ナースに診察を受ける患者

鼻血は、珍しい症状ではありませんし、軽んじられることもしばしばですが、もしも毎日・定期的に鼻血が出る場合は、病気の可能性があります。鼻血から発見できる場合もありますので、身体からの危険信号として早期発見に役立てましょう。


   


鼻血が毎日続く・・!考えられる2大原因と対処方法とは


1)鼻血の3つの種類と症状

「鼻をほじっているわけでもないのに突然鼻血が出る」「毎日鼻血がでてくる」「鼻血が15分以上止まらない・・」こんな症状に悩んでいないでしょうか。

一概に「鼻血」といってもいくつか種類があります。一般的に「鼻粘膜の刺激」で起こることが多いですが、病気が原因のこともありますので、出血した際は、「出血の仕方」を確認してください。

(1)外的な刺激による鼻出血

特発性鼻出血は、鼻を強くかんだり、鼻をほじる・こするなど傷をつけたときなどの「外的な刺激によって起こるボタボタした出血」です。鼻の中は柔らかく、薄い粘膜でできていて血管が多いです。特に鼻の入り口から1cmは、毛細血管が集中していて傷がつきやすく些細な刺激で出血しやすい部位です。90%とだいぶ部分の鼻血はこれに当てはまります。

(2)動脈が切れることによる鼻出血

動脈性鼻出血は、「太い動脈が切れて起こる出血」です。45歳~55歳の中高年で高血圧の方に起きやすいといわれています。原因は明らかではないですが、動脈硬化で動脈の壁がもろくなったことにより、鮮やかな鮮血がが勢いよく出血し鼻からだけではなく口からも大量に出血する場合があります。救急車を呼ぶなど一刻も早く医療機関で診てもらう必要があります。

(3)病気や薬による鼻出血

症候性鼻出血は、白血病や血友病などの血液の病気をはじめ、肝臓病や腎臓病、高血圧などがあると、鼻血が出ることがあります。また、狭心症や心筋梗塞(コウソク)の患者さんでは、服用している「抗凝血薬」などの影響で、鼻血が出やすくなることもあります。鼻血が5分以上たっても止まらなかったり、頻繁に繰り返されます。一度医療機関で診察にいきましょう。

2)鼻血が毎日続く・・!考えられる2大原因とは

鼻血が毎日にように続く鼻血の原因として、身体からの病気のサインかもしれません。どのような原因が考えられるのか詳しく見ていきましょう。

(1)局所的要因

風邪やアレルギー性鼻炎、急性鼻炎、慢性副鼻腔炎などの炎症疾患の存在があり、鼻がつまる・かゆいなどといった症状があるために鼻をさわる機会が増え鼻出血をきたすことがあります。

また鼻の中の異物や鼻中隔が曲がっているために、凸側の粘膜が刺激を受け出血しやすい鼻中隔彎曲症、稀ではありますがたびたび鼻出血を繰り返して出血量の多い場合には腫瘍性疾患のこともあります。

(2)全身的要因

高血圧や動脈硬化などの循環器疾患、血小板減少症・血友病・白血病などの出血性血液疾患、肝疾患、糖尿病、薬剤性が挙げられます。

特に高齢者の場合は内服している薬の中に出血傾向のみられる薬剤(抗凝固作用を有する薬剤や消炎鎮痛剤など)が含まれていることがあり、薬の副作用に夜場合もありますので注意が必要です。

Doctor visiting a patient

3)応急処置!鼻血が出た場合への正しい4つの対処方法

日本人の60%が鼻血を経験するといわれていますが、ほとんどの場合は以下の対処方法で止血が可能です。ただし、頭蓋骨骨折など「頭のケガが原因によるさらっとした鼻血」は対処方法が異なります。無理に止血や詰め物などをしないように注意してください。

(1)小鼻を10分間強く抑える

出血している場所(小鼻)を親指と人差し指で約10分間強くつまんで止血する「圧迫止血方法」です。たいていの鼻血はこの止血方法で止まります。ティッシュや綿花をつめてから鼻をつまんでも構いませんが、取り出す際に再出血する可能性があります。

