寝起きのめまいで悩む女性

立ちあがったときにクラッとしたり、長時間お風呂に入ってのぼせてフラフラになったことって、誰でもあるのではないでしょうか。

ただ、寝起きにめまいがする場合には、病気の可能性もあります。今回は寝起き時に絞って、めまいを原因や対処法をご紹介します。 


   


寝起きのめまいの5大原因!症状・対処方法とは


1)寝起きのめまいの5つの種類 

(1)寝て起きた時の、動き始めにめまいが出る 

寝ている時は平気なのに、起きてから動き始める時にめまいが出る場合です。このケースは耳に何らかのトラブルが生じていることが多いです。 

(2)なかなか起きられない 

めまいにともなって、なかなか起きられない、布団から出られないというような場合には、血圧が関与していることがあります。 

(3)頭痛や吐き気をとももなう 

めまいにともなって頭痛や吐き気がある場合には直ちに医療機関を受診しましょう。 

(4)日中にもめまいが出る 

寝起きだけでなく、日中にもめまいが出る場合には、自律神経の働きが乱れている可能性があります。 

(5)首や肩のコリをともなう 

首や肩のコリによって、脳へと通じる血管が圧迫されて、血流が阻害されることによってめまいが出ることがあります。 

2)寝起きのめまいの5大原因 

(1)耳のトラブル 

耳には平衡感覚をつかさどる期間があるので、耳にトラブルがある場合にめまいが生じます。 

(2)脳のトラブル 

脳は神経伝達の源なので、運動野にトラブルがあれば当然めまいにもつながります。 

(3)血流のトラブル 

血液の循環が悪くなれば、貧血状態になり、めまいが起こります。 

(4)自律神経のトラブル 

自律神経(交感神経と副交感神経)のバランスが乱れると、免疫機能が低下し、さまざまな疾患を誘起します。 

(5)血圧のトラブル 

もともと血圧が低い人などは、めまいが起こりやすいです。 

3)寝起きのめまいへの対処法 

寝起きにめまいが起こる場合には、速やかに医療機関を受診するようにしましょう。めまい自体も問題ですが、ふらついて倒れたりすることによって、思いもよらぬ怪我をする危険性もあります。

自己判断をせずに専門家の意見を聞くようにしてください。 

group of doctors meeting at hospital office

4)寝起きのめまいが続く場合に考えられる2つの病気 

(1)良性発作性頭位めまい症 

以前、女子サッカーのなでしこジャパンのメンバーだった、澤選手がこの疾患を発症したことで有名になりました。 

寝ている時に急に寝返りを打ったり、上半身を起こして、起き上がろうとしたり、急に上を向いたりしたときに、急激な回転性のめまいが生じます。 

この疾患は、内耳の前庭器官に異常が生じることにより、位置感覚が過度に敏感になることによって起こります。 

めまいは長くても数十秒で焼失します。また、同じ動作を繰り返していると、だんだん症状が軽くなります。耳鳴りや難聴などの聴覚障害が出ることはありません。 

(2)脳血管障害  

小脳や脳幹に梗塞や出血が見られた場合の初期症状として、めまいが起こります。内耳疾患と間違われる可能性があるので、要注意です。 

通常は、中枢性のめまいは浮動性のことが多いのですが、脳幹や小脳の梗塞におけるめまいは、約30%が回転性であることが特徴です。 

5)寝起きのめまいへの検査方法 

寝起きにめまいが生じる場合には、9割以上が耳のトラブルからきているので、通常は耳鼻科を受診します。最近ではめまい外来というのもあるので、そちらでも良いでしょう。

ただ、1割程度、脳卒中の可能性もあるので、念のために神経内科や脳外科を受診した方が良いでしょう。 

(1)めまいの検査 

めまい専門のめまい外来を受診した場合、めまい眼降検査や、重心動揺計検査、ENG検査や温度刺激検査(カロリックテスト)、VEMP検査(前庭誘発筋電位検査)などが行われ、総合的に判断されます。 

人によって症状の出方はさまざまなので、検査費用もバラバラですが、だいたい3割負担の場合で、7000円から9000円といったところが多いようです。 

(2)脳検査 

脳に問題があると疑われる場合には、MRI検査やCTスキャン検査などを用いて、画像診断をすることになります。

3割負担で、単純MRI検査や、単純CTスキャン検査であれば、6000円程度で診てもらえるようです。 

Doctors who have medical records and doctors have a tablet

6)寝起きのめまいへの3つの治療方法 

良性発作性頭位めまい症の場合は耳鼻科やめまい外来で、脳梗塞が疑われる場合は脳外科で治療を行います。

治療期間や費用は症状によってざまざまなので、担当のお医者様に相談するとよいでしょう。 

(1)理学療法 

エプレー法という方法を用いて、良性発作性頭位めまい症の治療を行います。後半器官に出来た耳石を、半器官外に出す方法です。 

(2)投薬治療 

小脳梗塞が見られる場合には、血栓を溶かす薬や、血流を促進する薬、脳のむくみを取る薬などを併用して、症状を改善していきます。 

(3)リハビリ 

良性発作性頭位めまい症の場合は、症状が軽くなってきたら、めまいを誘発する姿勢をとって、症状改善を早めることがあります。

小脳梗塞の場合は後遺症がある場合にリハビリで運動機能の回復を図ります。 

7)寝起きのめまいの予防習慣 

症状が起こっているところというのは、必ずと言っていいほど血行不良が起こっています。特に小脳梗塞の場合は顕著です。

普段から規則正しい生活をして、睡眠や栄養をしっかりとり、ストレスをためず血流改善を行うことがめまいにならない秘訣となります。 


   


今回のまとめ 

1)寝起きのめまいの5つの種類 

2)寝起きのめまいの5大原因 

3)寝起きのめまいへの対処法 

4)寝起きのめまいが続く場合に考えられる2つの病気 

5)寝起きのめまいへの2つの検査方法 

6)寝起きのめまいへの3つの治療方法 

7)寝起きのめまいへの予防習慣