女性の足の検査を行う男性の医師

足のしびれる原因については様々な事が考えられます。脳梗塞といった病気もあれば、糖尿病からくる神経症という事もあります。

その他にも精神疾患障害といわれるパニック障害や整形外科的疾患として腰椎ヘルニアなどによる坐骨神経痛も考えられます。今回は足のしびれつ原因と検査方法、対処方法をお伝えします。


 


足のしびれの3つの原因!潜む5つの病気とは


1)足のしびれの3つの種類

(1)足の裏の痺れ

足の裏の踵以外の部分がしびれているばあいには、足根管症候群の可能性があります。足根管症候群は足の裏にものが付いた感じや、冷え等を感じますが科足先の方に強く症状がでます。

(2)膝から足首まで

外側・内側・ふくらはぎ側と3つに分けて考えます。多くの場合には、外側から足の甲、ふくらはぎから足の裏へつながっている事からしびれている部位を見て、傷んでいる神経を予測します。

外側から足の甲の痺れ場合、腓骨神経障害の可能性があります。

(3)膝より上のしびれ

臀部から大腿部にかけて痺れがおこる可能性があります。原因としては、腰が原因である可能性高くなります。良く起こると言われるのは、腰椎の椎間板ヘルニアになります。

椎間板が圧迫されている場所にもよりますが、第5腰神経の場合は大腿部外側から固い外側がしびれます。また、第1仙骨神経障害の場合には、大腿の裏側からふくらはぎにかけてしびれます。

ヘルニアと似た症状が起こる、梨状筋症候群ということもあります。


2)足のしびれの主な3つの症状とは

(1)椎間板ヘルニアなどの腰椎症

腰の痛みからくるもので最も多い物としては、座骨神経痛が有名です。神経が圧迫されたり、神経に髄核が触れたりすることで痛みが生じます。

よく見られる痛みとしては、臀部から大腿部の構面、ふくらはぎにかけて痛みや痺れを生じてきます。

(2)脊柱管狭窄症と下肢閉塞性動脈硬化症

閉塞性動脈硬化症と腰部脊柱狭窄症ですが、下肢の動脈が狭くなってしまったり、詰まってしまう事により血流障害が起こる病気になります。血流障害により、神経根が圧迫されてしまうものになります。

(3)脳からくる痺れ

脳の奥深い所にある視床出血や高速では、発症してから3~4週間して麻痺している側に「ピリピリした痛みや痺れ」を生じる事があります。これは、脳卒中後に起こるものです。

The doctor has to fill out a medical record


3)足のしびれの3つの原因とは

(1)腰痛を伴う足のしびれ

椎間板は背骨と背骨の間にある、ゴムのようなクッション性のあるもので、背骨の動きを助ける働きがあります。これが、外傷や老化によって正常な状態よりも外側に出てしまい神経を圧迫することで、足のしびれや腰痛が出てきます。

その他に、脊柱管狭窄症と呼ばれるもので、脊柱管が挟まってしま足り腰椎の椎間板が飛び出したりすることにより、神経が圧迫されて足のしびれが起こります。

また、神経痛の原因が前立腺や骨盤の腫瘍・変形等の可能性もあるで、注意が必要です。その他には、腰椎すべり症があります。何らかの原因で、腰椎がずれてしまい神経を圧迫します。

長時間の立ち仕事やデスクワークなどで同じ姿勢でいると、痛みが強くなるのが特徴です。

(2)更年期による足のしびれ

40歳を過ぎると更年期と呼ばれ、女性ホルモンのエストロゲンの減少から様々な体調不良が起こり始めます。更年期障害の様々な症状の1つとしては、手足のしびれがあります。

足の痺れでいうと、急に立ち上がろうとした瞬間に足がしびれるというケースです。血流が悪くなると症状が起きやすい事から、マッサージや冷え性の対策に効果的だと言われています。

(3)糖尿病による足のしびれ

糖尿病の合併症の原因でも、痺れが起こることがあります。このことを「糖尿病神経障害」といい、発症頻度は高く知らず知らずのうちに末梢神経に障害が出て次第に様々な症状を引き起こすようになります。

