患者に説明をしている医者

熱はないけど体がだるかったり、重かったりする。病気らしい症状はないのに気だるい感じがする人もいますよね。体のだるさは様々な疾患の前兆症状の可能性もあります。放っておくのは注意が必要です。今回はそんな熱はないのに身体がだるい症状についてご紹介します。


   


熱はないのにだるい?気だるさの4大原因と対処方法とは


1)そもそもだるい症状・気だるさとは何?

医学的にはだるいという症状は倦怠感があると呼ばれています。体のだるさがあるからこの病気にかかっているということはなく、貧血や低血圧、臓器の障害など多岐にわたるとされています。逆にだるさを医療機関などで訴えたとしても、何も異常が見当たらないということも多々あるでしょう。

2)気だるいのはなぜ?熱はないのにだるい症状の4大原因

(1)食生活の乱れ

食生活が乱れて、栄養が不足してしまうと疲れが十分にとれないケースが増えてしまいます。逆に炭水化物や糖質の多いものを摂りすぎると胃腸が疲れてしまい、結果的に身体全体の疲れが取れない原因にもなってしまいます。

(2)低血圧

血圧が低いと本当に疲れやすい体質になってしまいます。外出しても帰る頃には頭痛やふらつきなどの症状を感じる人も多くいます。低血圧の人は特に梅雨の時期から夏にかけて気だるい症状を感じるようです。6~8月ぐらいに特に疲れやすかったりだるさを感じる場合は低血圧の疑いがあります。

(3)ストレス

ストレスが溜まると自律神経が乱れてしまうため、しっかりと睡眠がとれなかったりしてしまいます。そのため、疲れがとれずたまっていく一方でいつもだるい感じが抜けない可能性があります。

(4)更年期障害

女性だけでなく、最近では男性の更年期というのも言われるようになってきました。だいたい45歳~55歳ぐらいの年齢になってくると症状が出てくることが多いと言われています。この更年期障害ではホルモンバランスが崩れてしまうため、体がほてったり、疲れやすくなってしまうとされています。

3)試せる応急処置は?だるい症状へ試したい対処方法とは

(1)睡眠環境の改善

寝室や寝具の環境を整えてあげるだけでも十分に睡眠をとることができるようになったりします。寝る前に喫煙や飲酒の習慣がある場合には、寝る前の2~3時間は控えるようにしてみましょう。寝室に好きなアロマを焚いたり、寝室はできるだけ真っ暗な状況で寝ると睡眠の質が改善できます。

(2)食生活の改善

大人になってくると自分で食事を選べるようになるため、どうしても偏ってきてしまうということもあるでしょう。ですが、和食中心にしてみたり、野菜を摂るよう心がけるだけで、食生活を改善することができます。大豆製品もホルモンバランスを整えてくれたりするので、多めにとるようにしてみましょう。

(3)水を飲む

現代人は水の摂取量が少ないといわれています。人間の半分以上は水でできているため、摂取量が少ないと必然的に循環も悪くなってしまいます。水を飲んで老廃物は排出し、常に体の中を綺麗な潤った状態にしてあげることで、代謝があがり、冷えなどの改善にもつながります。

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4)これって病気?病気かどうかのチェック項目と判断基準とは

(1)強いストレスを感じる

体がだるいだけでなく、いつもイライラしていたり、ストレスを感じる場合は病気の可能性があります。不眠などストレスが顕著に身体や日常生活に支障をきたしてくる場合には精神的な病気と判断しても良いでしょう。

(2)体重が減少する

体のだるさだけでなく、食欲はあるのに体重が減ってしまう症状のでる場合があります。これは甲状腺ホルモンが過剰になってしまっている可能性があり、全身の代謝が良くなりすぎている恐れがあります。症状が気になる場合にはできるだけ早い段階で医療機関を受診するようにしましょう。

(3)のどが渇く

塩分の高い食事の後はのどが異常に渇いたりすることがありますよね。これが日常的にずっと続く場合には病気の可能性があります。また、のどが渇くだけでなく、体のだるさもあるので何かおかしいと早めに感じることができます。

5)症状が続く場合は注意!考えられる3種類の病気とは

(1)うつ病

全体的にやる気がなくなったり、物事への興味がなくなったりする病気になります。うつ病の症状として不眠症や食欲低下などがあげられ、それに伴って体も心も疲れてしまいます。そのため、体のだるさが強く感じられるようになったりします。

