耳に痛みを感じている女性

耳の奥が痛くても、大したことはないと放置してはいませんか。耳の痛みは様々な病気の兆候を示しています。たかが耳の痛みと楽観視せず、早めに対策することをお勧めします。ここでは、耳の奥が痛い場合に考えられる原因や病気についてご紹介します。


   


耳の奥が痛い・・可能性のある原因と3種類の病気とは


1)種類の違い?耳の痛みの5つの種類と特徴の違い

(1) 物を噛むと痛む

口を開けたり、物を食べる動作をすると、耳の下の部分が痛みます。これは厳密に言うとあごが痛んでいるのですが、あごと耳の位置は近いので、耳の痛みだと感じる人もいます。

(2) 耳から血が出る

何らかの原因で耳の中が傷つけられたことによって出血します。

(3) 両方の耳が痛む

どちらか片方の耳だけではなく、両方の耳の奥に痛みを感じます。

(4) 痛む時と痛まない時がある

突然痛んだり痛まなかったりを繰り返します。

(5) 耳だれを伴う

耳の穴から膿などの体液がでてきます。

2)何が原因?耳の奥が痛い3大原因とは

(1) 頻繁に耳掃除をしていた

耳掃除を頻繁に行っていると、耳の内部が炎症を起こしてしまいます。しかし長期間耳掃除をしていないことでも耳垢が鼓膜を圧迫して痛みを感じることがあるので、程度が肝心です。

(2) 過度のストレスがかかった

長時間緊張していると耳の痛みの他に、緊張性頭痛も起こりやすくなります。

(3) 耳の中が傷つき、細菌に感染した

特に風邪などで免疫力が低下している時に感染しやすい傾向があります。

女性の患者に説明を行う男性の医者

3)応急処置!耳が痛い症状への3つの対処方法

(1) 首の後ろを温める

熱いおしぼりで首の後ろを温めると緊張を和らげ、リラックスできる効果があります。

(2) 態勢を変える

中耳炎の場合、寝ている状態なら座るか立つかすると、耳管機能が改善される場合があります。

(3) 耳を冷やす

他にも中耳炎になった時には耳を冷やすと痛みが緩和されます。

4)症状が続く場合に・・考えられる3種類の病気とは

(1) メニエール病

ストレスや疲労などが原因で引き起こされます。回転性のめまいが特徴で、内耳の中にあるリンパ液が増えすぎることにより、症状が現れます。メニエール病は直すことが難しい病気ですが、決して治らないと言うわけではありません。

(2) 中耳炎

耳の奥に膿がでてくることによって引き起こされる、子供に多い病気です。成長している最中である子供は耳管の長さが十分でないので、細菌が侵入しやすいためです。また、子供の耳管の角度が水平に近いことも、中耳炎にかかりやすい原因として挙げられます。

(3) 外耳炎

外耳道の皮膚を引っかくなどして傷をつけた場合、そこから細菌に感染し、外耳道が炎症を起こすことを外耳炎と言います。プールの水が耳に入ると外耳炎になりやすいため注意が必要です。耳を引っ張る、患部を押すなどすると痛みが発生します。また、食べ物を飲み込む時にも痛むので、食事が困難になります。

5)専門家での検査を!耳の奥の痛みへの検査方法

耳の異常を感じた時は、耳鼻咽頭科へ受診しましょう。病院での検査では、まず耳の中をライトで照らして目視確認します。それで見つからないものは、耳の中に細いチューブの先端にカメラを取り付けた機器を入れて、モニターで確認していきます。

(1) ティンパノグラム

外耳道の入り口にスピーカーとマイク、空気の圧力を送るポンプのついた耳栓をし、鼓膜に音がどのように伝わったのかを検査します。中耳炎かどうかを判断するために用いられます。費用は3割負担でおよそ1050円程度かかります。

(2) レントゲン検査

正面、側面の顔のレントゲンを撮り、耳の炎症の程度を確認します。

(3) 細菌・真菌検査

耳だれや膿を綿棒などで採取し、病気の原因となっている菌を特定する検査です。検査結果が出るまでに2~4日かかります。

Stethoscope in hands

6)病気の場合には?耳の奥の痛みへの3つの治療方法

検査で病気だと判明したら耳鼻咽頭科で治療してもらいましょう。

(1) 点耳薬などの薬品を使う

細菌が原因の外耳炎には点耳薬、ステロイド軟膏が効果的です。

(2) 抗生物質を使う

細菌性の中耳炎には抗生物質の投与が有効ですが、ウイルス性の場合には効果がありません。

(3) 鼓膜切開手術

鼓膜を切開し、溜まっている膿を吸い出します。抗生物質が効かなかった場合に鼓膜切開を行います。3割負担でおよそ2070円かかります。

7)日常生活から改善を!耳の痛みへの予防習慣とは

(1) 耳掃除を頻繁にしない

耳掃除は2週間に1回ぐらいの頻度に留めます。

(2) ストレスを溜め込まない

好きな音楽を聞く、美味しいものを食べるなどしてストレスと溜めない工夫をします。

(3) 風邪の予防をする

中耳炎は身体が弱っている時にもなりやすいので、風邪にかからないように気をつけます。

(4) 生活を規則正しく送る

睡眠不足、食事、適度な運動を心がけます。


   


今回のまとめ

1)種類の違い?耳の痛みの5つの種類と特徴の違い

2)何が原因?耳の奥が痛い3大原因とは

3)応急処置!耳が痛い症状への3つの対処方法

4)症状が続く場合に・・考えられる3種類の病気とは

5)専門家での検査を!耳の奥の痛みへ3つの検査方法

6)病気の場合には?耳の奥の痛みへの3つの治療方法

7)日常生活から改善を!耳の痛みへの4つの予防習慣