深夜にベッドで横になる女性

みなさん、ストレスや過労などで睡眠不足になりがちな現代です。なかなか寝つけないなど悩んでる方もいると思います。睡眠不足は、様々な病気の原因にもなります。今回は眠いのに寝れない原因やその対処法などをご紹介します。


   


眠いのに寝れない!6種類の睡眠障害と対処方法とは


1) 睡眠障害の6つの種類と症状の違い

睡眠障害には、寝れないだけではなく様々な種類があります。自分がどのような種類の睡眠障害なのか気になる方もいらっしゃると思います。下記に睡眠障害の種類や症状の一部をご紹介したいと思いますので参考までにご覧ください。(5)(6)は学童期の子供に見られますが、稀に成人の方にもみられることがあります。

(1) 不眠

寝付くことができなかったり、夜中に目が覚めたり早朝に目が覚めてしまうなど様々あります。十分な睡眠時間を確保できず、仕事や家事に影響がでることがあります。

(2) 過眠

不眠と重なることもあります。十分な睡眠時間を取れていても日中眠くなり寝てしまうなど、長時間寝すぎてしまう状態のことをいいます。

(3)入眠時下肢違和感

入眠時に足や手が熱く感じたり、むず痒く感じて寝付くことができなり睡眠不足になることがあります。

(4)睡眠時四肢運動障害

入眠中に手足が一瞬痙攣したりすることによって、何度も目が覚めてしまったりすることによって睡眠不足になることがあります。

(5)悪夢

良い夢を見ることも悪い夢を見ることはありますが、持続的に悪夢が続き睡眠を取ることに恐怖を覚えることもあります。

(6)夢遊病

睡眠中に突然、行動したり手足を上げたり叫んだり泣いたりする症状がみられることがあります。小さい学童期の子によく見られます。

2) 眠いのに寝れない6つの代表的症状とは

眠いのに眠れないことは、日によってあると思いますが、続いていたりして悩んでる方もいらっしゃると思います。下記に代表的な症状をご紹介します。

(1) 入眠障害

眠気があり布団に入っても、寝付くことができず入眠することができない症状のことをいいます。入眠ができず起きたまま夜を過ごしたりする方もいます。入眠するまでに何時間もかかる方などもいますので個人差はあります。

(2)中途覚醒

入眠ができても、1時や2時に目が覚めてしまうことや、2時間おきに覚醒してしまい再度入眠ができなくなるなどの症状があります。

(3)早朝覚醒

3時~4時と早い時間帯に覚醒してしまうことをいいます。覚醒後、再度入眠ができないことがあります。

(4)抑うつ

一時的に気分が沈むとは違い、慢性的に気分が沈んだ状態が続きます。抑うつ状態によって、眠気が来ても寝れないなど入眠障害や睡眠障害を併発することがあります。

(5)躁状態

病気にて説明しますが、躁状態になることで不眠不休で活動したりとハイテンションな状態が続きます。眠気が来ても寝れないということで躁になる前兆かもと感じる患者もいます。

(6)カフェイン中毒

コーヒーの飲み過ぎやカフェインのサプリなどによって眠気がきても寝れないという症状や眠気が来ることなく覚醒状態のままになることもあります。

Tensed female doctor with head in hands

3) 眠いのに寝れない場合に考えられる6つの原因

眠いのに寝れない入眠困難には、日常生活の中に潜んでいることがあります。睡眠障害になる原因はたくさんありますが、その中の一部を厳選しご紹介いたします。

(1) ブルーライト

寝る前にスマホやパソコンを操作したりすると入眠できなくなったり、睡眠が浅くなることがあります。それはスマホやパソコンから出るブルーライトが体内時計を乱す原因になるからです。

(2) 心理的原因

次の日が発表会やプレゼンなどと緊張したりする前の日に眠たくても眠れないといった状態になることがあります。

(3) 時差ボケ

海外旅行から帰宅した日など数日は、夜寝たくても寝れないなどの状態になることがあります。それは、体内時計の乱れからくるものです。

(4) タバコ・飲酒

タバコのニコチンは覚醒作用もある為、寝る前などに吸うと入眠できなくなることがあります。また寝酒といって、寝る前に飲酒される方もいますが、逆に入眠できなくなったり睡眠が浅くなることがあります。

(5) 薬副作用

薬の副作用によって、眠たくても寝れないなど入眠困難などの状態になることがあります。抗がん剤や抗精神薬などがあります。医師や薬剤師と相談して調整してもらい服用しましょう。

