患者の喉の検査をする医者

大声を張り上げた翌日や風邪をひいたりして、一時的に声が出ないことって、多くの方が経験しているのではないでしょうか。でも、あまりにも長く続く場合や、頻繁に起こる場合には病気の可能性もあります。

今回は声が出ない症状・原因・治療法などをご紹介します。 


   


声が出ない6つの病気!原因・治療・予防方法とは


1)声が出ない6つの種類と症状の違い 

(1)風邪で声が出ない 

細菌やウィルスに感染することで、のどが炎症を起こして声が出ないケースです。 

(2)ストレス 

心因性失声症など、明らかな原因が見当たらないのに声が出ないケースです。 

(3)ぜんそく 

ぜんそくの発作時には気管支がはれて呼吸をするのが苦しくなり、声が出なくなることがあります。 

(4)たばこの吸いすぎ 

たばこを吸いすぎるとのどの粘膜がやられて声が出なくなることがあります。 

(5)アルコールの摂りすぎ 

お酒を大量に飲んだ翌日などにも声が出なくなることがあります。 

 (6)病気 

明らかな原因のある病気によって声が出なくなることがあります。 

2)声が出ない10大原因とは 

(1)外傷 

かたい食べ物や魚の骨などでのどの粘膜を傷つけて声が出なくなるケースです。 

(2)細菌・ウィルス 

細菌やウィルスに感染することによって、のどに炎症を起こして声が出なくなることがあります。 

(3)乾燥 

空気が乾燥していると、のどの粘膜が乾いてしまって声が出なくなることがあります。 

(4)使い過ぎ 

大声を出しすぎたり、カラオケに行って歌いすぎたりするなど、声帯を酷使することで声が出なくなることがあります。 

(5)アレルギー 

ぜんそくや花粉症などが原因で声が出なくなることがあります。 

(6)たばこ 

たばこの吸いすぎによって粘膜を傷つけると声が出なくなることがあります。 

(7)アルコール 

お酒を飲みすぎると「酒やけ」などと言って、声が出なくなることがあります。 

(8)カフェイン 

コーヒーや紅茶など、カフェインを含む飲み物を取りすぎることによっても声が出なくなることがあります。 

(9)加齢 

年をとることで声帯の機能が低下し、声が出なくなることがあります。 

(10)しゃべらなさすぎ 

あまりにも無言でいる時間が長いことによっても、声帯の筋肉が緊張して声が出なくなることがあります。 

Doctor and surgeon reading notes

3)声が出ない症状が続く場合の6つの病気 

(1)急性咽頭炎 

のどの奥(咽頭)に炎症を起こすことで痛みや腫れが現れます。ウィルス感染が原因になることが多く、せきやたん、強い痛みを伴います。 

(2)慢性咽頭炎 

痰が絡む感じやのどがひりひりと痛んだりします。急性咽頭炎からの移行のほか、アレルギー、喫煙、声の出しすぎなどが原因となることもあります。 

(3)インフルエンザ 

インフルエンザに感染することで、のどに強い症状が出た場合には、声が出なくなることがあります。 

(4)ぜんそく 

ぜんそくの発作が出ると、気管支が炎症を起こして空気の通り道が狭くなり、ひどい場合には呼吸困難に陥ります。 

(5)咽頭がん 

高齢者でたばこを吸う人によく見られます。のどの奥にがんができることで声が出なくなることがあります。 

(6)声帯ポリープ 

声帯に出来る良性の腫瘍です。声をよく出す歌手などの職業に見られることが多いです。 

4)声が出ない場合への4つの対処法 

(1)加湿 

空気が乾燥しているとのどの粘膜が乾いてしまうので、加湿器などで部屋に潤いを与えます。また、インフルエンザの予防にも効果的です。 

(2)休む 

声の使い過ぎで声が出ない場合には、のどを使うことを控えて回復を待ちましょう。 

(3)水分補給 

のどの粘膜が乾くと、発声に影響するだけでなく、細菌やウィルスが繁殖するための温床となるので、しっかりと水分補給するようにしましょう。 

(4)のどにいい食品を摂る 

はちみつや大根、たまねぎなどののどにいい食品を摂るようにしましょう。 

ただし、上記の方法はあくまでも対症療法でしかありません。慢性的に声が出にくい場合には、自己判断せずに速やかに医療機関を受診するようにしましょう。 

5)声が出ない場合にすべき3つの検査法 

声が出ない場合にはまず耳鼻咽喉科を受診するようにしましょう。検査の結果によっては適切な科に回されて、処置等をおこなうことになります。 

(1)問診 

体やのどには問題がない場合には。心因性の疾患(失声症)などが疑われます。心療内科で問診を受けることによって、ストレスの存在を検査します。治療費込みで初診の場合だと4,000円前後かかるようです。 

(2)超音波検査 

エコーといわれる方法で、のどの内部を調べます。3割負担で1,050円程度のところが多いようです。 

(3)ファイバースコープ 

いわゆる内視鏡検査でのどの状態を映像的に判断します。3割負担で2,000円前後のところが多いようです。 

Stethoscope in hands

6)声が出ない場合にすべき4つの治療法 

声が出ない場合の治療は、心因性のものは心療内科に、それ以外のものは通常耳鼻咽喉科で診てもらいます。治療費や治療に要する期間は、疾患の重さや個人差が大きいので、担当のお医者様に相談するとよいでしょう。 

(1)投薬治療 

心因性のトラブルの場合には、安定剤や抗不安薬、インフルエンザの場合には抗ウィルス薬、細菌性の疾患には抗生剤が処方されます。 

(2)カウンセリング 

心因性の失声症などの場合で、薬による改善が見られない場合、もしくは薬を用いたくない場合には、自費でカウンセリング治療を行うこともあります。 

(3)手術 

声帯ポリープや咽頭がんを除去する必要性がある場合には手術も選択肢に入ってきます。 

(4)リハビリ 

声帯を鍛えるリハビリや、腹式呼吸にする訓練などを行います。 

7)声が出ない症状を予防する為の生活習慣 

(1)食習慣の改善 

アルコールを摂りすぎている自覚のある人は、休肝日を設けるなどして、お酒の量を減らしましょう。 

(2)禁煙 

たばこは百害あって一利なしです。のどによくないだけでなく、がんや生活習慣病のリスクも高まります。可能ならやめましょう、無理でも減らしましょう。 

(3)休養 

声帯も筋肉でできているので、遣いすぎると疲労します。しっかりと休養をとることも大事です。 

(4)トレーニング 

使い過ぎだけでなく、使わなさ過ぎても声帯は衰えてきます。ボイストレーニングなどを行うのも有効です。 


   


今回のまとめ 

1)声が出ない6つの種類と症状の違い 

2)声が出ない10大原因とは  

3)声が出ない症状が続く場合の6つの病気 

4)声が出ない場合への4つの対処法 

5)声が出ない場合にすべき3つの検査法 

6)声が出ない場合にすべき4つの治療法 

7)声が出ない症状を予防する為の4つの生活習慣