マスクをして咳をしている女性

みなさん、息を吸った時に咳が勢いで咳が出てしまうことが1度はあると思います。しかし、咳は身体の防衛反応でもありますが、病気のサインでもあります。そこで今回は、息を吸うと咳が出る原因や病気、治療方法などをご紹介します。


   


息を吸うと咳が出る?6大原因と考えられる病気とは


1) どんな症状が?咳と共に出やすい代表的な症状とは

咳には、いろいろな種類があります。咳によっては他の症状も重なって出ることがありますので、咳の種類や他に出る症状をご紹介します。

(1) 熱発

微熱が続いたり、微熱から38~39度と高熱が出る場合があります。

(2) 嗚咽

息を吸った時に勢いで咳が出てしまい「おえっ」っと嗚咽が出ることがあります。また、嗚咽と共に嘔吐してしまうこともあります。

(3) 喘鳴

「ぜーぜー、ひゅーひゅー」と呼吸時に喘鳴が出ることがあります。

(4) 胸部痛

肺や胸のあたりが痛くなることがあります。一時的な咳でも咳が続いた時でも痛みが現れることがあります。

(5) 背部痛

息を吸った時に咳をした際に、背部に痛みが走ることがあります。背部の痛みと共に胸部の痛みが出ることもあります。

(6) 痰・痰がらみ

痰の排出量が増えることがあります。粘り気のある痰が喉に絡むことがありますので、咳の原因にもなります。

2)何が原因なの?息を吸うと咳が出てしまう場合の6大原因

症状を説明しましたが、症状や病気には必ず原因があります。咳で悩んでいる方の為に、息を吸うと咳が出る大原因をご紹介します。

(1) タバコ

タバコを吸うことによって咳が出ることがあります。一時的な咳から慢性的に咳が出るようになることもあります。

(2) アレルギー

アレルギー反応を起こす物質を食べたり飲んだりすることによって、アレルギー症状が起こり咳が出ることがあります。またショックを起こすこともありますので、注意が必要です。

(3) 乾燥

乾燥によって、口内や喉の粘膜も乾燥し息を吸った際に咳が出てしまうことがあります。

(4) 感染

細菌感染やウィルス感染によって、咳が出ることがあります。初期症状として見られることがありますが、感染も原因であります。

(5) 呼吸機能低下

気管支や肺の機能が低下することによって、酸素を取り込めなくなることや病気になりやすくなります。その際に咳や呼吸苦などが出ることがあります。

(6) 病的原因

咳は防衛反応でもありますが、病気が原因で咳が出ることがありますので早期受診することをお勧めします。下記に病気をご紹介します。

doctor giving pills to woman at hospital

3)試せる処置はあるの?試してみたい対処方法とは

咳が出た際、上記にあるように息苦しさなどでることがあります。受診前などにできる、一時的な対処法をご紹介します。

(1) 安楽位

横に寝かせ、膝を少し曲げた感じにして様子を見ましょう。嘔吐してしまう際は洗面器などを口元に置いておきましょう。場合によっては救急搬送が必要になります。

(2) ファーラー位

咳が続くと、息が苦しくなることがあります。普通に横になっても苦しい場合がありますので、30~40度と上半身を上げ横になりましょう。呼吸が楽になることがあります。

(3) 少量のお湯を飲む

口内や喉の乾燥が原因であることもある為、少量の人肌のお湯を少量飲み、潤しましょう。咳が強い場合は飲めないこともあり逆に肺に入ってしまうこともあるので、湿らしたガーゼで口内を湿らせるだけでも落ち着くことがあります。

(4) 吸入器使用

喘息持ちの方で、突然喘息発作を起こすことがありますのでメプチンなど頓服で出されている吸入器を使用し様子を見ましょう。感染症の場合、効かないことがありますので、すぐに受診するようにしましょう。

