頭をかかえる若い男性と女性の医者

最近、時に患者数が増加傾向にあると言われている「蓄膿症」ですが、実は意外とその原因や対策、症状などを知られていないのが現状のようです。

今回は、蓄膿症について触れながら頭痛との関係性も含めて幅広く紹介していきます。


   


蓄膿症の5つの症状と頭痛との関係


1)そもそも蓄膿症とは

簡単に言うと鼻つまりの症状が重くなったものです。鼻をかんでも、スッキリした感じがしないのであれば、蓄膿症である可能性が高いようです。

また、風邪を引いている時に、なんだかイヤな匂いを感じる時も蓄膿症である可能性があります。

副鼻腔と呼ばれる、鼻のから額にかけて丁度頭蓋骨が空洞になっている部分があり、そこに何らかの要因で、ウイルスが侵入し、炎症を起こしてしまいます。それが、初期段階ですと、副鼻腔炎となり進行すると、蓄膿症となってしまいます。


2)蓄膿症の5つの症状

(1)鼻づまり

鼻のつまりが重くなった感じを受けるようになります。日にちが経過しても鼻の中がスッキリしない、鼻の中に粘膜が残った感じが続き、変な匂いが続く、などが主な症状です。

(2)頭痛

鼻づまりの延長で、鼻腔へ通じる穴が繋がってしまう事で、酸素も上手く行き渡らない事で、頭ボーっとしてしまい頭痛も引き起こす原因となってしまいます。

それが発展すると頭痛が続く原因となる訳です。粘膜が酸素を鼻が通過する際の壁となり、酸欠状態に近い状態になると言うイメージでしょうか。

(3)顔面痛

病状によっても左右されますが、顔面痛を感じることもあります。副鼻腔内に膿がたまり、顔の筋肉を圧迫するようになると、必然的に神経も刺激されそれが痛みとなります。頭痛とよく似たズキズキと感じるものですので、不快な痛みとなります。

(4)歯の痛み

また、特に虫歯でなくても起きる場合も蓄膿症である確率が高いと言えます。これも、顔面痛と同じ原理で、歯の神経を刺激することで、歯痛につながります。

(5)嗅覚の異常・不快な臭い

また、イヤナ匂いがする事はすでに述べましたが、逆に食べ物の匂いが分からなくなってしまう場合もあります。

余りにも副鼻腔内に膿がたまることで、このような症状になってしまうと考えられています。いずれの場合も、私達の身体の機能に支障をきたすと言う訳ではなく、精神的なストレスを引き起こす病気と言えるでしょう。

最近では、低年齢化も進んでおり、蓄膿症は性別にも関係ないので、誰でもなり得る病気だと言えます。蓄膿症が原因で頭痛に悩んで見える方が多いのもこのような理由からです。

パソコンに指をさして説明する男性医師


3)蓄膿症のメカニズム

(1)粘膜の病気

結局、蓄膿症は鼻が詰まってしまう事で起きる、粘膜の病気だと言えます。副鼻腔と言う、普段は何もない部分に起きてしまう事で炎症を起こし発症するのですが、その発症メカニズムはあまり明らかにされていないのが現状のようです。

(2)ウイルスの侵入

主な発症原因として考えられるのは、ウイルス侵入による炎症により、副鼻腔内が荒れてしまうことです。ですから、特に発症する可能性が大きい季節の変わり目、花粉の飛散量が増える春先など。

風邪と同じような症状が続きますが、この状態が3カ月の間継続するのであれば、蓄膿症と判断しても間違いありません。この状態の事を、医学用語では「慢性副鼻腔炎」すなわち、蓄膿症となります。


4) 効果的な4つの対策

(1)バランスの良い食生活

やはり、まずは身体の免疫バランスを整えると言う意味で、バランスの良い食事を心がける事す。

(2)清潔な住まい環境

環境にも左右されやすいので、空気の状態を良くしておく事も必要です。大気中のウイルスやカビなどのハウスダストも免疫細胞を壊す原因となります。

ですから、窓を開け空気を入れ替え換気するのが一番効果的ですが、一人暮らしなどをされている方で、日中窓を開けて事が難しい方は、空気清浄機を作動させておくなども有効な手段と言えるでしょう。

性能も年々高性能になってきており、電気代も一日数円程度で済むものもありますから、経済的にもあまり負担をかけずに済むのではないでしょうか。

(3)鼻うがい

ダイレクトな対策として、結構知られているのが「鼻うがい」です。

塩水を鼻に入れながら口でうがいをするように、行います。ご自身でインターネット環境があれば、無料動画サイトで「鼻うがい」と検索すると、やり方が紹介されていますので、是非参考にされてはいかがでしょうか。

(4)専門医

また、お医者さんにかかる場合は、耳鼻咽喉科を受診されると良いでしょう。内科でもみてもらえますが、専門医が多いのは、耳鼻咽喉科。蓄膿症外来を設置している病院も最近ではあるようです。


   


今回のまとめ

1)風邪の症状が長引くなら蓄膿症のサインである可能性が高いです。

2)膿がたまることで、不快な匂いを感じます。

3)頭痛や歯痛になることも。副鼻腔内の膿が原因です。

4)日頃の生活習慣の見直しと、鼻うがいが効果的な対策です。