ベッドにいる頭痛の女性

高熱ではないけれど微熱が何日も続いているという方は注意が必要です。たいした熱ではないし生活上支障ないから大丈夫だと思いこんでいる方は、実は重い病気を発症しているかもしれません。今回は微熱が下がらない5大原因と対処法をご紹介します。


   


微熱が下がらないのはなぜ?5大原因と対処方法とは


1)熱にも種類がある?熱の4つの種類と症状の違い

(1)平熱

普通の状態のときの熱です。何も問題ありません。36.5℃前後であることが多いですが、個人差があります。

(2)微熱

平熱~37.4℃くらいまでの熱です。身体のだるさや重みを感じたりします。

(3)中程度発熱

37.5℃~38.4℃くらいまでの熱です。歩くのがしんどかったり、目まい、ふらつきなどを感じるようになります。頭痛や寒気を生じることもあります。

(4)高熱

38.5℃以上の熱です。頭痛、悪寒、目まい、ふらつき、のどの痛み、身体の関節の痛みなどを感じるようになります。歩行困難で場合によっては立っていることができない場合があります。

2)何が原因?微熱が下がらない5大原因

(1)精神的ストレス

精神的ストレスが原因で微熱が下がらないことがあります。37℃を少し超えた熱が長期間続くことがあります。 

(2)妊娠

女性の場合、妊娠初期の段階で微熱が下がらないことがあります。

(3)更年期障害

更年期障害が原因で微熱が下がらない場合があります。以前は40代後半~50代の女性特有の障害と言われていましたが、最近では男性も更年期障害になる方もいます。

(4)骨や関節の異常

骨や関節に何らかの異常がある場合、微熱を生じることがあります。

(5)病気

病気が原因で微熱を発症している可能性があります。微熱が下がらない状態が長期間続いている場合、原因となる病気によっては重症化している危険性もあり注意が必要です。

3)続く場合は注意・・考えられる5種類の病気とは?

(1)自律神経失調症

体内の機能のバランスを取ることに関係する自律神経の働きが乱れている病気です。内科で診察してもらうと異常無しと言われることがあるため、気づきにくい場合があります。微熱が下がらない他、めまい、不眠、不安、手足の冷えやしびれなどが症状として現れる場合があります。精神的ストレスや不規則な生活に起因することがあります。

(2)感染症

微熱が下がらない場合、何らかの感染症に罹患している可能性があります。感染症の種類は非常に幅広く多くあります。風邪のように症状が軽くて済むものもありますが、例えば脳炎、髄膜炎、敗血症、肝炎など重症化し生命の危険を伴うものまであります。「風邪だから大丈夫」などと自己判断するのは危険な場合があり注意が必要です。

(3)関節リウマチ

手、足、指などに痛み、腫れ、こわばりが出現する病気です。微熱が下がらない他、指のしびれ、食欲がない、疲労感があるなどの症状が現れる場合があります。

(4)甲状腺機能亢進症

甲状腺ホルモンの分泌が異常的に多くなる病気です。更年期障害と症状が似ていますが、更年期障害とは発症原因が異なるため注意が必要です。また更年期障害は一般的には40代後半~50代で症状を感じることが多いですが、甲状腺機能亢進症は一般的には20代後半~50代前半で発症しやすいと言われています。微熱が下がらない他、動悸、頻脈、身体全体に力が入らない、汗をかくなどといった症状が現れる場合があります。

(5)悪性腫瘍(ガン)

腫瘍熱という言葉がありますが、体内のどこかに悪性腫瘍(ガン)がある場合に微熱が下がらない場合があります。重症化し生命の危険を伴い早期に治療が必要なことが多く注意が必要です。

Woman with migraine in doctor's office

4)試せる処置とは?微熱が下がらない場合への対処方法 

(1)休養する

ゆっくりと休養を取ることで、微熱に対処できる場合があります。学校や仕事が休めない方もいらっしゃるかと思いますが、身体のためには思い切って休みを取り、休養することが望ましいです。

(2)ストレッチやマッサージ

ストレッチやマッサージを取り入れることで、自律神経のバランスが修正され微熱に対処できる場合があります。

(3)医療機関を受診する

微熱は、その原因が自己判断ではわかりにくく、病気に起因している場合はその病気そのものが重症化している危険性もあります。微熱が下がらない場合は自己判断せず、医療機関を受診した方がよい場合があります。できたら複数の診療科目がある総合病院などを受診することをお勧めします。

5)食事方法にも注意!押さえておきたい食事のポイント

(1)水分を多めに摂取する

微熱が下がらない原因がわからない場合もあるかと思いますが、微熱による発汗などで体内から水分が奪われやすくなっているので、水分を多めに摂取するように心がけます。ミネラルウォータやスポーツドリンクを薄めたものだと発汗によって体内から排出されたミネラル分を補うことができます。

(2)身体を温める食材を取り入れる

微熱が下がらない原因にもよりますが、体内を冷やすよりは温めた方がよい場合があります。しょうがなど身体を温める食材を取り入れるようにします。

(3)果物を摂取する

微熱が下がらない原因にもよりますが、ビタミンを補うことで微熱が下がっていく場合があります。果物にはビタミンの他、水分も多く含んでいるものが多いので果物を摂取すると効果が期待できます。

6)熱の症状への市販薬の使い分けとは?

(1)微熱に加えて鼻水や咳などを伴う場合

風邪薬の総合感冒薬を使うと良いでしょう。商品名としては「パブロン」「ルル」「ベンザブロック」などが代表的なものになります。

(2)微熱に加えて頭痛を伴う場合

頭痛薬系の市販薬を使うとよいでしょう。商品名としては「バファリン」「イブ」「ノーシン」などが代表的なものになります。

Closeup on medical doctor woman explaining something

7)専門家へ受診を!行われる可能性のある検査方法とは

微熱が下がらない場合にすべき検査法は、まずは血液検査になる場合が多いです。血液検査で、ある程度原因がしぼりこまれていきます。診療科目はまずは内科や総合診療科を受診し、医師が血液検査のデータをもとに原因をしぼりこんでいきますので、より適している診療科目を紹介してもらうと良いでしょう。内科や総合診療科で「原因がわからない」「内科的には問題なし」と言われた場合は心療内科などを受診してみるのも良いでしょう。

8)生活習慣から改善を!微熱を予防する為の3つの生活習慣

(1)睡眠・休養をしっかり取る

微熱の原因にもよりますが、多くは睡眠、休養をしっかり取ることで微熱予防の効果が期待できます。

(2)ストレスをためない

微熱の原因にもよりますが、ストレスをためないことは様々な病気の予防にも効果があります。ただし暴飲暴食やアルコールでのストレス発散は病気を招く恐れもあるので、軽い運動、ストレッチ、好きな趣味活動でリラックスすることなどでストレスをためないようにすると微熱予防の効果が期待できます。

(3)水分とビタミンを意識して摂取する

微熱の原因にもよりますが、水分とビタミンを意識して摂取することは感染症などの予防効果があるため、微熱予防の効果が期待できます。


   


今回のまとめ

1)熱にも種類がある?熱の4つの種類と症状の違い

2)何が原因?微熱が下がらない5大原因

3)続く場合は注意・・考えられる5種類の病気とは?

4)試せる処置とは?微熱が下がらない場合への対処方法 

5)食事方法にも注意!押さえておきたい食事のポイント

6)熱の症状への市販薬の使い分けとは?

7)専門家へ受診を!行われる可能性のある検査方法とは

8)生活習慣から改善を!微熱を予防する為の3つの生活習慣