病院の診察

誰もが経験したことのある「頭痛」という症状。それだけでも困ったものなのに、時には眠気も襲ってくることもあります。いったいその原因は何なのか、今回は眠気を伴う頭痛の正体と対処法についてご紹介します。


   


頭痛と眠気が同時にくる?気になる4大原因と対処方法とは


1)頭痛にも種類が?3種類の頭痛とは

頭痛は、脳や頭部の病気の症状として出てくる「症候性頭痛」と他に病気が隠れているわけではない「慢性頭痛症」に分けられます。 「症候性頭痛」はその背景に脳梗塞、脳卒中、くも膜下出血などが起こっている可能性 があります。

特に突発性の頭痛でこれまでに経験したことのない頭痛の場合、脳腫瘍や くも膜下出血、脳梗塞に伴うものである場合があります。脳梗塞の場合は前兆として生あくびや急激な眠気が起こり得ます。「慢性頭痛症」は国際頭痛分類と呼ばれる世界基準の分類から大きく 3 つに分けられます。それが「片頭痛」「緊張型頭痛」「群発頭痛」です。

(1)片頭痛

読んで字のごとく、頭の片側にズキンズキンと拍動に伴った痛みが連続して起こります。 ただ、頭の両側に起こることもあり、脈打たないこともあるため、その症状は一様では ありません。頭痛に伴って吐き気や光、においに敏感になることも特徴です。典型例で は 4~72 時間持続します。また、片頭痛の直接的な原因は未だ明らかになってはいませんが、誘発因子という、おそらく片頭痛を引き起こす可能性の高いものとして考えられているものがあります。それが以下の通りです。

・精神因子

ストレス、睡眠不足、過労

・ホルモン因子

月経周期(エストロゲンバランス)

・環境因子

気温差、気圧、人混み

・食事因子

アルコール、赤ワイン

調査では、片頭痛の有病率は 8.4%で、女性が男性に対して 3.6 倍の有病率を示してい ます。男性では 20~30 歳代、女性では 30~40 歳代の有病率が高いです。

(2)緊張型頭痛

後頭部または頭部の両側が万力で締め付けられるような痛みを伴う頭痛で、数時間から 数日間持続することもあります。併発する症状には抑うつや睡眠障害、不安障害などがあります。ストレス頭痛とも呼ばれるこの頭痛は、緊張や不安、うつ、運動不足や顎関 節症が誘発因子となります。有病率は全体で 22.4%、男性では 18.1%に対し女性では 26.4%となっており、こちら も女性に多いことが分かっています。男性では 20~30 歳代、女性では 30~40 歳代の 有病率が高いです。

(3)群発頭痛

目の周りから側頭部にかけて短時間(30 分~1 時間)の耐え難い痛みが起こるのが群発頭痛です。その大きな特徴として、数週間から数か月、毎日夜などの決まった時間に起こります。一側性(頭の片側に限局した)の痛みで、片頭痛患者の場合は横になって 休むことが多いのに対し、じっとしていることが出来ず動き回るのも特徴です。20〜40歳代男性に発症することが多く、その割合は女性の 3~7 倍となっています。原因に ついては脳機能不全と考えられていますが、いまだハッキリとは明らかになっていませ ん。

2)頭痛と眠気が同時期に起こる4つの理由

さて、それでは頭痛と眠気の関連性について迫っていきましょう。なぜ頭痛と眠気は同 時期に起こることがあるのか、そのメカニズムについて解説していきます。この原因は 「重篤な疾患」「睡眠不足」「血管拡張・酸素減少」「ホルモンバランスの乱れ」とい う大きく 4 つの原因からなっています。

(1)重篤な疾患

眠気が引き起こされる重篤な疾患といえば、脳梗塞が当てはまります。脳の血管が血の 塊によってつまり、血流が阻害されるために起こる病気で、その前兆として血流不足か ら来る眠気やあくびが見られます。

(2)睡眠不足

眠気が起こる原因として最も大きいのは「睡眠不足」です。睡眠不足は日中のストレス や過労、生活習慣(夜更かし)が原因となって起こります。加えて、睡眠不足は片頭痛 の誘発因子であり、緊張型頭痛の合併症に睡眠障害、群発性頭痛は睡眠時に発症するこ とが多く、同様に睡眠障害を引き起こすリスクが高いです。頭痛と睡眠不足はとても密接な関係にあるということが分かりますね。また、頭痛から睡眠不足、睡眠不足から頭 痛といったように、どちらが先であれ慢性的に悪循環に陥ってしまうこともあります。

