ベッドの上で体調の悪い女性

一日の大切なスタートになる朝。その、起きたばかりの朝なのに吐き気からスタートするのは、とても憂鬱ですよね。前の晩にしっかり眠ったはずでも、起きると吐き気がしてしまうのはなぜでしょうか。

今回は朝の吐き気の原因・症状・考えられる病気の可能性・対処方法などをお伝えします。


   


朝の吐き気の4大原因!病気の可能性と対処方法とは


1)朝の吐き気の代表的な症状とは

(1)胸やみぞおちのあたりがムカムカするような不快感

胸やけのような、胃の中がなんとなく不快感を持っているような症状です。

(2)頭痛を伴う吐き気

胸やみぞおちのあたりではなく、どちらかというと頭痛が強い場合に吐き気が起こることがあります。内臓的なものよりも、めまいのような神経的な不快感があります。

2)朝の吐き気の4大原因とは

(1)二日酔い

前の日の晩にお酒を摂取することで起こります。

これは、摂取量が多い、少ないに限らずに起こるもので、個人の体内のアルコール分解力を超えてしまった場合に、残ったアルコール成分が血管を膨張させてしまいます。

その結果、脳の血管にも影響が起こり、朝起きたばかりの頃に、ズキンズキンとした頭の痛みを伴って吐き気を催すのです。

(2)眼精疲労

長時間のパソコン作業や読書、テレビ視聴、スマートフォンや携帯操作によって発生します。目の神経を酷使することで脳神経につながって頭痛を引き起こします。

主にこめかみのあたりから、後頭部にかけての鈍い痛みが特徴です。

(3)脱水症状

夏場に特に起こりやすい症状です。眠っている間にも、体内の水分は排出されています。十分な水分が補給できていないと、朝起きた時に全身がすっきりせずに、吐き気が起こります。

(4)その他・風邪以外の病気

風邪の場合、ウィルスが胃に来ると吐き気が起こります。しかし、そうではない場合や、上記に挙げた3つの原因に当てはまらない場合は、脳からくる病気のサインの恐れがあります。

3)朝の吐き気への3つの対処方法とは

(1)水分を摂る

二日酔いや脱水症状の場合、体内の水分が不足して吐き気を催している可能性があります。水分を摂って、体内の循環を促進させることで頭痛の緩和をはかりましょう。

(2)頭痛を伴う場合は額を冷やす

二日酔いや眼精疲労によって、脳内の血管が必要以上に膨張していることがあります。一種の炎症と言えますので、血管を鎮静させるためにも濡れたタオルで顔の目から額にかけてを冷やしてあげるとよいでしょう。

(3)吐き気止めや鎮痛剤の服用には注意

一時的な症状であれば、自宅にある薬を服用して安静にすることが一番ですが、思ったよりも症状がひどい時には、薬を飲んでからすぐに嘔吐してしまうことがあります。

そのような場合は無理をせず、すぐに病院へ行って、適切な診断と処方を受ける必要があります。

Women are receiving medical attention

4)朝の吐き気が続く場合に考えられる4種類の病気とは

(1)偏頭痛

脳の血流が滞ることで起きやすくなる頭痛です。頭全体ではなく、左右どちらか片方に激しい痛みが起こります。また、視界が暗くなるような症状も現れることがあります。

一般的な頭痛薬を飲んでも、なかなか治らない症状です。主にストレス性の血管および神経への負担が原因のことが多いようです。

(2)脳梗塞

脳内の血管に「血栓」というかたまりができて詰まってしまうことで、血流が正常の5分の1に低下してしまいます。

それによって、言語障害や半身のまひなどが発生する病気です。

(3)くも膜下出血

「くも膜」というのは、脳内の非常に細い血管を示します。

この血管に「こぶ」のような突起ができてしまい、血流によってその「こぶ」の部分が破裂してしまうことで脳内出血を起こします。

倒れてからすぐの致死率が大変高い病気であり、命を取り留めても、体にまひなどの後遺症が残る場合が多い病気です。

倒れる前の特徴は様々ですが、特に多いのが「後頭部を殴打されたような激しい痛みと吐き気」です。頭痛を伴う吐き気が現れた場合、この病気の危険性も考えられるので、ただちに病院へ行くことをおすすめします。

