女性の耳の検査を行う医者

新幹線に乗っていてトンネルに入ったり、ケーブルカーで高いところに上ったりして耳が詰まった感じがすることがありますよね。

こんな時にはつばを飲めば治ってしまいますが、慢性的に続く場合には、どんな原因や疾患が考えられるのでしょうか。 耳が詰まる原因や対処法をお伝えします。


   


耳が詰まった感じの7大原因!病気の可能性とは


1)耳が詰まった感じの5つの症状 

(1)気圧変化に伴って耳が詰まった感じがする 

鼓膜の中と外側にかかる圧力が変化することで、耳が詰まったような症状がでます。つばを飲み込んだりあくびをしたりすればすぐに収まります。 

(2)耳鳴りがする 

原因はよく分かりませんが、メニエール病のときに現れることがあります。 

(3)痛みをともなう 

鼓膜の内側に膿がたまることによって、耳が詰まった感じと痛みが現れます。膿を取り除くまで続きます。 

(4)音が聞こえづらくなる 

突発性難聴の場合などに起こります。速やかに治療をしないと、聴力が完全には回復しないことがよくあります。 

(5)発熱をともなう 

鼓膜の内部に膿がたまっているような場合は、発熱がともなうことがあります。 

2)耳が詰まった感じの7大原因 

(1)細菌 

耳の中を傷つけた時にそこから細菌感染と起こすことで、耳の中が腫れて詰まった感じがすることがあります。 

(2)カビ 

耳の中にカビが生えることによって聞こえにくく、詰まった感じがすることがあります。 

(3)物理的原因 

プールやお風呂で水が耳に入ったり、子供の場合はおもちゃを耳に入れたりすることで起こることがあります。 

(4)耳垢 

耳掃除の時に耳垢を奥に押し込んでしまうことによって起こるケースです。 

(5)ウィルス 

風邪で鼻に炎症を起こしているときに、それが耳に達することで起こることがあります。時に子供は鼻と耳が近いので起こりやすいです。 

(6)ストレス 

ストレスは突発性難聴の原因の一つに挙げられています。 

(7)血行不良 

耳に行く動脈は細くデリケートなので、血液量が不足すると詰まった感じや聞こえにくい感じが出たりします。 

Doctors who have medical records and doctors have a tablet

3)耳が詰まった症状への3つの対処法 

(1)あくびをしたりつばを飲む 

気圧変化が原因の場合は、つばを飲んだりあくびをしたりすることで簡単に治ります。 

(2)耳掃除をする 

耳に水が入った場合には、詰まっている方の耳を下にして排出を促したり、綿棒でふき取ります。 

(3)入浴 

血行不良が原因で起こっている場合には、入浴などお風呂で温めることによって改善することがあります。 

ただし、原因が明確な場合はともかく、突然耳が詰まった感じがした場合や、痛みをともなう場合には速やかに医療機関を受診しましょう。 

特に突発性難聴の場合などは、治療が遅れると聴力が回復しないこともあるので、自己判断はとても危険です。 

4)耳が詰まった感じが続く場合の6つの病気の可能性 

(1)中耳炎 

風邪のウィルスが鼻から耳に達することで、鼓膜の内側に膿がたまり中耳炎になります。痛みをともなうことが多いです。

しっかり治しておかないと慢性化する危険もあるので注意が必要です。 

(2)耳垢栓塞  

耳垢が内部に押し込まれてたまってしまう疾患です。ひどい場合には鼓膜にこびりついてしまい、治るまでに時間がかかってしまいます。 

(3)外耳炎 

耳の穴の外側3分の1の部分を外耳道といいますが、その表面なんらかの原因で傷がつき、そこから細菌感染することによって、外耳道が腫れあがり詰まった感じが出ることがあります。 

(4)突発性難聴 

ストレスなどが原因で、耳の片側が突然聞こえにくく、詰まったような感じが出ます。初期の治療を怠ると聴力が回復しないこともあるので、早期治療が大事です。 

(5)メニエール病 

三半規管の機能異常によって起こる疾患です。回転性のめまいと低音障害が特徴です。 

(6)耳管開放症 

はっきりした原因が分かっていませんが、耳の音や空気の出入りを調整する耳管と言う部分が開きっぱなしになる疾患です。耳が詰まった感じや、自分の声が響く感じがします。 

Closeup on concerned medical doctor woman sitting in office

5)耳が詰まった症状への検査方法 

(1)内視鏡検査 

ファイバースコープなどを用いて、耳の中を視覚的に検査します。3割負担で720円ほどです。 

(2)聴力検査 

耳の聞こえ方を検査します。3割負担の場合、簡易聴力検査で330円、詳しく検査すると1050円ほどかかります。 

(3)内耳機能検査 

内耳が正常に機能しているかどうかを検査します。3割負担で1,200円程度です。 

(4)ティンバノメトリー 

鼓膜の動きを確認する検査です。3割負担で1,020円程度です。 

(5)赤外線CCD 

めまいの有無や程度を確認する検査です。3割負担で900円程度です。 

耳が詰まった感じがする場合の検査は、耳鼻咽喉科で診てもらえます。耳鼻咽喉科の検査は、ホームページに費用が載っているケースが多いので参考にすると良いでしょう。 

6)耳が詰まった症状への治療方法 

耳が詰まった症状の治療は一般的に耳鼻咽喉科で行います。治療期間や治療費は症状によってもまちまちなので、担当のお医者様に相談すると良いでしょう。 

(1)耳垢の除去 

耳垢栓塞の場合には、原因となっている耳垢を取り除く治療をします。ただ、耳鼻科に行ったらすぐにとってもらえると言うわけではありません。 

無理やり取ると耳の中を傷つけてしまうので、耳垢水というものをなんどか家で点耳し、耳垢を柔らかくしてから取り除きます。何回か通院する必要があります。 

(2)投薬治療 

中耳炎の場合には抗生物質や、メニエール病の場合にはビタミン剤、外耳炎の場合には抗生物質、突発性難聴の場合にはステロイド剤などが処方されます。 

(3)手術 

手術と言うほど大げさではないですが、中耳炎で膿が鼓膜内部にたまっているような場合には、吸い出すための処置をとります。 

7)耳が詰まった感じの症状への予防ポイント 

(1)耳掃除の見直し 

耳掃除は基本的にする必要はありません。勝手に剥がれ落ちて耳の外に出て行くことがほとんどです。ただ、日本人の16%程度が湿性の耳垢といわれているので、その様な人は綿棒を使って耳の外側だけ優しくぬぐう程度の耳掃除をつきに1回程度行うと良いでしょう。 

また、耳掃除を行うときに固い耳かきを用いると、外耳道を傷つけてしまうことがあります。気持ちがいいからといって、強く耳掃除をしないようにしましょう。 

(2)ストレス解消 

耳の疾患には原因の分かっていないこともあります。ストレスがその一因に挙げられることもおおいので、肉体的・精神的ストレスをため込まないようにすることが大事です。 

(3)鼻をかむ 

特に子供の場合、鼻を上手にかめないことで、ウィルスが耳に行って中耳炎になりがちです。まめに鼻をかんであげましょう。 


   


今回のまとめ 

1)耳が詰まった感じの5つの症状 

2)耳が詰まった感じの7大原因 

3)耳が詰まった症状への3つの対処法 

4)耳が詰まった感じが続く場合の6つの病気の可能性 

5)耳が詰まった症状への5つの検査方法 

6)耳が詰まった症状への3つの治療方法 

7)耳が詰まった感じの症状へ日常からできる3つの予防ポイント