体調を崩して熱を測る女性

吐き気と寒気、それに頭痛も…。外出先で、こんな症状におそわれたことはありませんか。とても不安で、立っているのも辛いでしょう。このまま家に帰って休めばよいのか…病院に行くのも辛いし…。 今回はこのような症状がある場合の対処方法を説明します。


   


頭痛に吐き気と寒気が同時に?4大原因と病気の可能性とは


1)吐き気と寒気の2つの関係とは

吐き気と寒気が同時あるときには、身体が免疫機能を高めようとしている場合と、自律神経が失調している場合 の2つがあります。

(1)免疫機能を働かせている場合

吐き気がある場合は、胃腸の調子が悪いということは想定されます。 さらに寒気があるということは、自分の体温が上昇している可能性があるということです。このことから、何らかの感染によって、吐き気と寒気が起こっているということが疑われます。 感染とは、「体内に細菌やウイルスが侵入して増殖している状態」を指します。ヒトの身体は体内で感染起こると、細菌やウイルスに対抗するために、体温を上げて血流を増やし免疫機能を高めようとします。体温は、筋肉が細かく収縮することで作り出されるので、寒気やふるえという症状になります。 ヒトの免疫力は酵素の働きによるので、感染した場合は酵素が活性化する38℃以上の体温に上げようとするのです。

(2)自律神経のバランスが悪くなっている場合

疲労やストレス、気候の変動などで自律神経のバランスが崩れている場合にも、吐き気と寒気が起こります。胃腸の働きは副交感神経が優位のときに良くなりますが、緊張やストレス・疲労などで交感神経のほうが優位になっていると、胃液や腸液は出るけれど胃腸の動きは良く無いという状況になります。そうなると、食べても消化されにくかったり胃液が多くなったりして、吐き気になります。 また、自律神経は体温調節にもかかわるので、バランスが崩れると寒気や冷や汗が出るなどの症状になります。

2)病気の可能性とは?吐き気と寒気を伴う頭痛で考えられる病気

(1)感染による場合

食中毒・インフルエンザ・ノロウイルスなどの感染による場合は、発熱があり脳の血管が拡張するので、それによる頭痛が起こると考えられます。

(2)アルコール中毒や薬の副作用による場合

二日酔いの時には、体内に分解されていない毒素が残っているので、その物質のために頭痛が起こりますし、そ れを排出するために吐き気が起こります。 アルコールを分解する酵素の働きを活性化しようとして、身体は体温を上げようとするでしょう。

(3)自律神経失調

交感神経が優位の場合、血管拡張が起こり、偏頭痛が起きやすくなります。 また、筋肉の緊張やこわばりは血流を悪くするので、脳への血流が悪くなり緊張性頭痛につながる場合もありま す。

(4)脱水症

熱中症などで脱水状態になると、頭痛・吐き気が起こります。 身体に熱がこもってしまい、自分の体温よりも周囲の温度のほうが低くなると、寒気を感じます。

Patients undergoing the medical condition of the description

3)なぜ同時に?吐き気と寒気を伴う頭痛の4つの原因

(1)インフルエンザ・ノロウイルスなどの感染症

これらの場合は、地域での流行が起こりますので、周囲の人の健康状態やニュースによって知ることができるで しょう。

(2)食中毒・アルコール中毒・薬の副作用

これらも、自身の行動で思い当たることがあるでしょう。

(3)自律神経失調

季節の変わり目などに、知らず知らずのうちに体調を崩しているかもしれません。 ストレスが長期に続いているなどの場合にも、自覚しにくいかもしれません。 ただし、自分の意識に上っていなくても、身体は感じているので、ある日突然に症状として現れるかもしれませ ん。

(4)脱水症

脱水症を起こすのは熱中症だけではありません。 暑い時にジュースやスポーツドリンクを大量に飲み、一気に血管の中の糖分が上がると、浸透圧により身体の細 胞が水分不足になります。このような状態を「ペットボトル症候群」といいます。

4)応急処置を試そう!症状を楽にする方法とは

感染・中毒・熱中症が疑われる場合には、医療機関を受診しましょう。 その他に、日常でできる対処法について説明します。

(1)ズボンのベルトなど身体を圧迫しているものを緩める

吐き気がある場合は、腹や胸を圧迫しないほうがよいので、ゆったりした服装にしましょう。

(2)身体を温める

寒気がある場合は、熱中症で無い限り、身体を温めるほうがよいでしょう。 暑いと感じるようになったら、風通しを良くしたり冷やしたりしましょう。

(3)深呼吸

ゆっくりと深呼吸をしましょう。横になって休みながらでも OK です。 副交感神経を優位にして、身体のこわばりを取りましょう。 拍動性の偏頭痛がある場合には、水平になるよりも少し上半身を起こしているほうが楽かもしれません。


   


今回のまとめ

1)吐き気と寒気が起こるのは、免疫機能の働きや自律神経の働きと関係がある。

2)吐き気と寒気を伴う頭痛は、感染・中毒・自律神経失調・脱水症などの可能性がある。

3)吐き気と寒気を伴う頭痛の原因は、インフルエンザなどの感染症・アルコールなどの中毒・ストレスなどに よる自律神経失調・熱中症などの脱水症が考えられる。

4)吐き気と寒気を伴う頭痛を楽にする方法は、衣服を緩める・熱中症以外は身体を温める・深呼吸してリラッ クスする。 以上が今回の記事の内容となります。今回の記事で吐き気・寒気・頭痛がある方の症状の速やかな解消につなが れば幸いです。