説明をしている男性のドクター

目が痛い、そんな経験をした方たくさんいらっしゃると思います。では、目に刺すような痛みを感じたことのある方はいらっしゃるでしょうか?目は大切な部分です。指すような痛み、とても怖いですよね。そんな目に刺すような痛みがある症状をご紹介していきます。


   


目に刺すような痛みがある?確認すべき5大原因と病気とは


1)どんな症状が現れる?目の刺すような痛みの2種類と症状の違い

(1)目の表面に起こる痛み

引っかかれるような痛みや焼けつくような痛み、またかゆみを感じることもあります。

(2)目の内部の深いところで起こる痛み

うずくような痛み、ゴロゴロする感じ、突き刺すような痛みやズキズキする痛みを感じることがあります。指すような痛み、となるとこちらの場合が多いでしょう。

2)痛むのはなぜ?目に刺すような痛みがある場合の5大原因

(1)ドライアイ

涙が不足し、目が乾燥してしまい、角膜に傷をつけてしまうのが原因で痛みが起こります。特に異物感やゴロつきなどの痛みが出ます。

(2)眼精疲労

目の奥に重い痛みを感じる場合があります。疲れの原因は多種に渡りありますが、眼精疲労を抱えている人の半分以上はドライアイの症状を併せ持っている人が多いことが分かっています。

(3)角膜炎

コンタクトを使用している人に多くなります。異物感やまぶしさを感じます。

(4)緑内障

眼圧が上がってしまい、視神経が侵されて、視力の低下や視野狭窄を引き起こします。急に眼圧が上がる急性緑内障の発作では、目の痛みと頭痛、吐き気などが出ます。短時間で失明につながるかもしれない、大変な症状です。

(5)急性霰粒腫麦粒腫

ものもらい、めいぼ、めばちこと呼ばれるものの事です。まぶたが腫れて痛みを伴います。

3)試せる処置はあるの?試してみたい対処方法とは

目が疲れると、毛様体筋という目のピント調節をする部分が萎縮してしまいます。その時は、目を温めることで筋肉がほぐれて効果的です。眼精疲労においては、目を温めると効果的なのですが、偏頭痛など血管が拡張することで起こる目の痛みでは温めると逆効果なので、目を冷やすと痛みを軽減できます。その他、目のいろいろな症状に効く目薬や、目の痛みと共に頭痛などが発症している場合は、目薬をさしたり、鎮痛剤なども市販されているので、それらを使うとよいでしょう。

※あまり市販薬に頼るのではなく、痛みが取れない場合やひどく痛む場合はすぐに病院を受診しましょう。

4)これは何かの病気の前兆?病気かどうかの判断基準とは

(1)2種類の痛み方を把握

目の表面の痛みは表立った痛みです。異物感があるような、ゴロゴロした痛みになります。目薬がしみる、チクリと刺すような痛みがある場合がこれになります。逆に目の奥の痛みは、奥の方から感じる思い鈍痛です。表面的な痛みとは明らかに違う、裏の方から痛みを感じるものになります。

(2)早期に原因を探りましょう

痛みが起こった際は、目の表面から起きている痛みなのか、奥から起きている痛みなのか、その痛みの場所を自分で把握することが病気の早期発見になるとともに、病気の診断にも役に立ちます。見た目の違いでいえば、充血が起こることがあります。これは、炎症や疲れなどで目の血管が膨らんだ状態になるのが充血になります。充血の原因の多くは目への刺激です。ずっと痛い場合、痛みが長く続く場合、対策を講じても改善が見られない場合は病院を受診してください。

目を押さえている女性

5)症状が続く場合は要注意!考えられる5種類の病気とは

(1)ドライアイ

涙の不足する症状です。目の乾燥や涙の量の不足で起きます。パソコンやスマホを凝視する時間が長くなったり、まばたきの回数が減ることによって起こりやすくなります。ドライアイで潤いが減り、異物の排除が困難となるので、その結果、角膜に傷が入ったり、異物感やゴロつきなどの痛みが出ます。

(2)角膜炎

黒目部分の表面の角膜で炎症の起こった状態のことを言います。異物感やまぶしさを感じたりします。原因はいろいろあり、外傷、細菌感染、ウイルス感染、カビ感染、また最近ではコンタクトレンズを使う人にも増えているのが特徴です。

(3)眼精疲労

疲れ目が悪化した状態になります。疲れ目=眼精疲労ではありません。目の症状としては、充血、目のかすみ、視力の低下などが見られます。目以外にも症状が出ることがあり、体の痛みや胃の痛み、食欲不振、便秘などが起こることがあります。ドライアイを併発する場合も多いようです。

