Sick woman with rheum holding a cup of hot tea

風邪でぐったりしているのに頭も痛い。そんな状況になったことありませんか。頭痛の時の咳ほどつらいものはないですよね。

痛みを和らげるにはどうしたらいいいのかなど、その時に備えて知っておく必要があります。適切な処置をすぐにすれば、辛さも軽減することでしょう。


   


風邪の頭痛への5つの対処法!4つの症状とは


1)そもそも風邪はどういう状態か

一般的にいう風邪は、正式には「風邪(かぜ)症候群」といい、上気道(鼻やのど)の急性炎症の総称です。

鼻、のど(咽頭・喉頭)、気管、気管支、肺などからなる呼吸器は、外気を吸い込み、体に必要な酸素を取り込んで二酸化炭素を吐き出しています。

つねに外気と触れることになるので、空気中のウイルスや細菌に侵入されないよう、上気道(口や鼻、のど)の内壁では、粘液で異物を付着しています。

繊毛運動により外に出そうとする感染防御システムが備わっています。

風邪とは、上気道が微生物に感染することによって起こります。原因微生物の80~90%がウイルスです。

風邪(かぜ)ウイルスの数は200種類以上といわれており、また同じウイルスでもいくつもの型があります。

それが年々変異するため、一度感染したウイルスに免疫ができたとしても、次々に新しいウイルスに感染して繰り返し風邪をひいてしまうのです。


2)風邪の4つの種類と症状

(1)のどの風邪(咽頭炎)

喉の炎症が非常に強くて、喉が赤く腫れて痛みが強い場合は、溶連菌(化膿性連鎖球菌、A群β溶血連鎖球菌)による感染を起こしている場合があります。

ウィルスには抗生物質は無効ですが、細菌である溶連菌に対しては有効です。

(2)鼻風邪(普通感冒)

風邪の原因の80%以上はウィルスで、そのウィルスの半分以上は鼻風邪ウィルス(ライノウィルス)とされています。

ライノウィルスの主な症状はくしゃみ・鼻水・鼻づまりです。ライノウィルスは100以上の型があるので、ワクチンはありません。

かかった人の鼻水の中にもウィルスがいるので、鼻をすすったりした手指が触れたものや、鼻をかんだティッシュペーパーにもウィルスが付着します。

(3)お腹の風邪

風邪症候群は気道感染による疾患とされていますが、時々「お腹の風邪」と表現される場合があります。微熱があり嘔吐や下痢症状がある場合を指します。

ウィルス性腸炎の原因としては、ノロウィルス、ロタウィルス、アデノウィルスなどがあげられます。細菌性の食中毒でも嘔吐や下痢症状を来します。

(4)夏風邪

夏風邪には複数のウィルスが関係しています。下痢や腹痛などの胃腸障害を伴うことも多く、発熱に加えて、咽頭炎の症状や、結膜炎の症状が出ます。

Patients undergoing the medical condition of the description


3)風邪と頭痛の2つの関係とは

(1)ウイルス感染

脈に合わせるようにズキズキと頭が痛くなるのは、風邪を引いたときにありがちな頭痛の特徴で、頭部にある血管の状態が関係しています。

風邪は、鼻やのどにウイルスや一般細菌(マイコプラズマ、クラミジアなど)が感染することで起こります。

ウイルスが粘膜から感染すると炎症を起こし、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、のどの痛み、咳、たん、発熱などといった症状が起こります。

(2)白血球の増加のために血管が拡張

そして感染源を排除するのと同時に、ウイルスや細菌に抵抗するため、免疫細胞である白血球を増やそうとします。

白血球を増やして活発化させるために、血液の循環を促そうと血管は膨張します。膨張した血管がその周りの神経を刺激するので、ズキズキと脈を打つような頭痛になってしまうのです。


4)風邪の頭痛への5つの対処法

(1)薬を服用する

風邪による頭痛だとはっきりわかっているときは、頭痛と風邪の両方の治療をする必要があります。ここで注意してほしいのは、風邪薬と頭痛薬を併用することです。

風邪薬を服用しているのに、頭痛がひどいからと頭痛薬も服用してしまうと、鎮痛剤の飲みすぎという二次症状を引き起こす可能性があります。

併用する前に必ず医者に相談したり、薬の説明書よく読みましょう。また、頭痛を和らげる手段として、薬に頼らない方法も取り入れてみてはいかがでしょうか。

(2)冷やす・または圧迫する

頭の血管が膨張することにより頭痛を引き起こしているので、その膨張を抑えるため頭の痛い部分を冷やしたり圧迫することで痛みが和らぎます。

(3)2つのツボ押し

「風府(ふうふ)」「風池(ふうち)」を押す。頭痛に効くツボを指の腹で押すと痛みが緩和されます。簡単なのに効果的です。

・風府

後頭部と首の境にあり、太い二本の筋肉に挟まれた少しくぼんだ部分です。肩こりにも効果があります。

・風池

風府と耳の下端を結ぶ直線の真ん中付近で左右対称に位置するツボです。頭痛のほか、肩や首のこり、眼精疲労にも効果があります。

(4)アロマオイル入りの冷タオル

頭痛には、ラベンダーやローズマリーなどのアロマオイルを使うと痛みが和らぎます。

ラベンダーの主成分である「酢酸リナリル」には鎮静の効果があり、ローズマリーの主成分オキシド類の「シネオール」は頭をすっきりさせる作用があります。

ボウルに水を張ってアロマオイルを数滴入れてよく混ぜます。その中へタオルを浸したあと、固めに絞って額に乗せます。

ローズマリーは刺激が強いため、妊娠中や高血圧の方は使用できませんので注意が必要です。

(5)肩や首を温めてマッサージ

自律神経からくる頭痛には、血行の改善が効果的です。肩や首を温めて軽くマッサージをすることで、ほぐれて血流が良くなります。


   


今回のまとめ

つらい風邪の頭痛を軽減させて早く回復するためには、部屋を暖かくして安静にする必要があります。

ひどくなってしまうと気管支炎を起こしながらひどい頭痛に苦しむこともありうるからです。頭痛も風邪も正しい処置は、安静にしてゆっくり休むことです。

また、規則正しい生活、バランスのよい食事でウイルスやストレスに強い体を作りましょう。