頭を押さえている女性

今はストレス社会であふれています。近年、過度のストレスにより、ふらつきやめまいなどを引き起こし、平衡感覚がおかしいと感じて病院へ訪れる人が増えています。

中には重い病気が隠れている場合があるため、症状を見極め、早めに対処しましょう。


   


【ふらつき注意】平衡感覚がおかしい原因5つ!対処法とは?


1)平衡感覚がおかしいってなに?代表的な症状とは

(1)足がおぼつかない

二日酔いでもないのにふらふらします。これが連日続くなら気を付けなくてはなりません。

(2)ふわふわした感じがする

立ったままの状態、座ったままの状態でもなります。また、姿勢を変えただけでも症状があります。

(3)立った瞬間気が遠くなる

いわゆる立ちくらみを起こし、目の前が真っ暗になります。

(4)立った瞬間頭痛やめまいがする

急に立つことで、頭痛とめまいが同時に起こります。

(5)耳なりと頭痛がある

キーンという耳なりと頭痛が同時に発生します。

2)そもそも平衡感覚とは?身体のメカニズムとは?

「耳」は聞くという働きの他、「平衡感覚を保つ」という働きがあります。例えば、頭部を重点に左右向いたり平行感覚を保てるのもこのおかげなのです。

耳の奥の方に「三半規管」と「前庭」という器官があり、傾けるとリンパ液が流れ、それも「有毛細胞」という細胞が関知し、三半規管はリンパ液でいっぱいになります。

そして、前庭にもリンパ液が流れることでセンサーが作動し、これが小脳へ情報を送り込みます。これにより平衡感覚を保つことができます。

3)なぜ症状が現れる?平衡感覚がおかしい場合の5大原因

(1)自律神経

体の臓器を無意識に動かすのは自律神経です。この乱れが続くと平衡感覚も連鎖して鈍くなります。

(2)睡眠不足

脳の疲れが取れていないと、脳の信号が届きにくく、平衡感覚がおかしくなります。

(3)首・肩こり

首や肩こりが起こると、首回りの筋肉と耳の後ろ、後頭部の筋肉が繋がっています。血流が悪くなると、三半規管の機能も低下します。

(4)ストレス

ストレスがかかると全身の筋肉や内蔵、器官、脳の血流が悪化してしまします。これにより平衡感覚もおかしくなります。

(5)脳の病気

脳梗塞、脳腫瘍などの思い脳の病気になると、信号が届かないため、平衡感覚を保つことが難しくなります。

4)試せる処置とは?症状への対処方法

(1)体制を整えて安静にしましょう

首や頭を動かさないようにすることで安定してきます。無理に動かすと症状が悪化してしまいます。ふらつきやめまいなど起こると、倒れ危険性がありますので、怪我の予防のため、座ったり低姿勢を保ちましょう。

(2)耳・目の休息を

頬杖をついたまま耳をさすり、耳の血流を良くしましょう。ふらつきやめまいなど起こったら、一定の遠くを見る事で安定し、心も冷静になります。音の情報をシャットダウンすることで耳の負担を減らしましょう。

資料を確認しているナースと医者

5)病気かどうかのチェックと判断基準とは

(1)座ったままの状態で、天井が回転するような激しいめまいがするのかどうかで見極めます。

(2)座っても横になっても、とにかく動けないほどの激しい回転性のめまいが起こった場合は注意します。

(3)突然耳が聞こえなくなり、弱いめまいがあれば、そのまま放置せず、病院を受診しましょう。

(4)呂律が回らず、手足が動かないなどの運動障害が現れる場合はすぐ救急車を呼びましょう。

(5)痛みや冷たさなどの感覚がわからなくなる、長く続く場合は病院へ行きましょう。

6)症状が続く場合に可能性のある6種類の病気とは

(1)メニエール病

耳にリンパ液が増え、水ぶくれのようになる病気で、平衡感覚が保てなくなります。特に女性に多く、不眠やストレスなどが原因です。

(2)起立性低血圧

立ちくらみの事です。血の気が引いて目の前が真っ暗になり、平衡感覚がおかしくなって、倒れる人もいます。特に貧血が多い人や、更年期障害の人に多いです。

(3)自律神経失調症

交感神経と副交感神経のバランスの乱れで体のあらゆる機能が低下し、免疫力も低下してしまいます。これもストレスが原因です。

(4)脳出血

食生活、運動不足、ストレスなどが原因で、脳の血管から出血する病気で、重い症状では後遺症が残る可能性があります。

(5)脳腫瘍

脳に腫瘍ができる、いわゆる脳の「癌」です。症状が重くなると、やがて平衡感覚がおかしくなります。高脂肪食品の取り過ぎや喫煙、過度のストレスが原因と言われています。

(6)突発性難聴

突然耳が聞こえなくなる病で、ストレスが原因です。

(7)前庭神経炎

強い回転性のめまいが長時間続くことがあり、メニエール病の関連性のないのが特徴で、ストレスが主な原因です。

7)検査・治療方法をチェックしましょう

(1)検査方法

検査は内科で診てもらいましょう。体のふらつき具合を検査します。動く心動揺計に乗って、眼を閉じた状態と開けた状態の検査をします。

そして眼振検査で赤外線カメラを使い、眼の揺れ具合を検査します。他には書字検査により、患者さんに字を書かせ、症状がないかをチェックします。これらを合わせ、だいたい3000円ほどで検査ができます。

(2)治療方法

急なふらつきならば、MRIやCTなどで検査を行、病気の診断されれば、それらの精密な治療を行います。しかし病的なものではなく、心因性からくる軽度のふらつきやめまいなどは、主にストレスが原因です。

まずは悩みごとを友人に相談したり、あるいは婦人科で診察し、薬を処方してもらいましょう。またカウンセラーに相談してみるのも良いです。ストレスが軽減されるには個人差がありますが、早期の回復効果があります。

8)平衡感覚がおかしい症状への予防習慣とは

(1)1日3食の栄養バランスの取れた食生活を送るようにしましょう

(2)ストレスを溜めずに自律神経を乱さないような生活習慣を身に付けましょう

(3)1日8時間の睡眠をしっかり取りましょう。睡眠不足でも睡眠の取り過ぎは良くありません

(4)シャワーだけでなく、ゆっくりとお風呂につかって体を温めましょう

(5)軽い運動を取り入れます。軽いジョギングや20分くらいの有酸素運動をしましょう。時間のない人でも、なるべく階段を使ったりするのも良いでしょう


   


今回のまとめ

1)二日酔いでもないのにふらつきがあるなら注意が必要です

2)立ちくらみがあったら、ケガしないために低姿勢になりましょう

3)平衡感覚がおかしくなる原因は、ほとんどストレスが原因です

4)平衡感覚は耳の奥にある器官で成り立っています

5)ふらつきやめまいは病気の可能性もあります

6)平衡感覚がおかしくなる前に生活習慣から予防していきましょう