椅子に座って休む女性

お酒好きの方もお付き合いで飲んでしまう方も、一度は経験したことがある、「二日酔い」。そして、併発する頭痛。この2つは切っても切れない関係なのです。

今回は、二日酔いと吐き気の解消ポイント、また頭痛との関係をお伝えします。


   


二日酔いと吐き気の原因!3つの解消方法とは


1)頭痛が起きるメカニズム

(1)アルコールに含まれるアデノシン

お酒にはアルコールが含まれている事は、殆どの方が御存知でしょう。このアルコールに含まれている、ある物質が二日酔いと共に、頭痛を引き起こす原因となっています。

その物質は「アデノシン」。必ずと言っていいほど含まれている物質です。

(2)アルコールとアデノシンの相互作用

アルコールは、血管を拡張させます。よく、お酒を飲んだら顔など、身体が赤みを帯びてくる。

それは、血管が広がり、血行が「良くなっている」状態です。そして、アデノシンも、血管を拡張させる効果をもつ物質と言われています。

ですから、「ダブル」の作用で広がった血管が、脳の神経を圧迫し頭痛を引き起こします。

この2つは、血管滞在時間が長いので、翌朝にも引きずってしまうことになり、いわゆる「二日酔い」となってしまいます。


2)頭痛の痛み別の3つの対策方法

(1)ズキズキする痛みへの対策

代表的な痛みである「ズキズキする痛みにはどうすれば良いのでしょうか。この痛み、とっても不快な感覚ですぐにでも取り去りたい物ですよね。

この時、血管が拡張していることで頭痛を引き起こしている痛みですので、血管を収縮させる飲み物を摂ると良いでしょう。

その代表的な飲み物とは、コーヒー牛乳と言った身近な飲み物です。特に、コーヒーに含まれるカフェインは血管を収縮させる作用があると言われています。

また、牛乳に含まれるセントロニンも同様の作用があります。少し話が逸れますが、銭湯に牛乳が今でも、ビンで販売している所が多いようですが、ある意味理に叶っていると言えます。

入浴やサウナで拡張した血管を、元の作用に戻すことで正常な血流にする。もちろんそこまで考えて飲まれている方は少ないかと思いますが、よく考えられていますよね。コーヒー牛乳がベストではないでしょうか。

カウンセリングを受ける若い男性

(2)脱水症状への対策

だるさ、吐き気、食欲不振などは脱水による二日酔いです。二日酔いの症状で、頭痛の次に多いとされる、これらの症状。

実は脱水症状が原因です。お酒に含まれるアルコールには利尿作用があり、飲酒中は特にトイレに行く回数が増えますよね。

その時、私達が思っている以上に、水分が失われている状態です。また、アルコールにより、血管が拡張し、血流が良くなっている時は、身体の発汗も促される状態です。

アルコールによって失われる水分量の目安です。

アルコール50mlで、600から1000mlの水分が失われます

ビール500mlを2本飲むと、1000mlの水分が失われます

ですから、簡単に、1000ml=1リットルの水分を失う事ですから、相当量の水分が体外に放出されていることになりますが、飲酒中は気分が高揚している為、このような事は、「気にならない」のです。トイレに行った後また、お酒を飲む。

この循環を繰り返せば繰り返すほど、身体の水分は失われることになりかねません。ですから、対策として翌朝の水分不足を補ってくれる食べ物や飲み物を摂る事

その代表的な食品として、お味噌汁スポーツドリンクお茶です。味噌汁の塩分や、スポーツドリンクに含まれるナトリウムやカリウムが身体の水分状態をバランスよく整えてくれる働きをしてくれます。

また、用意できるのであれば、味噌汁にシジミなどの貝類を入れると、一層効果的だと言われています。貝類にもナトリウム、カリウムなども多く含まれています。

(3)肝臓への対策

肝臓は、アルコールを優先的に処理しようとします。飲酒をしている間、肝臓がアルコールを分解・処理してくれています。

本来、肝臓の働きは食物から糖を分解して、適切な状態に処理するのが主な働きですが、アルコールが体内に入ってくると、糖の分解よりもアルコールの分解を優先してしまいます。

したがって、飲酒時の肝臓は、本来の機能である「糖の調節」をしにくい環境になっており、その結果、身体は低血糖状態になります。

糖は脳や身体のエネルギーとなって働いてくれる、いわばガソリンのようなもの。適度に供給されないと、体のダルさや、思考の低下(頭がボーっとする)になってしまいます。

この時、対策として、吸収しやすい、果糖のフレッシュジュースを飲むことです。特に、オレンジジュースレモンの果汁を絞ったジュースが良いとされています。


3)水分補給の際に気をつけたいこと

何をとるかも大事ですが、どのような水分を摂るかも大事なこと。補足の意味で紹介させていただきます。

(1)冷たすぎないもの

水分の温度はなるべく、ぬるま湯程度の温度が望ましいです。身体に入った水分は、胃を介して、腸から吸収されますが、この時、冷たい水ですと、のど越しはさわやかで良い感じなのですが、胃に溜まりやすいのです。

腸に行く前に、ある程度温度を上げておかないと吸収が上手に出来ません。ですから、一旦、胃で冷たい水を堰き止めます。

幽門と言われる、胃と腸のダムみたいな働きをする器官があり、それが開くことで、腸に水が行きます。冷たい飲み物を飲みすぎてお腹を壊すのは、この為です。

(2)味噌汁が特にお勧め

まずは温かい飲み物であるということです。そして、塩分を程よく含んだ飲み物であると言うことも、味噌汁が二日酔いに良いとされる理由です。塩分を適度に含んでいるので、吸収も早く、身体を覚醒させてくれます。


 


今回のまとめ

1)頭痛と二日酔いはセットで起きると考えましょう。

2)症状別に効果的な対策を知っておくと、ご自身だけでなく、周囲の方も助かります。

3)肝臓の働きを理解して、少しでも飲酒時に気にかけましょう。肝臓はフル活動です。

4)水分を取るときは、ぬるま湯程度の温度が良いです。胃にもやさしく、吸収も上手くいくようです。