目の検査をしている眼科の医師

ある日、突然目がしょぼしょぼし、違和感や異物感を覚えた事はありませんか?実は目のしょぼしょぼが病気のサインである場合もあり、慢性的に続く場合には注意が必要です。今回は手軽に出来る応急処置から受けるべき専門的な検査や治療法を紹介いたします。


   


目がしょぼしょぼするのはなぜ?6大対処方法と原因とは


1)どうして違和感が?目がしょぼしょぼしてしまう4大原因とは

(1)ブルーライト

終日にわたるパソコン作業や、長時間のスマホ使用により、ブルーライトを過剰にあびてしまう事で目がしょぼしょぼする症状を発症してしまいます。

(2)花粉・ハウスダスト

春に限らず、様々な植物の花粉や、ハウスダウストもアレルギー反応を誘発し、目がしょぼしょぼする原因となります。

(3)目の乾燥

パソコンやスマホの長時間使用によるブルーライトの他、まばたきの回数がへってしまう事で目が乾燥し、しょぼしょぼする以外にも様々な症状を引き起こす場合があります。

(4)眼精疲労

目の酷使や生活習慣、様々ま要因で眼精疲労は発生します。一過性である眼疲労とは違い、一晩眠っただけでは疲労が解消されず、症状が慢性的になります。

2)症状のチェックを!目の違和感の3つの種類と症状の違いとは?

(1)異物感

目がゴロゴロしたり、まぶたを動かす際に違和感に加えて痛みを感じる。逆睫毛やコンタクトレンズの汚れ等でも引き起こされる場合があります。

(2)目や瞼の痙攣

何もしていないのに眼球や瞼に違和感があり、ピクピクと痙攣し一時的な症状の他、一日を通して症状が持続しストレスを感じる他、頭痛も感じる。

(3)かすみ

乾燥や違和感と同時に、焦点が合わずに目がかすみ、ピントが合うまでに数秒の時間を要する。

close up of doctors with tablet pc at hospital

3)試せる応急処置とは?症状への適切な6つの対処方法

手軽に試せる方法を紹介します。あくまで応急処置になります、改善が見られない場合は病院で適切な診断を受けて下さい。

(1)まばたきの回数を増やす

意識的にまばたきの回数を増やす事で、乾燥を一因とした症状を改善できる可能性がある他、異物やゴミの除去を試みる事が出来ます。また、筋肉をほぐす事で疲労そのものを改善できる可能性もあります。大きく開いてしっかり閉じ、やや極端にアクションするのがのがコツです。

(2)眼球を大きく動かす

上下左右に眼球を動かし、グルグルと時計回り、反時計回りに回す事で、筋肉の緊張を解し、疲労の回復を試みる事が出来ます。瞼を閉じた状態と、開いた状態、療法で行って下さい。

(3)遠くの景色を眺める

同じ一点や距離感のものを見ていると筋肉の緊張と疲労に繋がります。遠くを見る事でそれらを改善する他、目のかすみにも効果があります。ポイントとしては、景色がかすむギリギリの距離にある物を眺める事で効果を増幅さえる事が出来ます。

(4)蒸しタオルで目の血流を改善

蒸しタオルをまぶたの上に乗せる事で、血流を改善し疲労と緊張を改善させる事が出来まる他、目の乾燥にも効果があります。ただ、手と瞼では皮膚の薄さが違うため、火傷してしまわない様、タオルの温度には注意を払ってください。

(5)目薬の点眼

目薬には様々な種類があり効果や効能にも種類があります。自分の症状を販売員や専門家に伝えて、症状に合ったものを選ぶ必要があり、また用法についても様々なので、合わせて相談してから使用しましょう。

(6)ツボを押す

こめかみの部分に、眼精疲労に効果のあるツボがありますので、力を加えすぎないようにマッサージする事で手軽に効果を発揮できます。少し手が空いたら行うように習慣化する事で慢性的な疲労にも効果を期待する事が出来ます。

(7)やってはいけない応急処置

目の異物感や疲れを感じたとき、目を閉じて瞼を押してしまう事があるかと思いますが、視神経を傷つける場合がありますので絶対にやってはいけません。また、他人から目薬を借りるというのもいけません。細菌に感染する可能性があります。古い目薬も使用するのも細菌に感染する場合がありますので、新しいものを使用する様にしましょう。