(4)神経性ストレスからくる胃炎

ストレスがたまっている場合、胃の神経に負担がかかり、吐き気を伴う炎症が現れます。特に頭痛を伴わない場合は、こちらの可能性も考えられます。

5)朝の吐き気が続く場合にすべき検査方法とは

(1)CT・MRIなどの画像検査

頭痛を伴う朝の吐き気の原因が疑われる時、脳神経外科で脳の検査を行うことになります。主な検査は、CTもしくはMRIなどの画像検査です。

レントゲンと比べると、脳内の血液の状態や位置などがはっきりと画像に表れるので、異常が発生している場合はすぐに見つけやすくなります。

どちらも精密な検査になるため、注射での造影剤の投与が行われます。検査における所要時間は、約30分前後が一般的です。費用は約5000円程度になります。

(2)胃カメラ(内視鏡検査)

吐き気が内臓からきている場合は、内科、消化器科での検査になります。胃カメラは内視鏡を使用して行う検査です。

細いチューブを口もしくは鼻から通すため鎮痛剤の投与を行い、鎮痛剤の効き目と検査後の違和感によっては、検査後の休憩を含みます。

そのため、所要時間は内視鏡の場合は約1時間程度となります。検査費用としては保険適用内で約5000円から6000円と見ておくとよいでしょう。

MRI machine is ready to research in a hospital

6)朝の吐き気が続く場合にすべき治療方法とは

(1)投薬治療

もしも病院で、ストレスからくる胃炎が原因であると診断された場合は、吐き気止めと胃酸を抑える薬の服用で経過を見ることになります。

偏頭痛の場合は、専用治療薬であるトリプタン系薬剤が投与されます。

(2)整体治療

これは「病院へ行っても、これといった原因が見つからなかった場合」に限りますが、整体へ行ってマッサージ治療を受けることも良い方法です。

体内の神経や筋肉などのバランスを整える経穴(けいけつ)と呼ばれるツボを押すことによって、体内の血行が改善され、頭痛や吐き気がおさまってゆきます。

7)朝の吐き気へ日常からできる4つの予防ポイント

(1)水分をこまめに補給しましょう

脱水状態だけではなく、体内の血液やリンパの流れを促進することができます。「喉が渇いた」という自覚がなくても、体内の水分は汗や尿として排出されるので、補給が必要になります。

(2)できるだけ目を休めましょう

長時間のパソコン作業や読書、スマートフォンや携帯操作は、眼精疲労につながります。ある程度の休憩時間を取って目を休めましょう。

また、ぼんやりと遠くの景色や空を眺めることも、目のリラックスになります。

(3)禁煙・禁酒

喫煙は1本吸っただけでも血管に大きな影響を及ぼしてしまいます。たとえヘビースモーカの人が本数を減らして吸うようになったとしても、血管に悪影響を及ぼす行為には変わりません。

朝の吐き気を自覚するようになったら、ただちに禁煙することが望ましいものです。

同様に、アルコール類の摂取も、血管を過剰に拡大してしまいます。アルコールによる血管拡大と、禁煙による血管収縮をあわせると、まさにくも膜下出血のような危険な脳の病気が起こる可能性が高まります。

もしも、自力での禁煙、禁酒が難しいようでしたら、病院での指導プログラムを受けることもできます。

(4)ストレスをためすぎない

気分転換をしてみましょう。

好きな音楽を聴きながらウォーキングしたり、好きな娯楽番組やDVDを見て思いっきり笑ったり、心と体に良いことでストレスを発散していきましょう。


   


今回のまとめ

1)朝の吐き気の代表的な症状とは

2)朝の吐き気の4大原因

3)朝の吐き気への3つの対処方法

4)朝の吐き気が続く場合に考えられる4種類の病気

5)朝の吐き気続く場合にすべき検査方法とは

6)朝の吐き気が続く場合にすべき治療方法とは

7)朝の吐き気へ日常からできる4つの予防ポイント