとも、頭痛は複数の要素が絡み合ってできるので、天気以外の要因を抑えることはできます。

ここでは皆手軽にできる、頭痛を楽にする方法をお伝えしましょう。

(1)冷やす

こめかみなど、痛みのあるところを冷やすことが1つ目にできることです。熱が出るなどして頭が痛いとき、冷たいものを頭に当てて「気持ちいい」と感じたことはありませんでしょうか。偏頭痛の時にも、この頭を冷やすことは効果的なのです。

偏頭痛は血管の拡張からくる神経の炎症によって引き起こされます。冷やすことで、この血管の拡張を抑えることができるのです。

冷やすものは、濡れタオル、アイスノンなどでいいでしょう。ただし、直接濡らしたり水風呂に入ると、余計悪化することがあるので気をつけてください。

(2)まぶしい光を避け、安静にする

まぶしい光や運動など、体に対する刺激が偏頭痛の引き金になっていることがあります。

なので、偏頭痛が起こった時は光を消して暗い場所で過ごす、パソコンなど強い光を浴びるものを避ける、静かに安静にして過ごすなどの方法が有効です。

布団に横になるなどして、体に刺激を与えないようにしましょう。

(3)カフェインの含まれた飲み物を適度に飲む

カフェインも頭痛に効果的です。カフェインには血管を収縮させる作用があります。コーヒーやお茶を飲むと、頭痛の原因である血管の拡張を抑えることができるのです。

しかし、カフェインは過剰摂取によって逆に頭痛を引き起こす原因となります。収縮した血管が逆に膨張してしまうのです。なので適量の摂取を心がけましょう。

また、カフェインには利尿作用があり、体内にたまった水分を排出してスッキリするという効果も期待できます。

Tired worker rests her head on the desk


3)雨の日の頭痛を事前に予防する3分野の食生活

しかし、この雨の日の頭痛。発生して痛みが出て抑えるよりも、できるだけ痛みが出る前に予防することが望ましいでしょう。そのためには、やはり普段からの食生活を意識しておくことが大切です。

偏頭痛に効く栄養が多く含まれる食べ物を摂取すること。それでは、どんな栄養素が偏頭痛に効果があるのか紹介します。

(1)マグネシウム

頭痛の原因となる頭の血管の緊張を解いてくれる効果があります。頭痛予防、軽減に役立ちます。

これが不足すると、脳が興奮しやすくなったり、痛みに敏感な体質になったりして、さらに頭痛が悪化することがあります。

多く含まれる食品は、大豆・アーモンド・魚介類などです。

(2)トリプトファン

トリプトファンとは体内ホルモンのセロトニンを増やす成分です。

セロトニンは痛みを抑える作用があります。これがしっかり脳内で生産されていると、ストレスから体を守ってくれます。

ストレスが過剰になると、活性酸素の影響で脳内刺激が起こり、痛みが発生します。

痛みだけでなく心を落ち着かせる効果もあり、うつ病治療にもいいと言われています。多く含まれる食品は、乳製品、大豆製品、アーモンドなどです。

セロトニンは、規則正しい生活や体内時計の調整によっても分泌を増やすことができます。

生活習慣を正すことと、トリプトファンの摂取により、心身ともに健康な状態を得ることができます。

(3)ビタミンB2

ビタミンB2もセロトニンの分泌を促進する作用があります。また、体内の細胞を傷つける有害物質を分解する働きもあります。

ビタミンB2はうなび、レバー、大豆、牛乳、卵黄などに多く含まれています。

また、食生活の他にも、生活の乱れが偏頭痛の引き金になることがあります。

ストレスを溜めないこと、規則的に食事や睡眠を取ること、日頃から運動をすること、アルコールや食事の過剰摂取を控えること。

これら日々の生活を意識することにより、偏頭痛を予防・抑制することができるでしょう。


   


今回のまとめ

1)雨の日に頭痛は気圧の変化が原因となっている。

2)気圧の変化は、脳の血管を拡張し、周囲の神経の炎症を引き起こして頭痛を発生させる。また、気圧の変化による自律神経の乱れも頭痛の原因となる。

3)雨の日の頭痛はこめかみを冷やす、暗く安静にすごす、カフェインを摂取するなどの方法で楽になる。

4)偏頭痛は普段の食生活から予防することができる。マグネシウム、トリプトファン、ビタミンB2が効果的である。

5)規則正しい生活を送ることが偏頭痛の予防には大事。規則的な食事や睡眠、適度な運動をする。アルコールや食事の過剰摂取を控える。

以上が今回の記事の内容になります。この記事が雨の日の頭痛に困っている方のお役に立てれば幸いです