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自閉症には大きく分けると4つの種類があります。4つの種類の特徴や原因を見ていくとともに、診断された場合の接し方や症状について詳しくみていきます。

今回は自閉症の、特に乳幼児期である1歳・2歳・3歳の特徴の症状の違いに焦点をあてお伝えします。


   


自閉症の2歳の2つの特徴!3歳までの違いとは


1)自閉症の4つの種類とは

(1)自閉症

“言葉の発達の遅れ”“対人関係・社会性の障害”“パターン化した行動、こだわり”といった3つの特徴を持つ障害です。

(2)アスペルガー症候群

認知発達や言語発達の遅れを伴わず、特定の分野の知的能力が高い人が見られます。

(3)学習障害(LD)

全般的な知的発達に遅れはなく、聞く・話す・読む・書く・計算する推論するなどのうち、特定の能力の習得や使用に著しい困難がある状態を言います。

(4)注意欠如・多動性障害(ADHD)

幼児期から学童期までにあらわれるもので、不注意・多動性・衝動性といった症状を持つ障害になります。


2)自閉症が発症する4つの代表的な原因

(1)自閉症

先天的な脳の機能不全による障害であると言われていますが、脳のどの部分の障害かなどの詳細は解明されていません。

(2)アスペルガー症候群

先天的な脳の機能不全による障害であると言われていますが、どの部分の障害かという事はわかっていません。

(3)学習障害(LD)

学習障害が疑われるときには、仲秋神経系の器質的な疾なのかどうかを確認して、原因を追求します。

(4)注意欠如・多動性障害(ADHD)

原因としては脳の機能不全と言われていますが、詳しい事は解明されていません。


3)小さいころに自閉症がどうかを見分ける4つのポイント

(1)自閉症

500人に1人いると言われ、症状が軽い人たちも含めると100人に1人言われ、男性は女性の4倍の発生頻度です。近親者では発生頻度が5~10倍と言われています。

特徴としては“言葉の発達の遅れ”“対人関係・社会性障害”“パターン化した行動・こだわり”といった症状が3歳までに見られます。

(2)アスペルガー症候群

“表情や身振り、声の抑揚、姿勢などが独特”“親しい友人関係を気づけない”“習慣的な暗黙のルールがわからない”“会話で冗談や皮肉がわからない”“興味の対象が独特で変わっている”といったものがあります。

4000人に1人と言われて、知的な遅れがない否定型自閉症の人々も含めた広い意味でのアスペルガー症候群の発症は自閉症よりも多いと言われています。

(3)学習障害(LD)

知的発達に遅れはない物の、聞く・話す・読む・書く・計算する・推論するなどの特定の能力の習得や使用が難しく困難な状態が起こります。

(4)注意欠如・多動性障害(ADHD)

原因としては脳の機能不全と言われています。“不注意優勢型”“多動性―衝動性優勢型”“混合型”の3つのタイプに分かれる事が多いです。

学齢期までは“多動性”が目立っていても、思春期以降になると症状が治まってくることも多いと言えます。

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4)自閉症の1歳での2つの症状の特徴

(1)行動

人見知りがなく迷子になっても戸惑わない、人見知りが強くパパとママ以外にはなつかない等があります。寝てばかりでおとなしく、一人遊びに夢中になっていた入りという事が目立ちます。

