頭痛で休んでいる女性

熱のある風邪やインフルエンザになった人は誰しも、関節の痛みと発熱の経験はあるかと思います。しかし、微熱なのに節々が痛いという症状があった人も少ないかと思います。微熱が続き、節々が痛む、そんな症状の原因と対処方法について節々が痛むメカニズムも含めてご紹介します。


   


節々が痛いし微熱が続く?注意したい3大原因と対処方法とは


1)そもそも節々が痛いとはなに?

節々とは体に存在する関節のことをさし、膝、肘、股関節、足や手にある指の関節を指します。ここでいう熱と同時に発症する痛みは激しいものではなく、体全体がだるい、重いような感覚が多くみられます。

熱がでるというのは体がウィルスと戦っている証拠であり、その際に体内に分泌されるウィルスから体を守る物質が他の細胞を攻撃しないようにする他の物質が関節の痛みに関わっていると考えられています。

2)なぜ症状が現れる?節々が痛いし微熱が続く3大原因

(1)ウィルスや細菌の侵入

ウィルスや細菌が侵入すると白血球からウィルスを倒すためのサイトカインという物質が分泌されます。その分泌が過剰だと臓器に悪影響がでるためサイトカインの分泌を抑え込むためにPGE2という物質が次に分泌されます。このPGE2という物質が関節の痛みをうながすと考えられています。

(2)関節の異常

加齢に伴い、骨や筋肉を含めた体の機能が衰え、昔は何ともない運動でさえも大きな負担を与えます。そのため、ダメージを受けやすい関節では痛みを伴いやすくなります。

(3)他の病気

上記に挙げた原因以外にも他の病気で微熱や関節痛を伴う場合があります。

3)試せる応急処置とは?症状への対処方法とは

以下はあくまで応急処置となりますので早い段階で内科や整形外科がある総合病院で診察を受けるようにしましょう。

(1)安静にする

免疫の反応や運動の疲れから関節痛がある場合は安静にすることで体が原因となるダメージやウィルスを追い出すのに注力するので症状が和らぐ場合があります。しかし、数時間の安静ではなく、数日の安静が前提となります。

(2)冷やす

関節の痛みが関節で起こる炎症が原因の場合や氷や冷湿布を貼り、冷やすことで痛みを和らげる場合があります。しかし、他の理由の場合は効果がなくただ、体を冷やすだけになるので注意してください。

4)病気かどうかのチェックと判断基準とは

症状が3日以上続く、または痛みが日に日に増しているような場合は病気を疑った方がよいでしょう。ただの風邪の場合も熱と関節痛がありますが、1日、2日安静にしておくまたは風邪薬を服用することで症状が悪化することはなく、和らぐ場合が多いです。

また、熱や関節の痛みの症状と同時に激しい頭痛や腹痛、動けない、目まいなど、他の症状が出る場合も病気を疑いすぐに病院で診察を受けるようにしましょう。

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5)症状が続く場合は注意!可能性のある3種類の病気とは

(1)インフルエンザ

インフルエンザウィルスが粘膜を通して体に侵入することで発症します。このウィルスは空気感染もする非常に感染力が高く、感染すると2日ほどの潜伏期間を経て体内で増殖します。38度以上の熱、関節や筋肉の痛み、咳や鼻水などの風邪に似た症状がでますが、症状が急にでることが風邪と見分ける1つの特徴です。免疫力が低い赤ちゃんやお年寄りは場合によっては命を落とす原因にもなりうる病気です。

(2)関節リウマチ

無理な運動や加齢が原因で、関節で起きた炎症により関節にある滑膜が厚くなることで骨や軟骨が壊されます。関節が変形してしまう病気です。関節は体を支え、歩くまたは走るのになくてはならない箇所です。そのため関節リウマチになると腫れと痛みで関節を動かすことができなくなり日常生活に大きく支障がでます。

(3)膠原病

膠原病は女性に多く発症する病気の1つで複数の臓器で障害がおきる全身性の病気です。この病気には自分の免疫が自己の細胞を破壊してします自己免疫疾患、代謝の働きをする結合組織が炎症をおこす結合組織疾患、最後に関節リウマチ(上記で説明した関節リウマチもこの病気の1種と考えられています)があります。

6)専門家での検査を!症状が気になる場合へ試したい検査・治療方法

(1)検査方法

‐ウィルス検査

インフルエンザウィルスの場合は喉や鼻の粘膜からウィルスを調べることができます。摂取してからキットを使用して30分以内に検査結果がわかります。検査費用も2000円以下におさまる場合がほとんどです。

‐MRI

磁場を使用して体内を映像化して異常がないかを調べます。CTスキャンに比べて放射能被爆はゼロであり、かつ骨だけでなく、神経や血管の異常も調べることができます。検査自体は1時間かかる場合もありますが、おわればすぐに結果がわかります。費用は1万円以上かかる場合があります。

(2)治療方法

‐薬物治療

インフルエンザウィルスに対しては抗インフルエンザウィルス薬があり、飲むタイミングによっては症状を軽く抑えることができます。また、関節性リウマチに対しても新薬が開発されており、痛みを和らげるだけでなく、進行を遅らせるまたは骨や軟骨の破壊を防ぐこともできます。免疫の異常の場合も免疫抑制剤を服用する場合もあります。症状や検査タイミングによって服用する薬や期間は異なるため医師に指示に従い、服用をしましょう。

‐手術療法

関節性リウマチの進行状況によっては関節を人口関節に取り換える手術を行う場合があります。人口ですが耐用年数も最近では長くなっており日々の生活を送るのに支障がないようになります。昔に比べ多くの医療機関で導入されており、多くの人が受けることができるようになっています。費用や期間、またリスクなどは医師から説明をしっかり聞くようにしましょう。

7)生活習慣から改善を!症状への予防習慣とは

(1)食事

免疫力が下がることで体内にウィルスが侵入することが容易となります。免疫力を下げないために、納豆やオクラなど粘着力のある食事をとることを心がけるとともに、毎日3食、規則正しく食事を摂取するようにしましょう。たんぱく質の多い食事は消化しにくく消化器官が負担がかかるため、気をつけましょう。

(2)半身浴

免疫力を上げる1つとして半身浴があげられます。半身浴で体を温めることにより自律神経を正常にもどし、体全体に免疫細胞である白血球やリンパ球がいきわたります。そのため、毎日可能であれば20分以上、35度~38度のお湯に胸辺りまでつかり、発汗していることを意識することが大切となります。

(3)適度な運動

体温を上げるもう1つの方法が適度な運動です。毎日仕事や家事におわれ忙しい人も多いと思いますが、20分ほどでもジョギングやランニングをする、昼の休み休憩に外にジムに行くなど運動を習慣づけることが重要です。通勤の際にエレベータやエスカレータの利用を控え、階段を使用するのも運動を容易に取り入れるポイントとなります。


   


今回のまとめ

1)そもそも節々が痛いとはなに?

2)なぜ症状が現れる?節々が痛いし微熱が続く3大原因

3)試せる応急処置とは?症状への対処方法とは

4)病気かどうかのチェックと判断基準とは

5)症状が続く場合は注意!可能性のある3種類の病気とは

6)専門家での検査を!症状が気になる場合へ試したい検査・治療方法

7)生活習慣から改善を!症状への予防習慣とは