首をおさえる女性の患者

日常生活において左の頭が痛いのを、放置していると頭痛から考えられる大きな脳の病気を見逃してしまうかもしれません。

今回の記事では、左の頭が痛い症状が出た時に考えられる原因や左の頭が痛い症状から考えられる病気などについて紹介していきます。


   


左側の頭痛の3大原因!病気の可能性とは


1) 左側の頭痛の2つの症状

(1) 群発頭痛

片側の眼の奥から側頭部にかけて痛みがあり、人により後頭部・肩まで痛む場合があります。痛みの強さは、激痛をともなうものです。

痛みと同時に、鼻づまり・鼻水・涙・目の充血などの自律神経症も発症します。痛みの時間は15~30分、期間は2週間~2ヶ月ほどで続けて決まった時間に発症します。

(2) 片頭痛

こめかみ・眼の奥・側頭部に痛みを発症することが多く、額・頭頂部にも偏頭痛により痛みを感じることがあるそうです。

痛みは数時間から、重ければ1週間ほど続く場合もあります。しびれを伴う片麻痺片頭痛というものもあります。


2)左側の頭痛の3大原因

(1) 眼精疲労

PCなどの目を酷使によって、外眼筋を過剰に緊張し続けることが眼精疲労を発症し、片頭痛を引き起こすので眼の奥の痛みや目を圧迫するような痛みを引き起こします。

(2) アルコール

アルコールなどの摂取により、血管が拡張され群発頭痛を誘発する原因になります。

(3) 脳内における脳梗塞・脳内出血

左の頭が痛いと共にしびれがある場合、脳梗塞や脳内出血が原因となって左の頭が痛い可能性があります。


3) 左の頭が痛い場合へ!自宅でできる3つの対処法

(1) 患部を冷やす

片頭痛の場合、血管の拡張により痛みが誘発されている可能性があるので、冷たいタオルなどで痛みがある場所を冷やすことにより、拡張された血管が収縮し痛みが収まる可能性があります。

(2) 暗い静かな部屋

光や音などの刺激は、頭痛を起こす誘因になる可能性があるので、暗い静かな部屋で安静にしましょう。

(3) 病院へ

群発頭痛に対処するためには、医師から処方された薬などが効果的です。医師に相談し、脳梗塞などの可能性も一緒に検査してもらいましょう。

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4)左側の頭痛の場合に考えられる5つの病気

(1) くも膜下出血

脳を覆う、くも膜の下に出血が見られる病気で、発症による死亡率が高い病気です。頭全体・前頭部・後頭部などに痛みを発症し、吐き気や嘔吐などの症状も発症します。

(2) 脳出血

脳内血管が何らかの原因で破れて脳内で出血する病気です。出血により脳内の血腫が大きくなると、頭蓋内圧が高くなり脳ヘルニアを引き起こします。

重症の場合、脳幹が圧迫され死亡する可能性があります。症状は、頭痛・意識障害・片麻痺などが多くの人で見られます。

(3) 脳腫瘍

脳組織の中で異常な細胞が増殖することでおきる病気です。異常な細胞の増殖により、頭蓋内に腫瘍ができ頭蓋内圧が上がることで頭蓋内圧亢進症状が発症します。

頭蓋内圧亢進症状は頭痛・吐き気・嘔吐などの症状が見られます。また、腫瘍による局所症状により言語障害・視力障害なども発症します。

(4) 髄膜脳炎

脳や髄膜に感染症などで、炎症が起こる病気です。症状は、頭痛・けいれん・発熱などを発症します。

(5) 慢性硬膜下出血

頭部外傷などにより、脳を包んでいる硬膜と脳との間に出血する病気です。

発症初期は、症状がない場合や頭痛があるだけのことが多く、出血による血腫ができることで頭蓋内圧亢進症状を発症し、脳ヘルニアを発症して死に至る可能性があります。


5) 左の頭がひどく痛い場合にすべき4つの検査

左の頭が痛い場合には、原因を特定するためにも頭痛の専門家である頭痛外来か神経内科、脳神経外科にて検査しましょう。

(1) 問診

(2) MRI検査

(3) CT検査

(4) 血液検査

症状や病院の医師の判断により検査内容は変わってきます。

Doctors have confirmed the MRI image


6) 左の頭がひどく痛い場合にすべき2つの治療

左の頭がひどく痛い場合にすべき治療法としては、頭痛外来などで脳の病気の検査をして診断してもらい、症状に合わせた適切な治療をしてもらうようにしましょう。

片頭痛・群発頭痛が原因で痛む場合は、以下の治療法が考えられます。

(1) 薬物療法

片頭痛や群発頭痛により左の頭が痛い時は、薬物療法を行ないます。

薬物療法も大きく分けて2つの方法に分かれ、頭の痛みが出た時に服用する頭痛抑制治療と、頭痛を出にくくする頭痛予防治療があります。

(2) 酸素吸入

群発頭痛で頭が痛い症状が出た時は、酸素吸入を15分程度行なうことで速やかに痛みを取ることができ、群発頭痛の治療では欠かせないものになっています。


7)左側の頭痛の症状への3つの予防ポイント

(1) 内服薬

治療法でもあった、頭痛予防薬を長期服用することで頭の痛みの発症を予防することができます。

(2) 生活習慣の見直し

頭痛は空腹時に発症しやすいため、食事はきちんと摂取しましょう。

食生活でもアルコールやチョコレートなどは頭痛を起こす血管の拡張や血圧の上昇する成分が含まれているので注意しましょう。

睡眠不足・寝すぎも頭痛の原因となります。平日と休日はなるべく同じペースで睡眠時間をとりストレスや疲れを溜めないようにしましょう。

(3) 頭痛原因の把握

頭痛の誘因は人により違うので、手帳などで生活周期や頭痛の起きた時間、食べたものなどを記録しておき、発症誘因の把握をしましょう。

原因の把握により、頭痛の誘因となる生活習慣を見直し改善することで頭痛の痛みを回避することにつながるはずです。


   


今回のまとめ

1) 左の頭が痛い症状として群発頭痛と片頭痛が考えられます。

2) 左の頭が痛い原因として、眼精疲労やアルコール、脳梗塞・脳内出血などが考えられます。

3) 左の頭が痛い場合の自宅でできる対処法としては、患部を冷やし、暗い静かな部屋で安静にし、頭の痛みに対して適切な治療をするためにも病院に行きましょう。

4) 左の頭が痛い場合に考えられる病気としては、くも膜下出血・脳腫瘍・脳出血・髄膜脳炎・慢性硬膜下出血などが考えられます。

5) 左の頭が痛い場合の検査として、頭痛外来か神経内科、脳神経外科にて問診・CT検査・MRI検査・血液検査などがあります。

6) 左の頭がひどく痛い場合にすべき治療として、頭痛外来か神経内科、脳神経外科にて脳の病気でないかを検査してもらい、片頭痛や群発頭痛であれば医師の処方する薬物療法や酸素吸入などが治療法となります。

7) 左の頭が痛い症状への予防ポイントとして、内服薬や生活習慣の見直し、頭痛原因の把握などで予防できます。