(5) 市販薬服用

ドラッグストアなどに、風邪薬の他に咳だけに効果がある薬が販売されていますので、薬剤師と相談し選択肢購入して服用しましょう。そして受診した際は医師に説明するようにしましょう。

(6) 受診

息を吸うと咳が出るというのは症状ですし、その他の症状と共に出ることもありますので早期受診し医師に判断していただきましょう。

※上記の対処方法はあくまでも瞬間的な対処方法となります。痛みや違和感が続く場合は、速やかに専門医で検査を受けましょう

4)症状が続く場合は注意!考えられる6種類の病気とは

息を吸うと咳が出ることには、病気が潜んでいることがあります。軽度なものから重度なものまでありますので、咳の症状が出る病気をご紹介します。

(1) 風邪

細菌に感染したり、免疫力が低下してる時に「咳、熱、痰、鼻水」など出る病気です。ですが、数日安静にしていれば回復することもありますが、様々な合併症を併発することがありますので受診することをお勧めします。風邪の菌を排出する為に咳が防衛反応により出てしまいますが、ひどい場合は息を吸っただけで反射的に強い咳が出ることがあります。咳が出ている時は飛沫感染することもありますので注意が必要です。

(2) 花粉症

季節的なものでアレルギー疾患の1つですが、アレルギー反応を起こす花粉を吸い込むことによって「鼻水や咳、痰がらみ」などが現れます。花粉が多く飛んでる日に花粉を吸いこんだ際に反応的に咳を出し体内に取り込まないようにと防衛機能が働きます。

(3) 喘息

大気汚染やホコリによって気管支が発作的に狭くなり喘鳴や息苦しくなり、ひどい場合は呼吸困難になることがありますので、注意が必要な病気です。喘息発作によって呼吸が乱れ息苦しくなりますので、咳をすることによって呼吸を少しでもしやすくしようとしますが、ひどく咳が出てしまうと呼吸が乱れることもあります。

(4) 気管支炎

風邪や細菌が原因で気管支が炎症を起こし、喘息と似たような発作が出る病気です。同じく呼吸困難になることもある為、早期受診や対処が必要です。細菌やウィルスを排出しようと防衛機能が働き、咳をして排出しようとしますが、咳の出方は上記喘息と同じ原理です。

(5) 肺炎

細菌や誤嚥によって肺が炎症を起こす病気です。「咳、痰、呼吸苦、肺の痛み」が出ます。幼児や高齢者は場合によっては命を落とすこともある為、注意が必要です。細菌を排出する為や肺機能低下により呼吸を楽にしようとしたり痰を出すために咳が出ますが、強い咳の場合は呼吸困難につながることもあるので危険なこともあります。

(6) 肺がん

肺にできる悪性腫瘍です。他の癌と違い転移もしやすく進行も早いといわれている生存率の低い病気です。初期症状として息を吸った際空咳が見られることがあり、次第に痰や息苦しさへと進んでいきます。早期発見の為受診をお勧めします。

5)治らない場合は専門家へ!症状が続く場合に試したい検査方法

咳の症状や他の症状がひどくなり受診した時に、医師が病気を疑うことがあり確認する為に検査を行います。ですので、病気が疑われた際に行われる検査方法をご紹介します。

(1) 聴診

問診後、聴診器にて肺音や喘鳴などを聴き取り確認します。必ず行われます。

(2) 視診

口内を診て、喉に炎症がないか見て確認します。

(3) 血液検査

血液を採取し、炎症反応やウィルス反応があるかを診ます。また他の数値も見て判断されます。

(4) レントゲン検査

X線撮影することで、呼吸器の状態を診ます。肺炎などの場合は白く影が出ます。微量に被ばくする為、妊婦は事前に説明するようにしましょう。

(5) CT検査

円状の検査機に入り、胸部を撮影し、画像処理された断面図を診て医師が判断します。造影剤を注入し血管の状態を診ることもあります。総合病院へ受診をお勧めします。

(6) MRI検査

ドーム状の検査機に入り胸部を検査します。画像処理された結果をいろいろな角度から見ることができます。悪性腫瘍や癌の進行度など血管障害が見つかることがあります。検査温がうるさく感じ、肌寒く感じます。総合病院へ受診をお勧めします。