(6) 病的原因

病気が原因で眠たくても寝れない状態になることがあります。腰痛や痛みによって入眠できないなどあります。また精神疾患では併発して睡眠障害になることがあります。

4)睡眠障害への対処方法とは

睡眠障害からくる入眠困難で悩んでいる方へ、少しでも入眠から熟睡へとできますように、対処法をご紹介しますのでお試しいただけたらと思います。

(1) ホットミルク

寝付けなくて落ち着かない時などに、人肌の温度のホットミルクに砂糖を少量入れ飲むと落ち着くことがあります。

(2) 室温調整

室内が暑かったり寒かったりすると入眠にも睡眠にも影響します。寝具の調整や室内の温度を適温にしてみましょう。

(3) 睡眠音楽

入眠へと誘導してくれる音楽が今流行っていたりもしますので試してみるのも良いでしょう。余談ですが私は、寝れない時に聴いて寝ることができました。音があると寝れない方にはお勧めしません。

(4) スマホやパソコン

寝る一時間前にはスマホやパソコンをいじらないようにすると眠れるようになることがあります。

(5) 市販薬

入眠ができない場合は、睡眠導入剤を服用すると改善されることがありますが、処方してもらわなければなりません。ですが、市販薬でも落ち着かせ睡眠へ誘導する薬が販売されているので服用して様子みることも良いでしょう。ドラッグストアの薬剤師と相談し決めましょう。

(6) 受診

慢性的に眠たくても眠れないなど、入眠困難が続くようでしたら受診して自分に合った睡眠導入剤、睡眠薬を処方してもらいましょう。

5) 熟睡の為にできる6つのアイディア

眠りが浅い、夜中に目が覚める、熟睡ができないなどで悩んで得る方もいらっしゃると思います。そこで、熟睡できるアイディアをご紹介したいと思います。

(1) アロマ

室内にアロマ焚き香りを楽しみながら布団に入ることによってリラックス効果が得られ、熟睡できる可能性があります。ラベンダーの香りなど落ち着かせる効果があると言われています。

(2) キャンドル

寝る前にキャンドルの柔らかい光や香りの出るキャンドルを灯すことで癒され、リラックスできたりなど効果がでるでしょう。寝る前には火事に気を付ける為消しましょう。

(3) 寝具調整

腰痛持ちでの方や寝具が合わないことによって睡眠ができないことがある為、低反発のマットにするなど入眠しやすい寝具を揃えることをお勧めします。

(4) 寝具の温度

夏は冷却マット、冬は電気毛布や湯たんぽなど寝具以外にも体温調整できる物が販売されているので購入し工夫することもお勧めします。

(5) ツボ刺激

ツボ刺激をすることによって個人差はあると思いますが効果が得られる可能性もあります。つむじの付近にある百会や親指と人差し指間にある合谷というツボは、入眠を促すと言われていますのでお試しすることも良いと思います。

(6) アイマスク

1日の作業などで目は疲れを癒す為、ホットアイマスクなどで休むことも1つのアイディアとしてありますのでお勧めです。目の神経は脳にもつながっていることもあり、睡眠リズムを調整する視床下部にも効果が得られます。

アロマ

6) 寝れない症状が続く場合に考えられる6種類の病気

入眠困難や睡眠障害には病気が原因であったり兆候であることもあります。精神的な病気や身体的な病気が原因のこともありますので、たくさんの病気がありますが一部をご紹介したいと思います。当てはまったりしていると思われる方は早期受診・治療をお勧めいたします。

(1) 自律神経失調症

過度なストレスがかかることによって、自律神経が乱れ「睡眠不足、下痢、抑うつ」など様々な精神症状や身体症状が出る病気です。

(2) うつ病

気分が沈んだ状態が続く精神疾患です。やる気が起きない、興味なども湧かなくなり趣味などもしなくなり、外出などもおっくうになり自殺願望などまでも出てきてしまう病気です。前兆や治療中でも睡眠障害が現れます。

(3) 双極性障害

2代精神疾患の1つであります。鬱状態と躁状態を繰り返す疾患です。鬱状態の時はやる気や意欲が出ず寝たきりになること自殺願望や自傷行為などすることもありますが、逆に躁状態になるとハイテンションになり元気に満ち溢れ不眠不休で活動したり大量に買い物をして経済的に破産することもあります。

また怒りっぽくなったり暴力的になるなどの状態になることがあります。また鬱と躁と変わる間隔が狭いラピットサイクラーと言われる病態もあります。

(4) 統合失調症

2代精神疾患の1つであります。陽性と陰性症状があります。陽性期には幻覚や妄想、幻聴といった症状に悩まされ混乱してしまうことがあります。

幻聴に惑わされ発狂することや被害妄想によって「盗聴器があるかもしれない」とパソコンやテレビを解体する行動をしたりなど様々な症状と行動が特徴です。また陰性期では鬱状態に似た状態になります。日常生活を送ることが困難になる病気です。

