検査結果を伝える男性の医者

頭痛からくる大きな病気、皆さんは「硬膜化出血」という言葉をご存知でしょうか。あまり耳にされた事はないかも知れません。しかし、侮るなかれです。

くも膜下出血同様、不幸にも死を招きかねない病気です。今回は硬膜化出血の症状治療法についてお伝えをしていきます。


 


硬膜下出血の2つの特徴!8つの予防法とは


1)硬膜化出血の2つの特徴

頭の中を覗いて見ましょう。頭を縦割りにしてみると、こうなります。 頭蓋骨→硬膜→くも膜→脳脊髄液→軟膜→脳となります。

私たちの、全ての司る脳は何重にも覆われて、ガードされているんですね。脳の大事さを感じます。さて、本題に入りましょう。

(1)事故から時間が経過して発生する

くも膜下出血は、くも膜の下に出血がある状態を言います。対し硬膜化出血は、硬膜とくも膜の間でおこる、出血、血の水たまりのような状態を言います。

くも膜下出血は、激しい頭痛を伴い、生死の危険がすぐ迫ります。対し、硬膜化出血は、頭を打ったりした後、しばらく経ってから血液がたまり出す病気です。

ここで、怖いのはすぐ、気付きずらいという事です。一般的に、頭を打ったりしてから、2週間から3ヶ月の間に起こります。ので、いきなり発症がわか るわけではない為、怖い病気です。

くも膜下出血に比べると、死の危険は少ないほうで すが、脳に近い部分なので気をつけなければいけません。

(2)呼吸停止・全身への影響

硬膜化出血により、硬膜化の結集がどんどん大きくなり、次第に脳を圧迫し、呼吸停止、全身状態の悪化を招く場合 があります。

じわじわと症状に表れてきます。その際の頭痛もそこまで酷いものではあ りません。 だからこそ、ただの頭痛を簡単に見てはいけないのです。


2)硬膜化血腫の予兆

ず、脳自体は痛みを感じません。頭痛のメカニズムは、脈、 硬膜、血管などの一部にセンサーがあり、この部位に圧迫を感じた際に痛みを感じます。

非常に突発的な、強烈な頭痛は、くも膜下出血の疑いがあります。すぐ病院へ行きましょう。

硬膜化出血は、比較的急でありながらも、どんどん頭痛が強くなっていくイメージです。 また意識混濁、眠りやすい状態などが続いていて、数日以内に頭部を打撲などしている場合は、硬膜化血腫を疑いましょう。

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出典:遠隔画像診断.jp(http://xn--o1qq22cjlllou16giuj.jp/)


3)硬膜化血腫の治療法

手術が一般的になります。脳に溜まっている血液は、固まっているような液体ではなく、 どろどろしています。

ですので、全身麻酔で大きく頭を開ける必要はありません。頭蓋骨に開けた小さな孔から血液を流す手術が一般的です。

大体の場合は1回の手術で血液は取り除けます。くも膜化血腫に比べると、生死の危険度合いは低くなります。


4)硬膜化血腫を予防するためにできる8つのこと

硬膜化血腫を含め、脳の生死に関わる病気を防ぐためにできる一般的に言われている事を挙げていきます。

頭痛が起こっているという事は、何かしらが頭の中に問題が起きているという事のサインです。頭の中が何もないのに、急に頭痛は起こらないと考えましょう。

(1)高血圧予防

高血圧には日頃から気をつける。高血圧になると、脳の血管に強い圧力がかかりやすい状態になります。血圧の管理をしましょう。

(2)糖尿病予防

糖尿病に気をつける。糖尿病の人は、そうでない人に比べ2〜4倍の高い数字で脳の病気になると言われています。血糖値の管理をしましょう。

(3)不整脈

不整脈はすぐ受診しましょう。その中でも心室細動は、血の塊ができやすくなります。脈のリズムが 不規則に感じたら、すぐ病院へ診断をしに行きましょう。

(4)タバコ減量

タバコはできるだけ控えましょう。喫煙は様々な病気を引き起こす「百害あって一利なし」です。  タバコを取るか、命のリスクをとるかということになってきます。

(5)アルコール減量

アルコールは控えめにしましょう。アルコールは適量ならば「百薬の長」ですが、飲みすぎはリスクを増大させます。

(6)食事バランス

食事の塩分、等分は控えめにしましょう。医食同源です。食事はバランスよくを考えましょう。

(7)適度な運動

運動は続けましょう。運動週間のある人は、ない人に比べ脳梗塞等の発症リスクが約6割低く  なるとも言われています。まずは、1日若干のウォーキングからしてみてはいかがでしょうか。

(8)体重調整

太り過ぎは、万病のもとと言われます。肥満は生活習慣病の原因ともなります。食生活、運動不足を  見直し、減量を気をつけましょう。

最後に、すぐ病院へ診断をしに行きましょう。脳の病気は非常に分かりずらいです。発見できた時には、時すでに  遅しの場面がよくあります。すこしでも違和感のある頭痛や、体調の変化などがあった  時は、迷わずすぐ病院へ。


   


今回のまとめ

1)硬膜化出血ってどんな病気か

2)硬膜化血腫の予兆

3)硬膜化血腫の治療法

4)硬膜化血腫を予防するためにできること