また、一日中泣いている、夜泣きが酷くて寝ないという事もあります。

(2)言語

1歳半を過ぎると、言葉が遅いなという事で様子を見ていくこととなります。

ただ、パパやママも出ず、呼んでも聞こえていないかのように知らん顔されている感じがするという事もある反面、テレビや音楽の音には反応するなど症状が確定できません。


5)自閉症の2歳での2つの症状の特徴

(1)行動

自分のしたい事だけを行う、マイペースさが出てきます。自分の思い通りにならないと起こったり、はしゃいだりこだわりが強く、神経質な部分も見られます。

偏食の子供もいれば、食欲旺盛で心配するほど食べる子供もいます。

(2)言語

人の言っている事が理解をできないのか、言い聞かせてもわからず人の話を聞かないという傾向があります。


6)自閉症の3歳での2つの症状の特徴

(1)行動

幼稚園などに通い集団行動に興味がなかったり一人で遊ぶことが多くなります。

同じ服や靴にこだわりがあり、それ以外は着用しない。偏食で同じものばかりしか食べない、出されたら出された分だけすべて食べてしまうなどです。

(2)言語

言語の発達の遅れというものも見られますが、幼稚園などで他の園児たちとの会話が成立しないという傾向にあります。


7)自閉症と遺伝の2つの関係

(1)国内外の研究

フランス国立医学研究機構及びスウェーデン。ヨーテポリ大学と行った共同研究では脳内で遺伝子「SHANK3」に異常があることが指摘されています。

日本でも理化学研究所のチームが神経細胞の生存や文化に重要な神経栄養因子の分泌を調節する遺伝子CAPS遺伝子の異常が発症メカニズムに関与しているとの研究を発表しています。

(2)遺伝の確率

兄や姉が自閉症の場合、弟や妹に現れる確率は上の子が自閉症でない場合の2倍であるという報告がある他、双子では片方が自閉症であった場合にもう一人も自閉症である確率が80~90%であると言われています。

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8)家族が大切にしたい接し方の4つのポイント

(1)言葉かけ

わかりやすい言葉を使い、はっきりと話をするように心がけます。指さしなどを行うとより伝わりやすくなることもあります。

また、「オウム返し」が見られる傾向にありますので「AとBどちらが良い?」などと具体的に聞くことが大切です。

(2)ルールを伝える

基本的に集団行動が苦手なので、順番を待てずに、途中で割り込んで来たりすることがあります。ルールを守れない場合には、怒鳴ったり無理やりやめさせるのはやめて、静かに優しく伝えましょう。

(3)無視はしない

そっけない態度を摂るのではなく、黙って話を聞いてあげます。話しかけられているのに知らないふりをするのはやめましょう。

(4)執着心

物事に対してとてもこだわりが強いというのは特徴になります。周囲に迷惑をかける行為でなければ、認めてあげるようにします。

また、自傷行為や他傷行為をしていたら自分の思い通りにならないストレスがたまっている証拠です。病院や学校などに相談してみると良いでしょう。


9)専門家ですべき2つの検査方法とは

(1)自閉症

低機能自閉症の人は対人関係、言葉の遅れ、物事への強いこだわりなどの3つの症状が挙げられます。耳より目で認識をする方が伝わるでしょう。

高次脳自閉症の人は、目に入る情報は理解しにくくなる場合があります。

また、時間感覚が苦手なため、1分がものすごく長く感じるため、少しでも時間を過ぎたり5分後の約束で早く来たりすると5分後になるまで行動を起こさないという事があります。日常生活で気づく事も多くあります。

(2)注意欠如・多動性障害(ADHD)

ADHDの診断については、アメリカ精神医学会(APA)の診断基準のDSM-5に記述され、下記の条件が全て満たされた時に診断されます。

・活動に集中できない、気が散りやすい、物をなくしやすい、順序立てて活動に取り組めない(不注意)

・じっとしていられない、静かに遊べない、待つことが苦手で他人の邪魔をしてしまう(多動性―衝動性)

などといった症状が、同年齢の発達に比べてよく見られます。


10)自閉症を軽くしていくための3つの生活のポイント

(1)視覚情報

「本」や「鉛筆」という表現ではなく「○○の絵本」「青の鉛筆」というように具体的に表現をします。目で見て得られる情報は詳しく伝えられるので効果的です。

また、曖昧な表現は避け、回数や量・やるべきことを具体的に伝えます。

(2)物の置き場所

日常生活の中で物を同じ場所に置くという事は、習慣づける為に重要です。整理整頓をしておいてある場所や閉まってある場所を変えないようにしましょう。

また色で判断をすると指示を出すときにも便利です。本棚やおもちゃを入れる箱を色で分けると片付けがしやすくなります。目印としてキーホルダーやキャラクターを決めてシールを利用するのも有効です。

(3)責めないで褒める

出来ない理由を責めたり、追究したりしないようにします。また、出来たことに対しては褒めるという事を習慣づけましょう。成功したことを褒めてあげる事は大切です。


   


今回のまとめ

1)自閉症には4つの種類がある。

2)年齢によって、徐々に症状が明確化してくる。

3)生活ポイントを改善する事で症状を緩和することができる。