首を痛めている男性のビジネスマン

首が痛いと症状にも部位や痛み方によって、考えられる症状や原因は様々です。首の痛みと頭痛が同時に起こったらどうでしょう。

すぐに良くなって欲しいですし、恐ろしい病気ではないかと心配になりますよね。今回は首が痛い症状と頭痛が同時におこる原因や病気、その対処法をお伝えします。


   


首が痛い症状と頭痛の10大原因!解消方法とは


1)「首が痛い」と「頭痛」が同時におこる病気とは

(1)頸部脊椎症(頚椎症)

首の病気の中で1番多い病気です。40歳~50歳以降の人が多く発症しています。椎間板の弾力性が弱くなったり、背中側にある椎間関節が変形したことによる原因です。

不安定になった頸椎を安定させようと椎骨に骨の棘のような骨棘が生じ、骨棘が脊髄や神経根を圧迫して痛みが生じます。

症状は首を後ろにそらすと痛みがおこる、頭痛、吐き気、手や腕にしびれが出ることもある。

(2)頸椎椎間板ヘルニア

頸椎の椎間板が飛び出して神経を圧迫しておこる病気です。

首を後ろにそらすと、腕や手にしびれがおこります。首の痛みの他、肩こり、頭痛、吐き気、眼精疲労を生じやすく、目の奥の痛みや充血、頭痛がおこります。

(3)眼精疲労

長時間PCでの作業、読書や勉強、コントクトレンズやメガネの度が合っていないなどが原因で眼精疲労がおこります。

眼精疲労の症状は、目の乾燥、見えにくい、かすみ目、まぶたが重いなどの目の症状と、身体や精神症状がおこります。

身体症状は、頭痛や頭重感、吐き気、めまい、胃もたれ、食欲不振、肩こり、首のこり、腕の痛みやだるさ、背中の痛み、手先のしびれがあります。

精神症状は、不眠やイライラ、倦怠感、抑うつ状態です。

(4)緊張型頭痛

頭が締め付けられるようなにぶい痛み、頭重感、額や目の奥が痛む、頭に膜かかったようにボーっとする、肩こりや首こりがある。

数時間で痛みが治まることもあれば数日間続き、何日かするとまた頭痛が起こるという反復性のあるタイプと、慢性的に毎日頭痛がするタイプがあります。

(5)片頭痛

拍動のある痛みが片側または両側にある、頭痛の前になんらかの前触れがある、悪心や嘔吐、光や音に過敏になる、首や肩の痛みを伴うことがあります。

数時間で痛みが治まることもあれば、数日間続くことがあります。痛みや嘔吐等が激しいと、日常生活に支障をきたすことがあります。

(6)月経関連片頭痛

セロトニンが減少することが原因で、脳の血管が拡張しておきます。症状は一般的な片頭痛と同じで、ズキズキと脈打つように痛む、目がチカチカする、吐き気や、首や肩の痛みを伴うことがあります。

ただし、一般的な片頭痛よりも痛みが強いうえ痛む時間が長く、市販薬が効きにくいという特徴があり、もともと片頭痛持ちの人は重症化することが多い傾向にあります。

(7)後頭部神経痛/頸性頭痛

後頭部や大後頭神経や小後頭神経でおこる神経痛です。後頭部の形にそって頭の表面や頭皮に痛みが生じます。

目の奥が痛い、耳の後ろが痛い、髪をとかすと痛い、首・肩こりや耳鳴り、急に頭をうごかすとふらっとした目眩がおこるなどの症状があります。

(8)頭頸部ジストニア

首の筋肉に勝手に異常な力が入ってしまい、首がまがる、首の筋肉の痛みが続く病気です。

症状は首から頭部の筋肉のつっぱり感や痛みがある、頭痛というより後頭部や首の筋肉痛というほうが近い、精神的、肉体的ストレスをきっかけに増悪します。

頭頸部ジストニアで見られる姿勢の異常は、首が少し回っている(回旋)、首が少し傾いている(斜頸)、頭全体が横へ平行移動している(偏倚)、一方の肩があがっている(肩挙上)、顎を突き出すような姿勢(下顎前突)や前屈などが出るタイプです。

(9)顎関節症

顎関節症は左右のかむ力が均等ではないことが原因で、顎に痛みがおきたり、顎が外れてしまう病気です。

歯並びによるかみ合わせの悪さやストレスによる歯ぎしり食いしばり、姿勢の悪さが原因といわれています。

症状は顎の痛み以外にも首や肩の痛み、頭痛、めまい、耳鳴り、吐き気など多岐にわたります。

(10)細菌性髄膜炎

細菌性髄膜炎はインフルエンザ菌や、肺炎球菌などの細菌が血液から中枢神経へ到達、または、副鼻腔炎や中耳炎から直接、髄膜(脳や脊髄を包む膜)へ到達することで発症します。

頭痛、項部硬直(首が固くなり、あお向けになった状態で首を起こそうとすると痛くてできない状態)、発熱、意識障害など。

ここまで10項目を紹介しましたが、首に原因がある病気は意外と少なく、頭痛が関わっているものが多いようです。

首の病気や眼精疲労、顎関節症と日頃の姿勢に関係している疾患も多くあります。

ここまでをまとめると、「長時間悪い姿勢でいること」が首の痛みと頭痛を同時におこしていると言えそうです。

カルテに記入をする男性医師


2)「首が痛い」と「頭痛」が同時におこった時の対処法とは

(1)頸部脊椎症(頚椎症)

長時間同じ姿勢でいないこと。同じ姿勢でいる場合は、途中で肩の上げ下げや首を左右にゆっくり動かす、肩甲骨周りを意識的に動かす、温泉や足湯で身体を温めて筋肉をほぐす。

軽い運動。日頃から良い姿勢をとる。

(2)頸椎椎間板ヘルニア・・・Ⅰ)と同じ。

(3)眼精疲労

睡眠を最低6時間とる。眼球や眼球の周囲を温める。眼球や眼球の周囲を冷やしたい場合は、先に温めてから冷やす。軽い運動。

(4)緊張型頭痛

温泉や足湯で身体を温めて筋肉をほぐす、痛みが酷い時は薬の服用。

(5)片頭痛

頭痛ダイアリーでの管理、リラックス、軽い運動、痛みが酷い時は薬の服用。

(6)月経関連片頭痛

病院で処方された薬の服用。休養をとる。

(7)後頭部神経痛/頸性頭痛

病院で処方された薬の服用。休養をとる。

(8)顎関節症

意識的に左右の顎を均等に動かす。症状がひどい場合は歯科でマウスピースを作ってもらうなどの治療が必要。

(9)細菌性髄膜炎

症状が出たらすぐに病院を受診。処置の遅れが後遺症につながるため、意識障害がみられる場合は救急車を呼ぶ。


   


今回のまとめ

1)首が痛い症状と頭痛がおきる病気は長時間悪い姿勢でいることが原因と考えられる

2)首が痛い症状と頭痛が同時に起きたら日頃の姿勢を見直し休養をとり、改善しなければ病院へ