(2)前かがみに座る

血液をのどに流さないようにするために、座った状態で前かがみになってください。のどに流れた血液を飲み込んでしまうと後で気分が悪くなったり嘔吐してしまう可能性もあるので横向きになったり上を向いたりせず、流れてきた血液は口の外に出すようにしましょう。

(3)落ち着く

急に鼻血が出ると誰でも動揺してしまうものですが、不安が強くなると血圧が上昇して出血が止まりにくくなります。特に「高血圧と診断されている方」はまずは安静にして様子を見てください。

(4)医療機関を受診する

自己判断ができない場合や、以上の対処方法でも止血しない場合は、できるだけ早く近くの耳鼻科で診察してもらいましょう。細菌が体の中に入る危険性や鼻の奥からの出血であったり全身疾患が存在している可能性があります。

4)鼻血が毎日続く・・考えられる深刻な病気とは

上記で鼻出血の想定される原因を記述しましたが、鼻血が毎日続く場合に考えられる深刻な病気の初期症状の可能性もあります。

(1)白血病

高血圧、腫瘍、蓄膿症など考えられる病気がありますが、特に怖いのが血液のがんといわれる「白血病」の可能性です。発症年齢は子供から大人まで幅広く、鼻出血とともに37度から38度の微熱を伴います。止血しても止まりにくく、あざができやすい傾向があります。

Female doctor holding a stethoscope in his hand, two doctors and patient are on the background

5)症状が続く場合に!試してみたい検査方法

一般的に鼻血の要因は、「心配のない鼻血」であることが多いですが、どうしても不安な方には2つ検査方法を紹介します。

(1)鼻血の頻度と量の増加

「以前よりも鼻血が出やすくなった人」「鼻血の量が多くなった人」以上に当てはまる方は「鼻血が出やすい体質らしい」と安易に考えるのではなく、医療機関で検査し、原因を特定する必要があります。

(2)鼻血の後のドロっとしたかたまり

鼻血がしばらく続いたあとにどろっとした大きなかたまりが出たことを経験した人は、あまりの大きさにびっくりしますよね。「血液の凝固作用」によるものなので、必ずしも病気の心配をする必要はありません。

6)病気の場合には・・?行うべき治療方法

(1)できるだけ早く専門医を頼る

年齢や血圧、服用する薬など幅広い要因が鼻出血の要因として考えられることがお分かりいただけたと思います。鼻出血は命に関わる危険な病気の可能性もあります。鼻出血の診断は「どのような原因で、どこからの出血か」を、まず見極める必要性があります。自己判断ができないことが多いですので、かかりつけの医師か耳鼻咽喉科専門医での診察、治療をおすすめします。

7)鼻血へ日常からできる3つの予防習慣

背後に病気が隠れていないタイプの鼻出血が多い人は食生活を見直すのがおすすめです。3つの「鼻血を防ぐ効果のある食材」を最後にご紹介します。適宜摂取して鼻出血を予防しましょう。

(1)おそば

そばに含まれる「ルチン」という成分が、毛細血管の今日かをはかってくれます。これから暑くなる夏は冷たく、冬は温かくしておそばを食べるのも効果的です。

(2)たんぱく質

主に、たまごや大豆、牛肉などに含まれる「たんぱく質」には血管強化の働きがあります。動物性・植物性バランスよく摂取することが大切です。

(3)お茶

緑茶やウーロン茶な度に含まれる「タンニン」は止血効果を施してくれます。タンニンは鉄分の吸収率を下げるので、鉄分を含む製品と一緒に摂取しないよう心がけてください。


   


今回のまとめ

1)鼻血の3つの種類と症状

2)鼻血が毎日続く・・!考えられる2大原因とは

3)応急処置!鼻血が出た場合への正しい4つの対処方法

4)鼻血が毎日続く・・考えられる深刻な病気とは

5)症状が続く場合に!試してみたい検査方法

6)病気の場合には・・?行うべき治療方法

7)鼻血へ日常からできる3つの予防習慣