ピリピリという痛みが、左右対称に現れるようになり悪化すると、しびれや痛みを感じにくくなりケガをしても気が付かないといった事もあります。


4)足のしびれから考えられる5つの病気とは

(1)脳梗塞

片足の足先などの“しびれ”は脳梗塞の前兆の場合もあります。拘束をおこす場所にもよりますが、その他に言語障害などの症状が起こることもあります。

(2)糖尿病性神経症

糖尿病が進行していくと、代謝障害が出てきます。足先にピリピリとした“しびれ”が表れ、末梢から中枢に向かって進行するケースがほとんどです。

(3)パージャー病

足の“しびれ”や“冷え”といった症状がおこり、足先が蒼白になり腫瘍ができたりします。

(4)パニック障害

パニック発作が起こる極度の不安を感じる前後にしびれます。パニック障害をお起こすと“過呼吸”になることもあります。

(5)閉塞性動脈硬化症

歩くと次第に“しびれ”や“痛み”を感じます。足の甲や脛などの前方部がしびれないのが特徴です。

(6)腰椎椎間板ヘルニアや脊髄損傷

腰椎の椎間板ヘルニアや脊髄を損傷した際に、椎体などが飛び出すことにより神経に触れてしまう事により、足に“痺れ”が生じます。


5)足がひどくしびれる場合の2つの検査方法とは

(1)ラセーグ・テストや反射検査

足のしびれがある場合に座骨神経痛が起きている可能性が疑われます。その中にラセーグ・テストや反射検査も行われ、神経のどの部位に異常があるのかはどのあたりに痛みや痺れがあるのかを聞くことで、ほとんどわかります。

(2)画像診断

神経のどのあたりに異常があるのかという事がわかったら、X線検査やMRI検査、CTスキャンなどで神経を圧迫している原因を探ります。

ほとんどの場合は、椎間板や靭帯などの軟性組織で、骨しか移せないレントゲンだけでは診断が難しい事があります。

基本的には整形外科などで、検査を行います。レントゲンでの画像診断では2000円前後、MRI等の検査の場合には5000円程度になります。

MRIの場合には20分~40分程度の時間もかかる事や検査機械がある施設とない施設がありますので、提携を結んでいる病院も多くあります。

Doctors have confirmed the MRI image


6)足がしびれる場合の5つの治療方法とは

(1)運動療法

基本的には体幹を安定させるために、筋力を高める運動を行います。腰周辺の組織の強化やストレッチングをして、筋肉の柔軟性を高めたり関節の動きを良くすることで腰への負担を和らげます。

(2)薬物療法

炎症を抑えて痛みを鎮める薬を服用したり、痛みを感じなくする神経ブロックの注射を行います。内服や薬としては、ロキソニンやボルタレン、セルコックス、リリカカプセル等が処方されますが状況などにより処方される薬は様々です。

(3)温熱療法

ホットパックやカイロ、超音波などで腰を温めて血行をよくします。筋肉の血流を良くすることで痛みや疲労の回復を早める効果があります。

(4)装具稜々

コルセットなどを使用して、腰の負担を軽くしたり、外部からの衝撃を和らげるといった方法があります。

(5)手術

基本的には手術を行わない保存療法を行いますが、日常生活に支障が出ている場合や内臓に影響が出てしまう場合(尿意を感じなくなってしまう)など症状が悪化した場合には、手術を行うケースがあります。


7)治療後の2つの予後とは

(1)保存療法

運動療法や薬物療法、温熱療法などを組み合わせる保存療法を行う事で、下肢への痺れというものはなくなることがほとんどです。

特に、体幹の筋力トレーニングをしっかりと行い、柔軟性を保つことで脊柱が安定し痛みは緩和します。

(2)手術療法

椎間板ヘルニアの場合、手術をして痺れがなくなることがあったとしても日常生活での姿勢の悪さが原因で再発したり、スポーツ動作の繰り返しで再発したりという事があるようです。

術後、良好になる場合も多いのですが根本的なものを修正しなければ再発してしまう可能性はあります。


8)足のしびれ改善に効果的だと考えられる2つの栄養素とは

(1)カルシウム

カルシウムンの摂取不足になると、精神状態がイライラして不安定になります。イライラする人はカルシウム不足と言われることもありますが、実は足がしびれる人もカルシウム不足という事があります。

(2)ビタミン不足

ビタミンB1が不足すると脚気になります。末梢神経障害の症状としては、ビタミンが不足資することで起きる「痺れ」になります。多発性神経炎になりますので左右対称に神経症状が出ます。


   


今回のまとめ

1)腰椎ヘルニアなどの整形外科的疾患による痺れがある。

2)病的な疾患による痺れの可能性がある。

3)パニック障害などの精神疾患による痺れの可能性がある。