角砂糖を入れるコーヒー

コーヒーや紅茶、緑茶に含まれるカフェイン。毎朝コーヒーや緑茶を飲む習慣がある人がいる一方、コーヒーを飲むと体調を崩す人もいるようです。

頭痛にもカフェインは関係しているのでしょうか。今回は頭痛とカフェインの関係をご紹介いたします。


   


カフェインが頭痛の原因?身体への11の影響とは


1)カフェインが身体へもたらす5つの良い影響

カフェインはアルカロイドという化合物の1種。ヒトに対しては興奮作用を持ち、覚醒作用や解熱鎮痛作用があるため、医薬品にも用いられています。カフェインがもたらす良い効果を下記にみてみましょう。

(1)眠気抑制効果

その効果は8~14時間持続するといわれています。そのため、午後にコーヒーやチョコレートを摂りすぎると、良く眠れないという症状が出ます。

(2)血管収縮作用

片頭痛薬や解熱鎮痛剤にも使われています。

(3)筋肉疲労の回復

血行を改善するため筋肉疲労の回復にもつながります。

(4)結腸癌のリスクが減る

ハーバードの研究者による発表ではコーヒーを毎日4杯以上飲んだ場合、飲まない人より結腸癌になるリスクが24%減ったといわれています。

(5)腎臓結石予防効果

ボストンの研究者の発表では、コーヒーを毎日グラス1杯飲む飲んだ場合、腎臓結石を生じるリスクが10%減ったといわれています。


  2)カフェインの多量摂取が身体へもたらす6つの影響

(1)胃痛

カフェインの刺激により胃が荒れます。

(2)自律神経

心拍数の増加や血圧の上昇等がおこります。

(3)貧血

ミネラルや鉄分、亜鉛の吸収を阻害するため、貧血になります。

(4)肌荒れ

シミの原因であるメラミンを拡散させます。

(5)冷え性

身体を冷やす作用があり、生理の時期には生理痛がひどくなります。

(6)カルシウムの流出

コーヒー2杯分以上摂ると骨からカルシウムが流出するとため、1日800mg以上のカルシウムを摂る必要があるといわれています。

なお、妊娠中の女性にはカフェインが良くない、と言われていますがそれは胎盤を通じて胎児へ酸素と栄養を送るのを、カフェインが阻害してしまうためです。


3)カフェイン含有量の多い飲み物ランキング ベスト5

カフェインを含むものはコーヒー、紅茶、緑茶、ココア、コーラ、栄養ドリンク、チョコレートなどがあります。では、どんな飲み物にどのぐらいの量のカフェインが入っているか、ランキング形式でご紹介いたします。

記載されるカフェイン量は100ml中のカフェインには量です。

【カフェイン含有量 コーヒー ベスト5】

1位:サントリー ボス ドライブショット    90mg

2位:ダイドー  ブレンドコーヒー       86 mg

3位:サントリー ボス レインボーマウンテン  80 mg

4位:ダイドー  デミタスコーヒー       76 mg

5位:キリン   ファイア 挽きたて微糖    72 mg

 

【カフェイン含有量 紅茶ベスト5】

1位:キリン   午後の紅茶エスプレッソティー  63 mg

2位:キリン   午後の紅茶ストレートプラス   52 mg

3位:伊東園   Tea’s Tea Manhattanミルク    34 mg

4位:サントリー リプトン 白の贅沢       20 mg

5位:キリン   午後の紅茶ミルクティー     16 mg

 

【カフェイン含有量 緑茶ベスト5】

1位:サントリー ウーロン茶           20 mg

1位:サントリー 伊右衛門 濃いめ        20 mg

1位:サントリー 黒烏龍茶            20 mg

4位:アサヒ   美スタイル 十六茶       14 mg

5位:伊藤園   お~いお茶 緑茶        13 mg

緑茶や紅茶は渋み成分のタンニンを含んでいるため、タンニンとカフェインが結びつき、コーヒーやコーラと同量を摂取してもカフェインの効果は弱くなります。

Closeup on concerned medical doctor woman sitting in office


3)カフェインと頭痛の関係

カフェインを含むものを摂取して頭痛を起こす原因として、カフェイン中毒とカフェイン依存症があります。カフェイン中毒は短時間で大量に摂取した場合に起きます。

(1)カフェン中毒の例

50㎏の人だと3時間に850mg=ドリップコーヒー10杯程度

1時間にドリップコーヒー3杯の量に相当します。コーヒー以外の緑茶やコーラやココアにもカフェインは含まれていますので、小さいお子さんの飲み物には気をつけましょう。

なお、お酒が弱い人がいるように、体質により上記の量より少ない量で症状が出る人もいます。

(2)カフェイン中毒の症状

・胃痛

・吐き気

・動悸、心拍数が上がる

・パニック

・痙攣

・不眠

カフェインにもニコチンやアルコールのように依存性があります。長期間にわたりカフェインを摂取し続けることにより、カフェイン中毒が慢性化している症状をカフェイン依存症といいます。

カフェイン依存症は、アルコール依存症等と同じように、カフェインを摂取するのをやめると症状が出ます。症状は最後にカフェインを摂取してから、1~2日後に現れ、1~2週間症状が続きます。

カフェインを摂取すると脳の血管が収縮した状態にあり、カフェインが切れると正常の状態に戻ろうと、血管が拡張して頭痛をおこします。血圧が高い方や脳への血流が増えると頭痛がひどくなるので、首や肩のマッサージはやめましょう。

(3)カフェイン依存症の症状

・集中力がなくなる

・イライラする

・頭痛

・吐き気

・不安になったり気分が落ち込む

・からだがだるい

・胃腸の調子が悪い

・コーヒーや緑茶、チョコレート等を毎日摂らないと気がすまない

(4)治療方法

カフェイン中毒もカフェイン依存症にも治療方法はなく、対処療法しかありません。

重度の場合は、胃洗浄、痙攣をおこしている場合は抗けいれん薬の投与や酸素吸入を行います。死に至ることはありませんが、数日入院して栄養剤の点滴を行い、心と体を休ませることがあります。

重症でない限り、カフェインを摂取すれば症状は治まりますが、頭痛等の症状が出る方は、徐々にカフェインを摂取するのをやめていきましょう。

効率的にカフェインを減らすには、ノートにカフェインを摂った量を記録して、目に見えるようにすると、効率的に減らすことができます。

また、1日1杯だけコーヒーをノンカフェインコーヒーに置き換え、徐々にノンカフェインコーヒーを増やしていくのもお薦めです。


 


今回のまとめ

1)カフェインを摂取することにより、眠気がなくなったり自律神経の乱れがおきる

2)カフェインを一番多く飲み物はコーヒー

3)カフェイン中毒や依存症で頭痛がおきる