(7) 肺シンチグラム

呼吸器内科や総合病院などで検査が行われます。呼吸機能や肺の血流障害などを調べる検査です。テクネシウムという製剤を注入し、正面、後ろ、斜めと撮影し画像処理した後に診断します。

血管が狭くなっていると注入した製剤が写らず、血流が悪い部分は薄い画像として異常が確認されます。薬物アレルギーの方などは事前に説明しましょう。検査中なども気持ち悪くなったりなどしたら看護師などに言いましょう。

聴診器で検査をする医師

6)どんな治療が行われる?行われる可能性のある治療方法とは

病気と診断されお辛いと思いますが、治療によっては早期回復もあります。ですが、どのような治療法が行われるのか気になる方もいると思いますので、上記の病気に行われる治療法をご紹介します。

(1) 薬物療法

薬にて様子を見れると判断された場合に、その症状に合わせた薬が処方され様子を見ます。医師が判断するまでは、通院することになります。用法容量を守り服用しましょう。また抗がん剤などでもそうですが、副作用が出た場合はすぐに受診し医師に相談しましょう。

(2) 吸入処置

喘息発作が見られた場合に病院にて処置として行われます。霧状にした気管支拡張剤を吸入する処置です。落ち着いたら、薬物療法にて経過観察される場合があります。

(3) 点滴

喘息発作が重度な場合に気管支拡張剤や抗生物質の点滴を行うことがあります。滴下数によっては、時間がかかることがあります。

(4) 放射線治療

癌の消滅や進行を抑える為に行われます。患部に放射線を照射し経過を診ます。副作用もある為、相談しながら行いましょう。何度か行うことがあります。

(5) 手術

早期発見などの肺がんでは、片方の肺を摘出する術式や局部の腫瘍を除去する術式があります。また、肺移植などの手術もありますが、提供者が見つからないとできない為待機時間が長くなります。

7)日頃から生活改善!6つの予防ポイントとは

咳の出る症状や病気などは、日頃の生活を気をつけることで防ぐことができます。ですので、日頃からできる予防法をご紹介します。

(1) マスク着用

外出時はマスクを着用するようにしましょう。花粉時期や乾燥する季節にマスクすることも必要ですが、なるべくマスクをするように心がけましょう。

(2) 加湿

加湿器などを部屋に置くなどして、部屋の湿度を保ちましょう。またタオルを濡らし干しておくことも加湿効果につながりますのでお試しください。

(3) 入浴

シャワーでも効果はありますが、なるべく湯船に浸かるようにしましょう。リラックス効果もありますし、湯気によって喉が潤されますので、入浴時間を作るようにしましょう。

(4) 禁煙

タバコは様々が病気の原因になりますし、喉や呼吸器に一番悪影響ですので、控えたり禁煙に挑戦するなどして全てにおける病気の原因をなくしましょう。

(5) 服薬管理

処方された薬をしっかり服用することも大切ですが、喘息発作時の吸入器の管理はしっかり行いましょう。賞味期限と同じように薬にも長いですが期限があります。ですので、期限を把握したり外出時は持ち歩くようにするなど心がけましょう。

(6) 定期健診

説明した通り、肺がんはなかなか進行してる状態で見つかることもあるので、人間ドックに行くなど定期的に検査をして自分の体の状態を知ることが大切です。


   


今回のまとめ

1) 咳と共に出やすい代表的な症状とは

2)息を吸うと咳が出てしまう場合の6つの原因とは

3)息を吸うと咳が出る場合にできる対処方法とは

4)咳の症状が続く・・考えられる6つの病気

5)症状が続く場合に試したい検査方法とは

6)咳が続く症状へ・・5つの治療方法とは

7)日頃から生活改善!6つの予防ポイントとは