シニア男性の身体を確認する男性ドクター

日頃、普通に生活をしているだけなのに動機やめまいが起こってしまう。そんな悩みを持った人は多いと思います。では、どういった事が原因でめまいなどが起こってしまうのでしょうか。

今回は動悸やめまいの対処法に触れてお伝えをしていきます。


   


動悸とめまいの2大原因!3つの対処方法とは


1)動悸とめまいには循環器・呼吸器

大勢の人の前で話すとき胸がドキドキする、緊張して息があがるといったことはよく経験することですが、これは身を守るために人間に備わった反応です。

心拍は、交感神経と副交感神経からなる自律神経によってコントロールされています。不安や緊張など、ストレス状態にあるとき交感神経の働きが高まります。交感神経が活発になると、筋肉が緊張し、血圧や心拍があがり、呼吸は浅くなります。

逆に副交感神経が活発になると、体は緩み、血圧や心拍もさがり、リラックスした状態になります。しかし、とくに緊張するような場面でもないのに、頻繁に動悸がする、呼吸が苦しいという場合は、何らかの病気が原因になっているのかもしれません。

心臓がドキドキする場合、考えられる身体疾患には不整脈をはじめとする心疾患や甲状腺機能亢進症などがあります。息苦しさの場合にもやはり不整脈をはじめとする心疾患、また呼吸器疾患などが考えられます。

こういった症状が長く続く、気になる場合には、まずは循環器内科や呼吸器内科などで検査をしてみることが大切です。


2)めまいの5つの主な原因

(1)耳の疾患

自分の体や地面が回っているように感じるめまいの場合、メニエール病をはじめとする耳の疾患からくることが多いでしょう

(2)脳疾患

また揺れるようなふらふらする感じのめまいの場合は、脳腫瘍をはじめとする脳疾患が原因となっていることがあります。

(3)精神疾患

上記のような体の検査をしても異常が見つからず、精神科を紹介されることもあるでしょう。そこではじめて、精神疾患だったことがわかる場合があります。たとえば、めまいを感じて脳神経外科、耳鼻科、神経内科へ行き、最後に精神疾患だとわかるケースも少なくありません。

一見、遠回りに見えますが、まず身体疾患の検査をすることは、デメリットばかりではありません。めまいを感じ、最初に精神科に通いながら、なかなか改善しないので検査をしてみたら脳腫瘍が見つかることもあります。どんな症状であれ、まずは関係のある体の検査をしてみることが大切です。

動悸や息切れ、めまいを感じる代表的な精神疾患には、パニック障害があります。激しい動悸がして、息ができないように感じ、死んでしまうのではないかと思えるほどの発作が起きます。

救急車で総合病院に運ばれ、一般的血液検査や心電図検査、24時間持続して検査するホルター心電図、胸部X線写真などの検査をしても異常が見つからず、発作を繰り返すうちに精神科でパニック障害だと診断されることもあります。

全般性不安障害でも動悸やめまいを感じますが、これは極度の緊張によるバランス感覚の過剰反応から、めまいやふらつきを引き起こすと考えられています。

(4)その他の身体症状

ほかにも、うつ病、適応障害、心気症などでも、動悸やめまいといった身体症状が表れることがあります。うつ病の場合は、憂うつ気分などの精神症状よりも、身体症状のほうが目立つ「仮面うつ病」ということもあり、めまいやふらつきもそのひとつです。

いずれの場合も根底にある精神疾患を治療していくことで、次第に身体症状も和らいでいきます。

(5)更年期障害

更年期障害でも動悸や息切れは起こります。更年期障害によって起こる動悸や息切れの場合、安静時でも動悸を感じたり、思うように呼吸ができなくなったりします。

これは、心臓や呼吸をコントロールする働きを担う自律神経が、女性ホルモンの減少に伴い乱れてしまうことが大きな原因です。さらに、更年期の症状に伴った精神的ストレスも原因のひとつと考えられています。


3)動悸とめまいが同時に起こる2つの理由

動悸とめまいは、非常に関連の深い症状です。動悸の症状が見られる人のほとんどに、めまいの症状がみられるとされています。

めまいは、急に立ち上がった時など目がまわるように感じるなどの症状で、比較的日常で発生しやすい症状です。めまいが発生すると、足もとの地面が回転しているような感覚に陥り、目の前が真っ暗になってしまったり、場合によっては激しい頭痛も発生するとされています。

