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こめかみのしびれはそのほとんどが頭痛と原因が同じ、あるいはその前兆であることが多いのです。ではこめかみのしびれや頭痛を引き起こすその原因はなんなのか、そしてその頭痛からはどんな病気が予想され得るのか、それをまとめてみました。


   


最近こめかみがしびれる?しびれの6大原因と注意点とは


1)どんな症状が?こめかみがしびれる場合の代表的な症状とは

(1)こめかみのしびれ

こめかみだけに症状があります。

(2)痛みの付随

こめかみのしびれと共に痛みがある、あるいはしびれの後から痛みが発生します。

(3)他の部位のしびれ

手足などにもしびれや痛みがあります。

(4)目・鼻の痛み

目の奥や鼻の奥が痛いことがあります。

(5)吐き気

嘔吐感があります。

2)こめかみがしびれるのはなぜ?考えられる6大原因とは

(1)筋肉のこり

筋肉のこりがこめかみのしびれに関係することがあります。特に顎周り、首の後ろ、肩の筋肉は頭部とも密接に関係しており、こめかみの違和感の主要な原因になっています。

(2)眼精疲労

眼精疲労とは、目以外の全身の様々な部位に影響が出るほど目が疲労した状態のことです。頭痛の原因にもなる眼精疲労ですが、こめかみは目に近い場所にあるので頭痛同様に眼精疲労がこめかみのしびれに繋がっていることは多くあります。

(3)鼻の病気

副鼻腔炎など鼻の病気は頭痛を引き起こす可能性が高いです。頭痛を引き起こす病気はこめかみなど側頭部の異常にも繋がっています。

(4)神経の異常

なんらかの原因で神経が圧迫されることで頭部に異常が出ることがあります。側頭部の異常であれば、特に顔の代表的な神経である三叉神経や首にある頚椎などが原因である可能性が高いでしょう。

(5)血管の異常

血管に異常があると体の部位のしびれや麻痺に繋がることがあります。こめかみのしびれもこうした異常のサインである可能性があります。炎症などの比較的軽いものから重大な疾患まで考えられる血管の異常ですが、頭部で起これば強烈な痛みや命に関わる症状に繋がることもあります。

(6)脳の病気

こめかみは頭部ですから、脳になんらかの異常があった時いちはやく症状が表れる部位だとも言えます。脳の病気である場合、最初はこめかみのしびれだけでも徐々に痛みや全身の他の部位にしびれが出て来ることが多いので注意が必要です。

3)試せる処置はある?症状へ試したい対処方法とは

片頭痛のような血管が拡張して起こるタイプの頭痛には冷やすのが有効で、筋肉の緊張を原因とする頭痛には温めるのが有効です。また、神経や骨のずれからくる頭痛にストレッチを行うと頭痛が悪化することがあります。いずれの対処方法も頭痛の種類をよく見極めることが重要です。

※上記の処方はあくまでも対処療法になります。違和感が続く場合は、速やかに専門医に相談をしましょう。

4)これって病気?病気かどうかのチェック・判断基準とは

(1)周期

こめかみの違和感や頭痛がどれくらいの周期で起きるか把握しましょう。頭痛には周期があるものが多く、そこから頭痛の種類が予測できます。周期がなく治まる兆しがなければ脳の異常かもしれません。

(2)首から上の異常

肩を含む首から上に異常があるとき、それはこめかみと繋がった顔の筋肉や神経、血管に異常が発生している可能性があります。

(3)首から下の異常

首から下に異常がある場合、脳や血管に異常が出ている可能性があります。

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5)病気の可能性とは?考えられる6種類の病気

(1)片頭痛

片頭痛はこめかみの左右どちらか、もしくは両方に症状が出ることが多い頭痛です。片頭痛の前兆症状として視覚に異常がみられる閃輝暗点が有名ですが、他にも感覚、言語、運動、脳幹、網膜に異常が発生する場合もあり、こめかみのしびれは感覚症状に分類されるでしょう。

