気分を悪くしている女性

お腹がすくと、イライラすることはよくあることですが、たまに、気分が悪い、吐き気を催すなどといった経験をしたことはありませんか。

その症状、もしかしたら病気が原因の可能性があります。今回は空腹時の吐き気の原因・症状・対処方法などをお伝えします。


   


空腹時に吐き気がする!3大原因・症状・対処方法とは


1)吐き気の2つの種類と症状の違い

(1)嘔吐

気分が悪くなるだけではなく、食べ物を食べていないのにも関わらず吐いてしまう症状です。少しでも食事をすると吐き気はすぐに収まります。

(2)痛み

空腹時に吐き気と同時に胃またはみぞうちにキリキリとした痛みが伴う症状です。上記と同様、食事をすることで痛みは収まります。

2)空腹時に吐き気がする3つの代表的症状

(1)胃がむかむか

いつも食べている時間帯が近づくと胃がむかむかし、お腹に違和感がある。徐々に吐き気も強くなってきますが、ご飯を食べると症状を軽くなります。

(2)げっぷが多い

食後にげっぷをするのは通常のことですが、食事前にげっぷが多くなります。「呑気」をしている人が多いといわれており、唾をごくりと飲む、空気をいつの間にか飲み込んでしまっている。おならとして出るのではなく、お腹に溜まることで吐き気が慢性的になる場合がある。

(3)酸っぱい口臭がする

空腹時になると気持ち悪くなると同時に口臭がでる。酸性の強い胃液のにおいのため、酸っぱい口臭だといわれている。

3)空腹時に吐き気がする3大原因とは

(1)ストレス

胃や腸に異常がでやすい1つの主な原因として自律神経の乱れが挙げられます。自律神経は日々のストレスで乱れを起こしやすくなるといわれています。

(2)ピロリ菌

ピロリ菌は子供のころに感染する人が多く、一度感染すると除菌しない限りは感染し続けます。通常の菌は棲めないといわれる強い酸性の中でも平気なピロリ菌ですが、胃や十二指腸の病気の原因とされています。大人の時に感染すると胃に強い痛み等の症状がでます。   

(3)食生活

早食いや大食いの人は日ごろから胃液の量が通常よりも多いため、空腹時になると胃が胃液をだしはじめてしまい、吐き気を催すといわれています。

doctor giving pills to woman at hospital

4)空腹時の吐き気への対処方法とは

(1)空腹時間をあまりつくらない

いつも食事をとっている時間に食事をとらずに放置していると胃に負担がかかります。胃酸で胃にダメージを与える前になるべく空腹を感じたら時間がなくても少しでも食事をとるようにしましょう

(2)牛乳をのむ

牛乳は胃酸を中和して胃痛を和らげる働きがあります。どうしても食事をとる時間がないような日があればせめて牛乳を飲んでみてください。

(3)消化のいいものを食べる

お肉中心の食事だと胃腸が消化しにくく、負担がかかります。少しでも胃がむかむかする、胸やけがするなど少しでもおかしいと感じれば消化のいいうどんやおにぎり、野菜を中心に食べるようにしましょう。

5)症状が続く場合に考えられる4つの病気

(1)胃酸過多

胃液が過剰に分泌される症状のことを言います。通常は胃は食物が入ったときに胃酸を分泌しますが、この病気になると食べていないときも胃酸が分泌されることになります。放置すると胃潰瘍や逆流性食道炎などの病気を発症します。げっぷが多くや口臭が酸っぱくなるといった特徴があります。

(2)胃潰瘍

別名を「消化性潰瘍」と呼ばれ、強力な消化液と胃にある粘膜のバランスが崩れることで粘膜に炎症が起き、発症します。症状としてはみぞおちが空腹時に痛むことがあげられ、また、口臭が酸っぱくなると胃潰瘍の可能性が高いとされています。

(3)十二指腸潰瘍

胃酸の影響をうけて、胃や腸で炎症がおき、粘膜がえぐりとられものを「潰瘍」といいます。上記の胃潰瘍と同じような症状がでますが、数日で症状は回復し、2週間もすれば消えてしまうことが多いです。この病気を発症する人は胃酸の分泌に異常がある人がほとんどです。

(4)逆流性食道炎

食道と胃の間にある下部食堂括約筋は通常閉じており、食物を飲み込んだ際のみ開く仕組みになっており、強い酸性の胃液が食道に到達しないような構造になっています。しかし、何らかの原因で胃液が食道に逆流した場合、食道に炎症ができ、発症します。強い胸やけの症状がでるのがこの病気の特徴です。

Patients undergoing the medical condition of the description

6)症状が続く場合にすべき検査方法とは

(1)胃カメラ(内視鏡検査)

胃カメラの検査をすることで消化管の上部にあたる食道や、胃、十二指腸などの異常を調べることができます。胃カメラの大きさは小さなもので直径4mm~10mmほど、長さは約130cmあります。

鼻または口から挿入して30分以内に検査は終了し、結果もすぐ出ます。検査前は前日の夜9時以降はものを食べないようにする必要があります。費用は5,000円以下でおさまるものが一般的です。 

(2)血液検査

血液検査をして胃や十二指腸に影響を与えるピロリ菌の有無を調べます。ピロリ菌自体の存在を調べるのではなく、ピロリ菌に対する抗体を測定します。結果は1週間ほどかかり、費用は4000円~3000円ほどかかります。

7)空腹時の吐き気へ日常からできる予防習慣とは

(1)暴飲暴食をしない

日々の生活の中で、毎食おなか一杯まで食べる、寝る前ぎりぎりまでお菓子などを食べる、飲み会ではいつも限界まで飲んでしまう等の生活をしていると胃腸へのダメージは溜まる一方です。腹8分目を心掛け、寝る2時間前は食べないようにする、アルコールはいつもの半分の量にするなど胃腸を労わった食生活を心掛けましょう。

(2)ストレスを発散する

胃腸に異常がでる原因はストレスによる自律神経の乱れだといわれます。ストレスが無くすことは難しいですが、毎日自分が好きな音楽やお風呂などを取り入れた生活を送り少しでもストレスを減らすように心掛けましょう。

(3)食事はゆっくりと食べる

お腹が空いたからといって、突然食べ物を胃に入れるまたは、いつも20分以内には完食をしてしまう人は胃に大きな負担をかけています。食事は20分以上時間をかけゆっくり嚙むことを意識することで、少しでも胃への負担を和らげるようにしましょう。


   


今回のまとめ

1)吐き気の2つの種類と症状の違い

2)空腹時に吐き気がする3つの代表的症状

3)空腹時に吐き気がする3大原因とは

4)空腹時の吐き気への対処方法とは

5)症状が続く場合に考えられる4つの病気

6)症状が続く場合にすべき2つの検査方法

7)空腹時の吐き気へ日常からできる予防習慣とは