しばらく安静にしていれば回復する事が多いですが、めまいにも恐ろしい病気が隠れている可能性画あります。

めまいが発生する原因として、三半規管という身体のバランスを調節している器官に、何らかの異常が発生することで、脳が異常信号を受け取り、めまいを感じるとされています。

Doctors and nurses discussing together

(1)血行の異常

このように、めまいは耳の異常や脳の異常が関係している場合もあるのですが、血行の異常がめまいを引き起こしている可能性も考えられます。

このようなめまいの症状は、椎骨脳低動脈循環不全症と言われますが、脳の内の動脈が詰まったりする事で、脳が酸素と栄養不足になってめまいが生じますが血管が詰まっていることで、血圧が高くなってしまい、動悸が生じる事があるとされています。

(2)不整脈

また、不整脈が発生している場合も、動悸の症状に伴ってめまいの症状が現れやすいとされています。

めまいは割と頻繁に現れる症状なので、あまり重要に考えない人が多いですが、不整脈が癖になって慢性化すると、ペースメーカーを使用して生活しなくてはならなくなるので、動悸とめまいの症状があらわれた場合は、早めに原因を検査して貰いましょう。


2)動悸とめまいに対する対処法

(1)高血圧による動機やめまいの対処法

高血圧症自体の症状は、本人が気づかないことがほとんどです。症状が現れるのは血圧が高くなりはじめた初期段階で、頭痛、めまい、肩こり、手足のしびれ、動悸、耳鳴り、疲れやすいなどです。

この初期症状もしばらく時間がたつと軽くなってくるので本人は安心しがちですが、急に血圧が上昇して激しい頭痛や吐き気、嘔吐が起こることもしばしばあります。

こういった症状が現れてくると、脳梗塞や脳出血、狭心症、心筋梗塞、腎疾患などの病気を起こしやすくなります。

なので、「食生活を改善する」「睡眠時間などを改善する」、煙草を吸っているのなら「禁煙をする」、などの生活習慣を見直すことがとても大切です。身近な事から改善していくことによって、確実に高血圧などを予防するという事です。

しかし改善している最中でも、めまいなどが完全に抑えられるわけではありません。そのため、めまいが起こった時は楽な姿勢を取り、「落ち着く」「衣服を緩めて少し寝る」などの対処法をとる事で、安全を確保する事ができます。

(2)更年期障害による動悸の場合の対処法

閉経前後10年間と言われる更年期ですが、女性ホルモンの急激な減少によって起こる様々な症状を改善するため、現在ではホルモン補充療法(HRT)が有効とされています。

飲み薬、貼り薬などで減少するエストロゲンを補充するのですが、同時に漢方や抗うつ剤などを処方される場合があります。また、動悸で医療機関を受診すると、精神安定剤(抗不安剤)漢方を処方される場合もあります。

一方、食生活の改善から症状を軽減することも選択肢のひとつです。ホルモンバランスを整えるために大豆イソフラボンの代謝物であるエクオール含有食品などにも最近注目が集まっていますので、試してみるのもよいでしょう。

(3)パニック障害による対処法

パニック障害による発作の対処法は最初のうちは気が動転してしまい、うまく出来ないこともありますが、何度も繰り返すことによって発作を止めることが出来ることが自分の中で認知できるようになります。

パニック障害の症状は特定の場所や状況になると不安な気持ちが起きてしまうことで、興奮状態になり呼吸数が増えて過呼吸になっていまい、めまいや吐き気の症状が出てしまうという病気です。

パニック障害による発作が起きてしまう前に抗不安薬を服用して不安を取り除くことも有効な発作の対処法です。

薬に頼らない発作の対処法としては深呼吸腹式呼吸などの方法があり、これらの呼吸法をすることによって呼吸の回数を減らすことができるので、過呼吸の状態を改善して動悸などの発作を緩和させる効果があります。

普段から、無理のない程度で良いので、深呼吸や腹式呼吸の練習をしましょう。


   


今回のまとめ

1)自分自身の生活習慣の見直しがとても大切です。まずは、無理のない程度から生活習慣の改善をしましょう。

2)精神的な部分からくる場合も多くみられるため、ストレス解消出来るものを見つけるもの一つの選択ではないでしょうか。

3)動悸とめまいが長く続く場合は、重い病気の場合もありますので専門医への、受診をお勧めします。