女性の目のクローズアップ

目が痛い・かゆい、いろいろな症状に悩まされた経験のある方も多いと思います。その中でも目の中にできものができてしまった経験はないでしょうか?ゴロゴロや違和感、実はできものかもしれません。

今回は目の中のにできるできものの症状について紹介します。


   


【解説!】目の中にできものができる場合の4種類の原因とは

1)そもそもできものってなに?

できものとは、よくおできなどと言われます。できものと呼ばれるものは、吹き出物やニキビなどといった皮膚にできるものが多く、赤くなったり白くなったりするもののことをよく指します。

おできは毛包や毛包の周囲の細菌感染によって起こります。皮膚の中に膿が溜まってしまった状態で皮下の脂肪組織に及ぶ場合もあります。目にできるできもののことは、ものもらい、目イボや目ばちこなどといい、痛痒いのが特徴です。

2)目の中のできものにも種類がある?3種類と症状の違い

(1)できものが茶色い場合

できたできものの色によって判別することができます。できものが茶色い、または黒い場合、ほくろや脂漏性角化症、がんなどの可能性があります。

(2)できものが赤い場合

できものが赤い場合は、麦粒腫や霰粒腫などの可能性が考えられます。この2つはまとめて、ものもらいと呼ばれることが多いものです。

(3)できものが肌色や黄色い場合

汗管腫や瞼黄色腫、皮様嚢腫と呼ばれるものが原因と考えられます。

3)この原因って?目の中にできるできものの4大原因とは

(1)瞼裂班

たんぱく質と脂肪が沈着し、角膜の横に白いできものができることを指します。この白いできものは、悪いものではないので、気にならないのであればそのままにしていても大丈夫なものです。

(2)瞼裂班炎が原因

特に痛みなどは感じません。細菌が感染してしまい、炎症を起こします。その際、目の中に赤いできものができてしまい、痛みを伴う場合が多々あります。そのままでは改善しないので、医療機関に行きましょう。

(3)麦粒腫が原因

細菌感染が原因です。目の中に赤いものができてしまうのとともに、まばたきで目の中がゴロゴロしたような感じになります。痛みも感じるため、日常生活に支障が出てきてしまうので、早めに医療機関を受診しましょう。

(4)霰粒腫が原因

まぶたに脂が溜まってしまい、白いしこりができてしまうのが霰粒腫です。炎症が起こらなければ、そのままでも構わないですが、やはり違和感は伴います。気になる場合はしっかり医療機関を受診することをおすすめします。

4)試せる応急処置はあるの?症状への対処方法とは

なるべく異常を感じた目は触らないようにすることが大切です。手に細菌がついていた場合、細菌感染の可能性があるからです。目を冷やしたり、目をキレイな水で洗ったりすることも、症状を和らげる方法になります。

が、症状を和らげるだけになってしまうため、目の場合は早めに医療機関を受診することをおすすめします。目の病気は意外と重症であることが多いです。手遅れになってしまった、手術になってしまった、となれば大変なことです。

Female physician of two people that use the tablet

5)病気の可能性はある?病気かどうかのチェック項目と判断基準

どのようなできものができているのか?色、形はもちろんのこと、痛みがあるかないか、異物感があるかないか、かゆみがあるのかないのか、がとても重要です。どのようなものが目の中にできているのか、見るのは怖いかもしれませんが、早い方がいい場合もあります。

しっかり見て、どんな状態なのか、症状はどういう症状が出ているのかをしっかり自分で把握しておくことが大切です。それが病気の判別にも当てはまることが多いです。しかし、目のできものは中には怖いものがあります。早めに医療機関を受診することをおすすめします。

6)症状が続く場合は注意!考えられる4種類の病気とは

(1)眼科蜂窩織炎(がんかほうかしきえん)

炎症がひどくなり、眼球の周りにまで膿が溜まってしまい重症化したもののことをいいます。早めに適切な治療を行うことが大切です。手遅れになると命に関わることも出てきます。

目の周りが不衛生になること、コンタクトレンズやアイラインやマスカラなどのアイメイクをしっかりしている人、前髪が目にかかってしまっている人、目がかゆいからとすぐにこすってしまう人などに多いです。寝不足や季節の変わり目や抵抗力が明らかに落ちているとき、汚れた手で目をこすっても危険です。

(2)麦粒腫(ばくりゅうしゅ)

まぶたにある脂腺や汗腺に黄色ブドウ球菌や表皮ブドウ球菌が付着してしまい、感染して炎症を起こしてしまったものをいいます。まぶたの一部にある赤みや腫れなどから、かゆみや痛みが現れるのが特徴です。炎症が進んでしまうと、目やにがたくさん出てきます。