(4)緑内障

眼球内の眼圧が上がることで視神経が圧迫され、視力の低下や視野狭窄を起こす病気になります。慢性と急性があり急性の緑内障の発作では、目の痛みだけでなく、頭痛や吐き気も伴います。最悪、短時間で失明につながる可能性があるので、早急に治療しなければなりません。

(5)ものもらい

麦粒腫と霰粒腫という2種類の病気を合わせた総称になります。麦粒腫の場合は、まぶた表面についている細菌がまぶたの分泌腺や毛穴に入って、感染や化膿をしてしまう病気です。はじめはかゆみを感じますが、次第に痛みに変化をしていくケースが多いようです。まぶたが赤く腫れる、まばたきをすると目が痛む、充血、ゴロゴロ感などの症状があります。

霰粒腫の場合は、麦粒腫と違い、細菌感染を伴わない無菌性の炎症になります。まぶたにあるマイポーム腺の出口が詰まってしまい、慢性的な炎症が生じることで肉芽腫という塊ができる病気になります。症状としては、まぶたの腫れや異物感です。

6)気になる場合は専門家へ!症状への検査・治療方法

(1)検査方法

どこがどのように痛いか、目の表面が痛いのか、奥から痛いのかを先生に伝える必要があります。視力検査や、眼圧の検査、目以外に痛いところはないかなどを伝えます。場合によっては、外側から見えないところになると、X線検査や、CT、MRIをとることもあります。

(2)治療方法

どの病気であるかで治療方法は異なりますが、痛み止めの内服薬を処方されたり、目薬の外用薬を処方されたりする場合が多いでしょう。しかし、急性の緑内障の発作などになると、治療が長引き、手術という事にもなりかねません。

7)生活習慣を整えよう!目の刺すような痛みへの予防習慣とは

(1)パソコンやスマートフォンの使用を控える

パソコンやスマートフォンを長時間使用すると、血流を低下させる原因となります。血流が悪くなることで、頭痛や肩こりも起きます。スマートフォンは、そんなことはないと思われがちですが、見ているときはうつむきがちで、同じ姿勢で目を酷使しているのです。パソコンやスマートフォンで作業をする際は、肩に力を入れすぎず、合間にリラックスする時間を作って休息をとることもとっても大切です。

(2)マッサージや簡単なストレッチをする

エステに行かないとしても、自宅でマッサージオイルなどを使用して、首筋や肩、その他の凝っている部分をほぐしてあげるといいでしょう。たまにはエステやマッサージ店に行きほぐしてもらうのもいいかもしれません。交感神経が高ぶっていて緊張気味な体にはリラックスをする時間がとても大切になります。また、マッサージが面倒だ、という方には、勢いよく出したシャワーを顔や肩、首に宛てるだけでも血行が良くなり、リラックス効果が期待できます。簡単なストレッチを朝晩に行うと、固まった筋肉がほぐれて血行が良くなります。

(3)毎日湯船につかる

体が冷えたり、ストレスで血行が悪くなったりする、末梢の血管の血流をよくする方法になります。血管が広がることで自然とリラックスモードに切り替わります。末梢の血管が冷えてしまい固まってしまうと、寝起きに痛みを引き起こす原因になりかねません。できるなら、就寝前に39~40度のぬるめのお湯に15分は浸かるようにするといいでしょう。

(4)禁煙や禁酒をする

タバコやお酒は、血行を阻害し、痛みを起こす原因にもなります。嗜好品なので、いきなりやめるのは難しいですが、少し控え気味にする、量を減らしていくという風に工夫をするといいでしょう。

(5)どうしても痛い時は

我慢せずに痛み止めを飲むようにしてください。痛みによってストレスが溜まってしまったり、それによりさらに痛みも悪化しかねません。吐き気に嘔吐、めまいなどの症状が出てくる可能性もあります。そんな痛みは放っておかずに、痛み止めを飲むようにし、続く場合は専門医を受診しましょう。


   


今回のまとめ

1)どんな症状が現れる?目の刺すような痛みの2種類と症状の違い

2)痛むのはなぜ?目に刺すような痛みがある場合の5大原因

3)試せる処置はあるの?試してみたい対処方法とは

4)これは何かの病気の前兆?病気かどうかの判断基準とは

5)症状が続く場合は要注意!考えられる5種類の病気とは

6)気になる場合は専門家へ!症状への検査・治療方法

7)生活習慣を整えよう!目の刺すような痛みへの予防習慣とは