若い男性にX線写真を見せるドクター

「副鼻腔炎」=フクビクウエン。一度は何かで聞かれたこともあるのではないでしょうか。実は、最近、この病気に感染する患者数が増加傾向にあると言われています。

今回は副鼻腔炎の原因と対処方法と頭痛との関係をお伝えします。


 


副鼻腔炎で頭痛が起こるワケ!3つの対処法とは


1)そもそも副鼻腔とは

実際に、感染経験がある方の実体験を聞くと、「不快感」そのものだそうです。

今回は、その意味を示しながら、副鼻腔炎になった時の対処方法、副鼻腔炎とは何かや、そもそも副鼻腔とな何かについても触れながら、この病気のメカニズムを知ってもらい、少しでも対策予防に繋げて頂けると幸いです。

まずは、副鼻腔について紹介しましょう。簡単に言うと顔の3分の2を占める空洞部分です。理科の実験室の置いてある人体模型を見たことがある方は、なんとなくお分かりいただけるでしょうか。

丁度、鼻の横から、額にかけての部分がくぼみとなっているのですが、丁度その部分を総称して「副鼻腔」と呼びます。

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参考:肌らぶ(http://hadalove.jp/)

 2)副鼻腔の役割

副鼻腔は、馬や猿等、他の哺乳類にも見られますが、一番副鼻腔が広いのが人間です。その理由として、副鼻腔の役割が大きく関係しています。

哺乳類の中で、人間の脳が一番大きく、重量があるため、頸部や脊椎への負担を少しでも軽くする為に、進化の過程で徐々に広くなっていきました。

丁度、レーシングカーのボディーを1グラムでも軽くする為に、絶妙に穴を開ける感じです。次の大きな役割として、「クッション」の代わりを果たすことです。

程よく開いた空洞が、脳の衝撃を和らげる役目をしています。発生の共鳴作用を起こす役割もしています。

管弦楽器と同じイメージと捕らえると良いかもしれません。このように、縁の下の力持ち的な役割をしてくれている副鼻腔ですが、その反面、感染症なども引き起こしやすい部位でもあるようです。


 3)副鼻腔炎から起こる身体の変化とは

副鼻腔炎を発症し、身体にも変化が現れます。その代表的な変化は「頭痛」です。副鼻腔内に、膿がたまる事で、空気の循環が上手く行かない事で、頭にも当然空気が上手く行き渡りません。

そうなると、頭が酸欠に近い状態となり、「ボーっ」となったり、頭痛を引き起こします。また、嫌な匂いの原因にもなります。内面から匂ってきますので、本人しか感じる事の出来ないとっても不快な物となります。

4)副鼻腔炎と頭痛の関係

蓄膿症や副鼻腔炎はほとんどの場合、頭痛を併発させます。それは鼻と頭が密接な関係にあるためです。

副鼻腔に溜まった膿は、おでこの近く付近までどんどん溜まっていく現象が起こると、強い頭痛を併発させるケースがあります。

これが酷くなると、こめかみや後頭部まで頭痛を悪化させる場合もあります。この頭痛は膿を適切にに取り除く事で解消されていきます。

治りが悪い場合、頭痛が続く場合は、耳鼻科の早急な治療をお勧めします。

Psychiatrist and woman patient


 5)副鼻腔炎の原因

副鼻腔炎の原因について述べていきます。前章で、副鼻腔の役割を簡単に述べましたが、もう一つ重要な役割として、鼻から吸い込んだ「空気の抜け道」の役割もしています。このことが副鼻腔炎を引き起こす要因の一つとなっています。

酸素の中のウイルスが副鼻腔内で感染し、炎症を引き起こす事で、膿が出来ます。この膿が、副鼻腔内の空気の循環を妨げることで、本来外に出るはずの膿が溜まって炎症を引き起こしてしまいます。これを続に言う「副鼻腔炎」の原因です。

また、膿がたまってしまう原因としては、本来、副鼻腔内には「綿毛」と呼ばれる細かい毛が無数にあり、それが、中に入ってきたウイルスを出す役目をしているのですが、粘膜に膿が溜まることで、綿毛が機能せず、本来出るはずのウイルスが出ないようになってしまうことも原因の一つです。


 6)副鼻腔炎の3つの対処方法

副鼻腔炎の対処方法について、紹介していきます。

(1)部屋の換気

この病気の特徴として、ウイルス性であることから、まずは、部屋の換気などにも気を配る必要があります。まずは、部屋の空気の入れ替えをすることや、空気清浄機などを上手に利用しながら、自分自身の住環境を整えると良いでしょう。

つまり、寝ている時間帯の空気を少しでも良くする事で、粘膜に原因菌を付着するのを予防することにも繋がります。やはり、寝ている無意識の間の空気を如何にして、新鮮な状態を保つかも副鼻腔炎の症状緩和にもなるでしょう。

(2)ビタミン摂取

そして、自分の栄養状態にも気を配る必要があります。特に、ビタミンは粘膜を保護する役割がある栄養素と言われていますので、積極的に取られると良いでしょう。身近な所では、柑橘系の果物などが良いでしょう。

(3)鼻うがい

鼻うがいは副鼻腔を洗浄するのに有効な手段です。0.9%程度の生理食塩水が望ましいです。鼻の中に入れる事で、痛みを伴わずに鼻を「ゆすぐ」事ができます。

0.9%と言うのは、コップ1杯250ccに対しに2g強程度です。ご家庭にある普段料理に使っている塩で大丈夫です。一回のうがいを5から6回、10秒ずつ行うと良いと言われています。普通の水で行うと痛みを生じますので、注意しましょう。


7)頭痛など続く場合は、お医者さんへ

嫌な匂いや、頭痛が1週間以上続く場合は、やはり、お医者さんにかかりましょう。耳鼻咽喉科が一番確実です。

症状を伝えれば、対応する薬を処方してもらえるでしょうし、また、直接見てもらう事で、自分の対応も確実に出来るので、精神的にも安心です。近所に耳鼻咽喉科のお医者さんが無ければ、外科の先生でも良いでしょう。


   


今回のまとめ

1)副鼻腔は、空気の通り道でもあり、クッションの役目をしている、重要な空洞です。

2)空気通り道であるが故に、ウイルス感染もし易いう部位。その感染した病気が副鼻腔炎。

3)頭痛や、イヤナ匂いも引き起こす。

4)部屋の空気を入れ替えながら、長引くようであれば耳鼻咽喉科を受診しましょう。