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首から上が熱いとは「顔が火照る」といった表現でも現されます。火照るという症状には原因が様々あるのは何となく想像がつくのではないでしょうか。スピーチでの緊張やスポーツなどでの熱中症、また寒さでも頬や鼻が赤くなり火照る症状が現れます。 


   


首から上が熱いのはなぜ?注意したい病気と4つの原因


1)そもそも首から上が熱いとはなに?代表的な症状とは 

緊張した時や強いストレスを感じた時、それにイライラした時や発熱などにより顔が熱くなりますが、これを「顔が火照る」と表現することが多いと思います。また「顔が火照る」症状に伴い頭痛やめまい、吐き気などの症状も引き起こされ病気が疑われる場合もあります。 

2)なぜ症状が現れる?首から上が熱い4大原因 

(1) 熱中症・のぼせ 

熱中症は直射日光をうけ続ける以外にも屋内の熱がこもったところでの作業などでも起こり得ます。脱水症状からはじまり顔の火照りや頭痛、めまいに吐き気などが起こり、酷くなると痺れや意識障害を引き起こす場合もあります。 

(2) 緊張・ストレス 

緊張が高まると顔が熱くなるように緊張やストレス、それに女性によくみられる更年期障害により顔が火照る症状が現れます。また首、肩周辺の筋肉が常に緊張していて頭痛がしたり寝汗をかくことがあるときには注意が必要です。 

(3) 冷え 

寒い場所から暖かい場所に急に移動すると顔が熱くなります。これは血行不良を起こしていることが原因となり起こります。また冷えから頭痛などが起こる場合もあります。 

(4) 風邪・インフルエンザ 

風邪やインフルエンザにかかると発熱し顔が火照り熱くなったり頭痛や吐き気、腹痛に関節痛などの症状を引き起こします。しかし風邪やインフルエンザの回復に伴いこれらの症状も改善していくのが普通です。 

3)試せる応急処置とは?症状への対処方法とは 

(1) 水分補給 

熱中症やのぼせは脱水症状から起こる場合が多いので水分補給をしっかり行うことで対処していきます。ですが一気に飲むのではなく少量を何回も飲むようにしていきましょう。 

(2) 暖かくする 

冷えからくる火照りにはカイロやマフラーを巻くなどの防寒対策で対処していきます。またホットミルクなどを飲み身体の内側から温めるのも良いです。 

(3) 深呼吸 

急なスピーチなど緊張が高まって顔が熱くなる場合には、深呼吸やストレッチをして落ち着くのも良い方法と言えます。 

(4) 安静にする 

熱中症やのぼせ、風邪にインフルエンザなどの場合には、まず安静を保つことが何より適切な対処と言えます。安静にした上で更に症状によって病院に行くなどの判断をしていきましょう。 

※上記はあくまでも対処方法となります。症状が続く場合は、自己判断をせずに速やかに専門医へ相談をしましょう 

4)病気の可能性は?病気かどうかのチェックと判断基準とは 

首から上が熱い火照る症状がある場合に病気かどうかを判断する上で下記症状がみられると病気が疑われるので病院に行くことをオススメします。 

・頭痛が続いている ・生理不順 

・目口が青ざめている ・発熱している 

・たちくらみやめまいがする ・イライラして仕方ない 

・多汗、動悸、息切れ ・眼球突出 

・冷え症 ・血圧が高い

Women are receiving medical attention

5)症状が続く場合は注意!可能性のある4種類の病気とは 

(1) 更年期障害 

年齢的に40代半ば辺りから50歳頃の間で女性ホルモンの分泌量が減って月経異常、月経不順が起こり閉経を迎えていきます。女性ホルモンの分泌量の変化により自律神経にも乱れが生じ自律神経失調症のような症状が起こりイライラしたり顔のほてりを感じます。その他にも頭痛、発汗、発熱といった症状もみられます。 

(2) 自律神経失調症 

過度のストレスにさらされるや普段からストレスを抱えていると自律神経が乱れ交感神経が働き筋肉の緊張や血行不良が起こり手足は冷たいが顔が火照ったり顔は火照るが目口周辺は青ざめるといった症状が起こり頭痛や胃痛、頻尿に皮膚のかゆみ、それに知覚過敏などの症状も引き起こします。 

(3) バセドウ病 

バセドウ病ははっきりした原因は不明ながらもストレスや過労などが原因となって発症するとされています。甲状腺ホルモンの異常分泌で顔の火照りや頭痛、眼球突出、疲れ、多汗、動悸などの症状がみられます。 

(4) 高血圧 

血圧が高くなると心臓の動きが活発になり必要以上に血液が多く流れ出し興奮状態になります。それによりイライラしたり顔が火照ったりといった症状の他、頭痛、めまいにふらつき、冷えなどもみられます。 

6)病院での検査を!症状が気になる場合へ試したい検査・治療方法 

(1) 検査方法 

心療内科や内科、内分泌科に精神科を症状に合わせ受診します。検査は自律神経機能検査 ・心理テスト・アレルギー検査 ・血液検査・超音波検査 ・細胞検査などが行われます。 

(2)治療方法 

・更年期障害/自律神経失調症

共にカウンセリングを行い、更年期障害はホルモン補充療法による飲み薬や貼り薬でのエストロゲン補充や漢方での治療を行います。自律神経失調症では抗不安薬、抗うつ薬、抗精神薬等の薬物療法が行われます。更にどちらの病気でもマッサージやストレッチ、整体、鍼灸など様々な観点から治療がされ生活習慣の改善なども同時に行われていきます。 

・バセドウ病

メルカゾール、チウラジール、プロパジールの薬で増えた甲状腺ホルモンを抑える治療や放射線治療、甲状腺切除手術などがあります。 

・高血圧

初期や中期の場合には生活習慣の改善を行い数値が下がらなければ降圧薬での治療が行われます。 

7)生活習慣から改善を!症状への予防習慣とは 

(1) 湯船に浸かる 

湯船に浸かることで血行も良くなりリラックス効果も期待できます。しかしシャワーでは効果は期待出来ないので湯船に浸かる習慣をつけましょう。 

(2) 散歩やウオーキング 

バスのかわりに駅まで歩いたりエスカレーターのかわりに階段を使うなどちょっとしたことから運動をするように改善していきましょう。 

(3) ストレッチ、マッサージ 

ストレッチやマッサージは直接的で効果が高い方法です。凝り固まった筋肉がほぐされるうえに気持ちもリフレッシュされます。 


   


今回のまとめ 

1)そもそも首から上が熱いとはなに?代表的な症状とは 

2)なぜ症状が現れる?首から上が熱い4大原因 

3)試せる応急処置とは?症状への対処方法とは 

4)病気の可能性は?病気かどうかのチェックと判断基準とは 

5)症状が続く場合は注意!可能性のある4種類の病気とは 

6)病院での検査を!症状が気になる場合へ試したい検査・治療方法 

7)生活習慣から改善を!症状への予防習慣とは