(3)血管拡張・酸素減少

血管拡張と酸素減少は主に脳の中でのお話です。この背景には季節の変わり目に起こり やすい気圧の変動があります。気圧が低下すると脳内の血管が拡張し、これによって頭 痛が引き起こされます、片頭痛の環境因子である「気圧」とはこれのことですね。さらに気圧が下がると空気中の酸素も減少するため、低酸素状態になり、眠気が引き起こされます。

(4)ホルモンバランスの乱れ

これは主に女性の方に当てはまるのですが、月経によって体内のエストロゲンレベルが 変動すると、片頭痛が引き起こされます。ほとんどの女性は月経時に片頭痛を発症し、 妊娠時にはそれが落ち着くという現象が見られます。さらにプロゲステロンというホルモンが生理前に増加するのですが、このプロゲステロ ンは眠気を引き起こす作用があるのです。これらは月経前症候群(PMS)と呼ばれ、生理の2〜7日前に起こることが多いです。

The couple has received an explanation from the doctor at the hospital

3)試せる処置とは?眠気が伴う頭痛への対処方法

主な原因が分かった所で対処法についてご紹介していきます。

(1)脳梗塞及び重篤な疾患への対応

眠気を伴う脳梗塞以外に、脳卒中などの病気の特徴的な症状として、これまでに経験し たことのないような激しい頭痛やめまい、嘔吐、言語機能や神経機能のマヒがあります。これらの症状が見られたら、迷わず専門機関を受診しましょう。脳機能に障害をおよぼす脳卒中などは初期治療の早さがその後の回復を左右します。

(2)頭痛の症状そのものへの対処

慢性頭痛の痛みそのものに対しては、薬物治療が基本となっています。早めに医療機関 を受診し、薬を処方してもらいましょう。また、ストレスが原因となっていることもあるので、一般心理療法が適応されることもあります。

(3)原因への対処「睡眠不足」

まず一つ目の「睡眠不足」ですが、生活習慣の乱れから起こることがほとんどです。具体的には運動不足、寝る前の電子機器の使用による脳の覚醒や入眠 3 時間前の食事から来る睡眠の質の低下というケースが多いです。また寝る前のカフェイン摂取も同様に睡眠の質を低下させます。まずはこれらを改善していきましょう。 さらにストレスを多く感じている人ほど、睡眠の質が低いという調査結果もあります。

ストレスをもたらすのは人間関係や仕事量など、個人でどうにかなるような直接的な原 因でないことがほとんどです。そのため考えられる対処法は、いかに入眠前にリラックスした状態になれるか、ということです。最近では「禅」瞑想」といった、精神面を 整える方法が人気です。これらにはストレスを軽減させる効果もあるため、試してみて はいかがでしょう。

(4)原因への対処「気圧変動」

次に気圧変動によって引き起こされる血管拡張と酸素減少ですが、これらを改善させるには「定期的な有酸素運動」がオススメです。実は運動によってごくわずかですが血管が拡張されます。日常的な運動によって血管拡張に身体を慣らしておくと、急な気圧変動にも順応しやすくなります。また有酸素運動によって毛細血管が発達するため、体内の血流が改善されます。これによって全身への酸素の供給量が増加し、気圧変動によっ て受ける酸素減少の影響が少なくなります。

(5)原因への対処「ホルモンバランス」

月経・生理によるホルモンバランスの乱れは自身でコントロールすることは難しいとい うイメージがあるかもしれませんが、ある程度なら十分に可能です。月経前症候群(PMS) の症状には「冷え」「生活習慣」を見直してみましょう。下半身から来る「冷え」は ホルモンバランスの乱れを助長させます。お風呂に長く浸かったりして身体の芯から温 めましょう。

また運動不足もホルモンバランスを乱れさせます。生活の中に定期的な運 動習慣を組み込みましょう。一日 10 分のウォーキングからでも十分です。慣れてきたら少しずつ時間を延ばしてみましょう。以上、眠気を伴う頭痛の正体とその対処法についてご紹介しました。頭痛といっても甘く見ず、症状によってはすぐに専門機関を受診しましょう。

また、いくつかある慢性頭痛と眠気を引き起こす原因に対しては、生活習慣の改善で対処できることがほとんどで す。特にどの原因にも共通して効果的なのが「定期的な運動」です。定期的な軽めの運 動は様々な身体の問題に対して言わば「万能薬」のような効果を持っています。一日ほ んの少しからでも構いません。出来ることから始めてみましょう。


 

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今回のまとめ

1)頭痛にも種類が?3種類の頭痛とは

2)頭痛と眠気が同時期に起こる4つの理由

3)試せる処置とは?眠気が伴う頭痛への対処方法