4)症状が続く場合は要注意!可能性のある6種類の病気とは

(1)ドライアイ

涙の量が減り、ゴミや異物を洗い流す機能が低下し、常時目が乾燥する事で違和感や痛みを覚える様になります。

(2)白内障

目のレンズが濁ることで、視界にかすみやぼやけは生じます、また、光が通常より眩しく感じる事もあり、主に加齢が原因で発症する事が多い病気です。

(3)緑内障

視神経に障害が生じることで、視野が欠損し視力が低下します。本来は高齢者が多く発症する疾患でしたが、若年層にも発症が増えている為、年齢問わず注意すべき病気となっています。

(4)アレルギー性結膜炎

花粉、ほこり、ハウスダストのアレルギー反応により目が炎症を起こす事で発症します。発症すると様々な症状が発生しますが代表的な症状は痒みと充血で、重度の場合は白目の部分が真っ赤になり、痒みに負けて激しく掻いてしまう事で症状を悪化させる場合が多いです。また、アレルギー性では無い結膜炎も目の疾患では多い。

(5)飛化症

視界に小さなゴミや虫の様なものが常時映り、特に紙などの真っ白いものを見た時に顕著に症状が確認出来ます。先天性のものと後天性のものがあり、加齢が原因となる場合がほとんどで症状が軽い場合は気付かずに過ごす場合もあります。

(6)網膜剥離

眼の奥にある網膜という組織に障害が起こり、視界の一部が欠損してしまう病気です。近視の場合に発症する例が多く、若年から高齢まで発症例が多く、放置すると失明の危険さえあるので、視界に異常を感じた場合は注意が必要です。

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5)専門家での受診を!治まらない場合へ試したい検査・治療方法

(1)視野検査

片目づつの視野、見える範囲を測定する事で、緑内障等の視野に異常や欠損が起こる症状を持つ疾患を発見出来ます。

(2)眼圧検査

数種類の眼圧計という器機を使い、眼球の内圧を測定、検査します。数値が正常範囲内でない場合は、さらに精密検査を実施し、疑いのある疾患の切り分けを行います。

(3)網膜電図検査

点眼麻酔を行い、電子機器の接続されたコンタクトを着用し、網膜の検査を行います。事前に行われる視野検査と眼圧検査の結果と複合的に評価し、診断を行います。

(4)シルマー試験

細い濾紙を目の二箇所にセットし、その濾紙が涙で濡れる量を測定、検査を行います。涙の量が測定出来る為、主にドライアイを発見する検査となります。

(5)細隙灯顕微鏡検査

細隙灯と呼ばれる高精度の拡大鏡を目を仔細に観察し、検査を行います。緑内障や白内障、結膜炎など、様々な疾患を発見する事が可能です。

(6)薬物療法やレーザー・手術による治療

各検査で異常が発見された場合は治療へと進みますが、大きくは薬物療法とレーザー療法、手術と3つの措置に分かれます。症状によって細かく処置も細分化される為、把握する為にはかならず細かく説明を聞く必要があります。期間や費用も療法により千差万別なので合わせて相談しましょう。

6)生活習慣から改善を!目がしょぼしょぼしてしまう症状への予防習慣

(1)スマホ依存を改善

眼精疲労を原因として目がしょぼしょぼしてしまう事は非常に多いです。仕事や趣味で長時間パソコンを使用する場合などは特に目の疲労が溜まるので、目を休憩させる必要があるのですが、その休憩時にスマートホンをいじる事が習慣化している事は非常に多いです。それでは結局のところブルーライトの影響で、目は休憩を出来ていません。スマートホンに触れずに、目にも安静な休憩を習慣づけましょう。

(2)睡眠の質を上げて目を休める

睡眠の質が悪いと疲労を解消出来ません、眼精疲労も同様です。自分の体にあった寝具を使用する他、睡眠の二時間前までには食事をとらない様にし、10時から深夜2時までに寝床に着くなどして、睡眠の質を上げる生活習慣をつける事で、眼精疲労を解消し、目のしょぼしょぼを改善出来ます。


   


今回のまとめ

1)どうして違和感が?目がしょぼしょぼしてしまう4大原因とは

2)症状のチェックを!目の違和感の3つの種類と症状の違いとは?

3)試せる応急処置とは?症状への適切な6つの対処方法

4)症状が続く場合は要注意!可能性のある6種類の病気とは

5)専門家での受診を!治まらない場合へ試したい検査・治療方法

6)生活習慣から改善を!目がしょぼしょぼしてしまう症状への予防習慣