化膿して膿が溜まるのですが、皮膚が破れることによって膿が出てしまい、症状は回復します。麦粒腫には、外麦粒腫と内麦粒腫の2つがあります。外麦粒腫はまぶたの外側にできるものです。痛みはあまり感じず、まばたきをすると異物感があります。内麦粒腫はまぶたの内側にできるものです。外麦粒腫よりも痛みや腫れが強くなります。

(3)霰粒腫(さんりゅうしゅ)

まつ毛の生え際にある脂分を分泌するマイボーム腺の出口が詰まることによって炎症が起きてしまい、肉芽腫ができてしまいます。無菌性の炎症で、まぶたの腫れと異物感は伴いますが、赤みや痛みはないのが特徴です。腫瘤が小さい場合、放置をして様子をみる場合もありますが、大きくなってしまった場合は、ステロイドの注射や手術で取り除くことになります。

同じ霰粒腫でも、急性霰粒腫というものがあります。これは急性炎症を起こした状態で、通常の霰粒腫と違い痛みがあるのが特徴です。症状は麦粒腫と似ています。抗生物質を投与して治します。

(4)白血病

白血病は血液中の白血球が増えてしまう病気ですが、正常な赤血球や白血球が生産されないために、免疫力の低下や貧血が起こってしまいます。免疫力が低下しているせいで、ものもらいができやすくなります。白血病が原因であると、眼科ではなかなか見つかりにくいものです。ものもらいを治療しても、なかなか治らない場合、何度も繰り返す場合は内科を受診することをおすすめします。

7)治まらない場合は専門家へ!症状への検査・治療方法

(1)検査方法

まずは眼科に行きましょう。眼科でドクター問診、視診が行われます。必要な場合は視力検査や眼圧検査などを行います。

(2)治療方法

病気にもよりますが、抗生物質を使って治す場合もありますし、ステロイドの投与を行うことも考えられます。最悪手術をしてできものを取らなければならない場合もあります。早期発見のためにも、早めに医療機関を受診することをおすすめします。

8)生活習慣を改善しよう!目の中のできものへの予防習慣とは?

(1)目をむやみに触らない

目の中にできものができると、とても気になります。触って確かめたい気持ちもわかります。しかし、むやみに触ってはいけません。悪さをしないできものの場合もあります。そんな時、むやみに手で触ってしまうことで、細菌感染を起こしてしまう可能性もあります。どうしても触る場合は、手をキレイに洗ってからにしましょう。

(2)迷わず医療機関を受診

見ることが大変重要な目です。目の中にできものができてしまうという時点で、自然に治るというのはなかなか難しいものとなります。放置してしまい、細菌感染をしてしまうことによって、症状が悪化する場合もありますので、速やかに医療機関を受診しましょう。

(3)清潔にすること

痛みが出たり、かゆみが出るとついつい手でこすってしまう場合があります。そんなとき、手が汚れていたりすると細菌感染を起こしたりします。ですので、手は清潔にすることと、目をキレイな水で洗浄することもいいとされます。目の痛みが軽減することもあります。

(4)目を冷やしてみる

目に炎症が起こると痛みを感じやすくなります。そこで、清潔なタオルを水で濡らし、目の上に置いておくだけでも痛みの軽減につながります。必ず清潔なタオルを使うようにしてください。

(5)疲労をため込まない

日常生活において疲労が溜まることで、免疫力の低下につながります。免疫力が低下すると、少しの細菌で感染したりしますので、バランスの摂れた食事をし、運動をして免疫力を高めましょう。

(6)睡眠をしっかりとること

目を休ませる時間を作ることはとっても大切です。睡眠時間をしっかりとることによって、目も休まります。睡眠時間の十分な確保が必要になります。パソコンなどの作業が多い人は、休憩を入れたり、長時間休んだりするのも大切です。


   


まとめ

1)目のできものの呼び方は、地方によって違う場合があり、普通はものもらいと呼ばれることが多い。

2)目の中のできものには色別に3種類の種類が存在する

3)目の中にできるものの原因を考えると、早めに医療機関を受診した方がよい

4)病気かどうかの判断基準は、目の中にできものができた時点で病気を疑う方がよい。様々な場合があるが、痛みやかゆみがポイントになる

5)目のできものができた際に疑われる病気は4つ。早期発見が望ましい

6)日常からできることは、目をむやみに触らないこと、清潔にすること、目を休ませることが大切