問診をしてカルテに記入をしている女医

不意に目に光りが飛ぶような症状や、眩しくもないのに目がチカチカするなどの症状がある場合には原因としてまず老化が考えられます。老化は生理現象なので問題は無いのですが網膜剥離などの病気の可能性もあるので注意が必要となります。 



目に光が飛ぶ?注意したい4大原因と病気の可能性とは


1)目に光が飛ぶ場合の初期・中期・後期症状とは 

(1) 初期症状 

目に光が飛ぶ症状は人によっては、ピカピカ光が見える、目がチカチカする、目を動かしたときに視界の隅に一瞬だけ光って見えるなど、その見え方は人それぞれです。 

(2) 中期症状 

キラキラした光のようなものやギザギザした光が見えたり視界が光りボヤけるような症状、それに虫や糸くずのようなものがふわふわと目の前を飛んで見える症状が現れます。 

(3)後期症状 

目に光りが飛んだり、光り眩しいような症状が数十分続き更に視野の一部が欠けて見えたり偏頭痛が起きるような症状が現れます。 

2)なぜ症状が現れる?目に光が飛ぶ場合の4大原因 

(1) 光視症 

目に光りが飛んだりチカチカするような症状を光視症といい、眼球を形成する硝子体が収縮する際に網膜が引っ張られて刺激を受けることをいいます。 

(2) 飛蚊症 

視野に蚊や糸くずのようなものが浮かぶ症状をいい光視症よりも認知度が高く光視症と合併して起こることがありその場合注意が必要です。 

(3) 老化(加齢) 

光視症が起きる最大の原因であり老化が原因であれば整理現象のため問題ありません。 

(4) 過労や睡眠不足 

過労や睡眠不足によって目の前に光がチカチカするように見える光視症や白くボヤけたような症状が現れる場合もあります。 

3)試せる応急処置とは?症状への対処方法とは 

(1) 目を休める 

目がチカチカしたり疲労を感じる場合には蒸しタオルなどを目にあて温めながら目を休ませ疲労を解消してあげます。 

(2) 眼鏡やコンタクトレンズの度数を調整する 

度数の合っていない眼鏡やコンタクトを使用すると目に疲れが溜まりやすくなり光視症などを引き起こす原因となるので度数は常に合わせておきましょう。 

(3) ストレス解消 

ストレスが原因で光視症や飛蚊症などが起きてしまう場合には温泉、マッサージなど自分にあった方法でストレスを解消するようにしましょう。 

(4) 仮眠をとる 

睡眠不足は眼精疲労など目に良くない影響を与え目に光りが飛んだりする光視症を起こす場合もあるので寝不足が続いている場合には仮眠をとりましょう。 

※上記はあくまでも対処方法となります。症状が続く場合は、自己判断をせずに速やかに専門医へ相談をしましょう 。

頭を押さえている女性

4)病気の可能性は?病気かどうかのチェックと判断基準とは 

下記症状が複数ある場合には病気が疑われますので病院に行きましょう。 

・光視症と飛蚊症の合併 

・視野が欠ける 

・光視症が数十分続く 

・目がチカチカしたあとに偏頭痛がある 

・視界の中心が見にくい 

5)症状が続く場合は注意!可能性のある5種類の病気とは 

(1) 網膜剥離 

通常であればピッタリとくっついているはずの光を伝える神経網膜とその土台の網膜色素上皮が何らかの原因で剥がれてしまった状態を網膜剥離といいます。また網膜剥離の症状として光視症や飛蚊症が現れる場合があり2つが合併して起こると網膜剥離や網膜裂孔の可能性が高くなります。 

(2) 網膜裂孔 

強度の近視や後部硝子体剥離、外傷などにより網膜に孔(あな)が開くことをいいます。その孔から目の中の硝子体が網膜の下に入り込んでしまい網膜が剥がれてしまうと網膜裂孔剥離となります。 

(3) 閃輝性暗点(せんきせいあんてん) 

脳の一時的な血流障害が原因でおこる偏頭痛の前兆として起こる症状ともいわれキラキラした光のようなものやギザギザした光が見えるのが特徴で、時には視野の一部が欠けて見えることもあるようです。 

(4) 後部硝子体剥離 

加齢によって眼球にある硝子体というゲル状の物質がどんどん液化していき、これにより硝子体と網膜の間に隙間ができていくことをいいます。この過程で硝子体が網膜を引っ張り孔が開いてしまい光視症を引き起こすことがあります。 

(5)加齢黄斑変性 

年齢の高い方の病気で老人性黄斑変性症とも以前によばれ50代以後に見られる病気とされ日本でも最近では増えています。網膜の物を見る時の中心になる部分を黄斑部といい、ここに異常が出るのが黄斑変性です。中心部分に見づらい部分ができるため進行すると視力はかなり落ちます。ですが周りに正常な網膜が残るので、この病気だけで光を失うことはありません。 

6)専門家での検査を!症状が気になる場合へ試したい検査・治療方法 

(1) 検査方法 

眼科を受診します。 検査は眼底検査という散瞳薬で瞳孔を広げて検眼鏡を使い網膜の状態を調べる検査を行います。 

(2)治療方法 

網膜剥離と網膜裂孔 

・硝子体手術=網膜剥離や網膜裂孔の原因となった硝子体を切除する手術です。 

・強膜内陥手術=網膜裂孔の強膜にシリコンスポンジを縫いつける手術です。 

加齢黄斑変性 

・レーザーによる療法=レーザーを使用し新生血管を焼いたり、温めたり、ダメージを与える方法です。 

・注射による薬の注入=注射で眼の後ろに薬を入れる方法です。 

7)生活習慣から改善を!症状への予防習慣とは 

(1) 遠近ストレッチ 

加齢と共に衰えていく毛様体筋を鍛えるために遠近ストレッチを行うのが効果的です。

・簡単な遠近ストレッチ

目の前15cm程に指を持ってきてその指を見つめ、それから指の先の景色に焦点を移動させます。これを繰り返し行うだけで遠近のストレッチ効果が得られます。 

(2) 食生活 

眼の老化防止には抗酸化物質が効果的とされます。なかでも高い抗酸化作用のあるルテインを含むブロッコリーやほうれん草などの緑黄色野菜を毎日の食事に取り入れることで予防となります。また眼精疲労にはブルーベリーも良いです。



今回のまとめ 

1)目に光が飛ぶ場合の初期・中期・後期症状とは 

2)なぜ症状が現れる?目に光が飛ぶ場合の4大原因 

3)試せる応急処置とは?症状への対処方法とは 

4)病気の可能性は?病気かどうかのチェックと判断基準とは 

5)症状が続く場合は注意!可能性のある5種類の病気とは 

6)専門家での検査を!症状が気になる場合へ試したい検査・治療方法 

7)生活習慣から改善を!症状への予防習慣とは