片頭痛は始まってから1~2時間程度で極めて強烈な頭痛になり、その症状は数時間~3日程度続くこともあります。頭部の血管が過度に拡張することで起こる片頭痛ですが、片頭痛によって命に落とすことはありません。

(2)三叉神経痛

三叉神経とは脳幹から顔のほうに張りめぐらされた三本の神経のことで、顔の感覚を脳に伝える役割をします。なんらかの原因により血管が三叉神経を圧迫することで三叉神経痛が起こります。三叉神経痛は偏頭痛のようにながく続くものではなく、ほとんど一瞬、長くとも十数秒程度で痛みは治まりますが、部位によっては刺激を受ける度に何度でも痛みが起こり得ます。

(3)頸性頭痛

首の筋肉が凝り固まることで頭痛が起こることがありますが、頸性頭痛の場合は首の骨や筋肉が歪むことで三叉神経を圧迫して頭痛が出る症状です。筋肉が凝り固まっていることで起きる頭痛の場合は筋肉をほぐすことで治療できますが、頸性頭痛の場合は歪んだ頸部を矯正しなければ根本的な治療にはなりません。

(4)側頭筋痛

別名顎関節症ともいい顔の側面部の筋肉を使い過ぎたために起こる頭痛です。ストレスによる歯のくいしばりや噛み合わせが悪いことによって側頭筋に負荷がかかり、側頭部の痛みに発展することがあります。

(5)群発頭痛

ある特定の時期、特定の時間に激しい頭痛が何度も起こるのが群発頭痛です。必ず頭の片側部分だけに症状が表れ、その痛みは数ある頭痛の中で最も辛いと言われ自殺頭痛という異名もあるほどです。群発頭痛に関してはまだわかっていないことが多いですが、目の後ろの血管が拡張し炎症を起こしているのが原因と言われています。

(6)脳出血

脳の動脈が破れてあふれた血液が脳を圧迫することでしびれや機能障害が出るのが脳出血です。最初はこめかみのしびれだけの症状でも次第に頭痛や嘔吐、手足の麻痺などの症状に発展していく危険な病です。脳出血だけに限らず脳の病は、頭部周辺の異常にはじまり最後には命に関わることもある危険なものばかりなので注意が必要です。

6)症状が続く場合は注意!試される可能性のある検査・治療方法

(1)検査方法

内科、脳外科、神経外科を受診するのが良いでしょう。場合によっては血液内科や心療内科を利用する可能性もあるかもしれません。検査方法は主に問診が多いですがMRIを使う場合もあります。

(2)治療方法

多くは投薬による治療が行われます。投薬では完治が難しくとも、頭部の外科手術は術後のリスクが大きいため症状がよほど重くなければあまり行われないようです。

7)日常から改善を!こめかみがしびれる症状への予防習慣とは

(1)禁煙・禁酒

アルコールやタバコは頭痛の誘因として挙げられることが多く、中でも群発頭痛は特に関連性の高いものされています。

(2)ストレス解消

ストレスが頭痛の原因となっているケースも多く存在します。生活習慣を整え、趣味や運動をしてストレス解消を試みましょう。

(3)予防薬

頭痛はこめかみのしびれのような予兆と周期が存在することが多いと言われています。自分の頭痛が発生する予兆や周期を把握して予防薬を飲めば、頭痛の予防や痛みを軽減できる可能性があります。


   


今回のまとめ

1)どんな症状が?こめかみがしびれる場合の代表的な症状とは

2)こめかみがしびれるのはなぜ?考えられる6大原因とは

3)試せる処置はある?症状へ試したい対処方法とは

4)これって病気?病気かどうかのチェック・判断基準とは

5)病気の可能性とは?考えられる6種類の病気

6)症状が続く場合は注意!試される可能性のある検査・治療方法

7)日常から改善を!こめかみがしびれる症状への予防習慣とは