(5) 関節リウマチ

身体の「骨、筋肉、関節」などに強い痛みが出る病気です。患部の熱感や腫れから始まり、次第に強い痛みに襲われます。体を動かすことも痛くてできないなど早期発見と治療が必要になります。

(6)過敏性腸症候群

下腹部痛から下痢や便秘などを繰り返したりして、病院で検査を受けても異常が見つからず、トイレに行けない場面やトイレに行けない状態など怖くなり、精神的ストレスが溜まってしまう病気です。ストレスから来るなどと言われている病気で、夜間腹痛に襲われ睡眠不足になる方もいます。

7) 症状が続く場合にすべき検査方法とは

症状が続き、受診した時に行われる検査方法をご紹介したいと思います。検査に不安を感じる方もいらっしゃると思います。検査内容を一部ご紹介します。

(1) 心理検査

心療内科や精神科などで行われる検査です。IQテストやロールシャッハというインクを垂らした画像を見せ、染みの部分が何に見えるなど指摘していく検査です。

その時時間を計り、表情なども見られ、性格診断や病気の傾向などを診断することがあります。専門の臨床心理士が行い、結果を医師に説明します。心療内科や精神科に受診することをお勧めします。

(2) 脳波検査

頭部にクリームを少量塗り、電極を付け脳波を測ります。脳波の波形を見て精神科医が精神疾患などの診断と治療方針を決めます。てんかんの方にもよく行われる検査です。痛みはなく時間もかかりません。

(3) 問診

症状や状態を伝えることによって医師が判断し治療方針や処方を決めます。精神状態が重い場合は家族が付き添い状態を伝えることがあります。

(4) 血液検査

採血してCRP炎症反応や陽性反応その他の数値を見て医師が判断し治療方針を決めます。

(5) レントゲン検査

X線検査です。レントゲン撮影して、骨の変形があるかないかなどの状態を見て判断し治療方針を決めます。

Doctors who have medical records and doctors have a tablet

8) 眠いのに寝れない症状へ日常からできる予防習慣とは

眠いのに眠れないなど、病的なものであっても病的原因ではくても日頃から予防し心がけることにより安定した睡眠を取れるようになります。そこで、予防法を一部ご紹介したいと思いますのでお役に立ちお試しいただけたらと思います。

(1) 入浴

忙しく、シャワーで済ませがちな現代ですが湯船に浸かる時間を作るようにしましょう。入浴剤を入れたりして1日の地彼を癒しリラックスして温まりましょう。

(2) ストレッチ

入浴後に軽いストレッチをしたりすることによって、筋肉が伸ばされほぐれ気持ちよくなるでしょう。そしてベットに入り休むようにしましょう。

(3) タバコ・飲酒

寝る前にタバコを吸わないようにしたり、タバコの本数減らしたり禁煙外来に通うなどタバコから遠ざかるようにすることも予防の1つです。また寝る前にお酒を飲むことを止め、夕食の時の晩酌だけにするように缶の本数や量を調整しましょう。そして美味しいお酒を楽しみましょう。

(4) 服薬

市販の睡眠導入剤や病院で処方された睡眠薬を寝る前に決められた分を服薬するようにしましょう。それでも寝れないなど、中途覚醒で3時や4時などに追加で飲んだりすることはやめましょう(薬が体内に残り日中の作業に影響出ることもある為)。

薬が合わないことなどもある為、受診し医師と相談しながら薬の量を調整してもらうようにしましょう。またネットで睡眠薬が売られていたりしますが、薬事法違反につながることもあるので注意してください。また睡眠薬は1ヵ月分の処方と決まっている為、通院が必要になります。

(5) 入眠時間調整

忙しく寝る時間を決めることは難しいかもしれませんが、22時に布団に入るようにするなど決めることによっても入眠ができるようになることがあります。

(6) ストレス発散

ストレスが溜まりやすい現代ですが、休日や過度の疲れが溜まっている時には休暇を取るなどして時間を作りましょう。そして自分が楽しめる趣味に時間を使いリフレッシュしましょう。時間がない場合は、少し散歩し景色や街並みを見て周ることも癒されるでしょう。


   


今回のまとめ

1) 睡眠障害の6つの種類と症状の違い

2) 眠いのに寝れない6つの代表的症状

3) 眠いのに寝れない6大原因

4) それぞれの睡眠障害への対処方法とは

5) 熟睡の為にできる6つのアイディア

6) 寝れない症状が続く場合に考えられる6つの病気

7) 症状が続く場合にすべき検査方法とは

8) 眠いのに寝れない症状へ日常からできる予防習慣とは