目の疲れを感じている女性

目がゆがむ症状の多くは、加齢が原因だとされています。人は年を重ねて成長していく生き物ですから加齢を止めることはできないので、目がゆがむ症状を防ぐことはできません。

そこで目がゆがむ症状に対しての意識を持つことで少しでも予防、改善に役立てて頂ければと考えています。 


   


目がゆがんで見える?チェックしたい項目と3つの原因とは


1)目がゆがんで見えるとは?代表的な症状とは 

目がやゆがんで見えるとは、ゆらゆらと波打ったように映りぼやけた感じに見える症状をいいます。

原因によりその他の中心が白く見えるや黒い斑点が見えるなどの症状が合わさって更に見えにくい状況をつくることで、様々な見えにくさへの違いが現れます。 

2)なぜ症状が現れる?目がゆがんで見える場合の3大原因 

(1)加齢 

年を重ねることで網膜や黄斑部が劣化したり、動脈硬化など血管への異常が起こることで目がゆがんで見える原因を様々引き起こします。 

(2)高血圧 

高血圧の方にも目がゆがむ症状は見られやすいといいます。高血圧は加齢や動脈硬化にも関わり、加齢が進むと高血圧になりやすく、高血圧は動脈硬化を引き起こす原因となります。そして、それらが目のゆがむ病気などに繋がっていきます。 

(3)糖尿病 

糖尿病の場合には血がドロドロと粘性を帯び、血流や血管に悪影響を与え、様々な障害を引き起こします。目がゆがむ症状もその1つとして現れます。 

3)試せる処置とは?症状への対処方法 

(1)目を休める 

目を休めることで一時的に改善する場合がありますが、根本的な処置とはいえないので病院に行き診てもらうことをおすすめします。 

(2)タバコを吸わない 

タバコが影響している可能性もあるので目がゆがんで見える場合にはタバコを吸わないようにしましょう。 

(3)病院へ行く 

目がゆがむ症状が現れた場合にはしっかりと病院で診てもらい原因を突き止めることが重要です。 

4)病気かどうかのチェックと判断基準とは 

目がゆがむ症状が現れ、それが頻繁な場合には既には病気である可能性が高いと考えられます。病気が疑われる、その他の症状と照らし合わせチェックしてみましょう。 

目がかすむ・見えない部分がある・視力低下・糖尿病・一部が欠けて見える・近視持ち

パソコンを確認しているドクター

5)要チェック!可能性のある4種類の病気とは 

(1)加齢黄斑変性 

脈絡膜から網膜に向かい新生血管という正常とは違う血管が生えてきます。これを滲出型加齢黄斑変性といい、この血管はもろく破れやすいため、出血や血液中の水分がもれたりしやすく、黄斑部の網膜の下にたまり視野の中心がゆがんで見える場合があります。

加齢黄斑変性は年を重ねるとともに発症しやすくなります。また、喫煙や太陽の光による影響もあるといいます。 

(2)糖尿病網膜症・糖尿病黄斑浮腫 

糖尿病網膜症は、長い間、血糖値の高い状態が続き網膜にある細かい毛細血管が傷ついたり、つまったりして起きる合併症のことをいいます。

糖尿病黄斑浮腫は、網膜の毛細血管にコブができたり、血液中の成分がもれだし網膜内にたまる症状で、糖尿病と網膜症どちらにも起こる合併症です。 

(3)網膜静脈閉塞症 

網膜静脈閉塞症は、網膜の静脈が詰まり圧力が上がり、網膜血管が広がったり、蛇行、出血する病気です。網膜静脈閉塞症には網膜の静脈根本が詰まる網膜中心静脈閉塞症と、静脈の枝分かれした部分が詰まる網膜静脈分枝閉塞症とがあります。 

(4)脈絡膜新生血管 

病的近視の人の5~10%に起こる病気で、眼底出血やむくみの症状が現れます。現在では治療法も大きく進歩し、しっかり治療を続ければ改善が期待できます。 

6)症状が気になる場合へ試したい検査・治療方法 

(1)検査方法 

一般的な視力検査や、目の奥に光をあて網膜を直接観察する眼底検査、蛍光色素の入った造影剤を注射し眼底の血管を観察する蛍光眼底造影、網膜の層構造を断面的に観察する光干渉断層計(OCT)などの検査があります。 

(2)治療方法 

・加齢黄斑変性 

新生血管から漏れ出る血液中の水分を減らす抗VEGF薬治療、光に反応する薬を投与し新生血管を閉塞させる光線力学的療法(PDT)、レーザー光線を新生血管に照射して新生血管の成長をとめるレーザー光凝固術などの治療を行います。 

・糖尿病網膜症/糖尿病黄斑浮腫/網膜静脈閉塞症 

抗VEGF薬治療、レーザー光凝固術、他にも炎症を抑えるステロイド治療、目の出血を止めたり異常な組織を取り除き剥がれた網膜を修復さする硝子体手術などのた治療があります。 

・脈絡膜新生血管 

抗VEGF薬治療、レーザー光凝固術、中心窩を移動させる黄斑移動術と網膜の一部を切開して、新生血管を直接抜き取ってしまう新生血管抜去術と言われる手術療法が行われます。

7)目がゆがんで見える症状への予防習慣とは? 

(1) 普段からの自己チェック 

目がゆがむ場合の病気の中には初期症状に気づきにくいものもあるため、普段から意識を持って、交互に片目で物を見て異常が無いかチェックすることで早期発見や予防になります。 

(2) 喫煙を減らす又は禁煙する 

目のゆがみと喫煙には関係性があるとされているので、禁煙するか、それが厳しければ喫煙を減らすことで予防となります。 

(3) 太陽の光から目を守る 

太陽の光もまたゆがみの原因となり得るため、帽子や日傘などを用いて予防しましょう。ただしサングラスは効果的とはいえないので気をつけましょう。


   


今回のまとめ 

1)目がゆがんで見えるとは?代表的な症状とは 

2)なぜ症状が現れる?目がゆがんで見える場合の3大原因 

3)試せる処置とは?症状への対処方法 

4)病気かどうかのチェックと判断基準とは 

5)症状が続く場合に可能性のある4種類の病気とは 

6)症状が気になる場合へ試したい検査・治療方法 

7)日常からできることは?目がゆがんで見える症状への3つの予防習慣