(2)甲状腺機能亢進症

いわゆるバセドウ病と呼ばれる病気です。甲状腺ホルモンが過剰になり、全身の代謝が上がりすぎて、食欲が出るのに体重は減り、汗かきな体質になります。興奮して活発になるけれども、体的には疲れやすくなり、動悸や震えなどの症状が出てきます。体の気だるさももちろん症状として表れてきます。

(3)糖尿病

糖尿病はインスリンの作用が十分でないためにブドウ糖が有効に使われず、血糖値が高くなってしまう状態のことをいいます。糖尿病の代表的な症状として、疲れやすいというのとのどがよく乾くという二つがあげられます。血液検査で血糖値が高いと言われたことのある人で、最近体のだるさが抜けないと気になる人は一度受診してみるといいでしょう。

Women are receiving medical attention

6)治まらない場合は専門家へ!症状への検査・治療方法

(1)検査方法

・血液検査

糖尿病やその他の病気の場合には血液検査で数値を確認するのが一番有効とされています。検査結果が出るまでに10日~2週間程度必要になりますが、費用は2,000円~3,000円程度と受けやすい検査といえるでしょう。

・ホルモン測定

これはバセドウ病の可能性がある場合や更年期障害が原因と思われる場合に測定する検査になります。甲状腺ホルモンと甲状腺刺激ホルモンを測定することで、診断することができます。費用も2,000円程度で済むことがほとんどなので、気になる場合は測定してもらってもいいでしょう。ただし、バセドウ病で可能性のある場合には眼底検査などホルモン測定以外の検査も必要になる場合が多いです。

・カウンセリング

精神的な疾患の場合、何かの数値で判定することは難しいため、うつ病チェックシートなどカウンセリング的な要素の検査方法で診断する場合がほとんどです。チェック項目に何個以上チェックが入ったら「うつ病の可能性がある」など、あくまでも正直に回答していた場合でしか判断できないことになります。何か症状がある場合には保険適用になるため、カウンセリングも3,000円程度とそこまで高額にはなりません。

(2)治療方法

・食生活の指導

糖尿病などの場合、食生活の指導をされる医療機関がほとんどになります。和食や塩分の低いレシピを個別に作成してくれる医療機関や、どんなレシピが良いのかを教えてくれるため、それに沿って食生活を変えていきます。3ヶ月~6ヶ月程度の通院が必要で、月に1回~2回の診察料で2,000円~3,000円程度がかかります。

・抗甲状腺薬の服用

バセドウ病と診断された場合にはまず甲状腺ホルモンの合成を抑える薬を服用することがほとんどです。2ヶ月程度服用していくと、ホルモンも正常な状態になってきますが、実際は2~3年程度完治に必要となってきます。医療機関によって期間はさまざまですが定期的に検査に行く必要があります。抗甲状腺薬のみの場合、1年間服用したとしても2万円~5万円程度の費用になります。

・抗うつ剤の服用

抗うつ剤といっても様々な種類があり、症状の進み具合によって軽い抗うつ剤からきつい抗うつ剤まで様々な薬があります。医師と相談して自分にとって一番良い薬を選ぶことをおすすめします。軽いうつ病の場合、だいたい1ヶ月程度で改善がみられるとされており、費用も抗うつ剤だけで500円未満で済むことが多いでしょう。ただし、きつい抗うつ剤になってくると1,000円~2,000円程度のものもあります。

7)生活習慣を改善しよう!症状へ実践したい予防習慣とは?

(1)食事環境を改善

食べ過ぎても食べなさ過ぎても身体のだるさにはよくありません。過度なダイエットはもちろん、脂っこい食事や偏った食事を続けていると身体の気だるさが続いてしまいます。和食や野菜中心で、ストレスを感じない程度に食べるのが一番ベストです。食べる量も腹八分目ぐらいを常に意識するようにしてみましょう。

(2)お風呂に入る

ぬるま湯ぐらいのお風呂にゆったりとした気持ちでつかるのも効果のある予防習慣になります。お風呂に長時間入るのも身体がほてってしまうので、実はあまりよくありません。しんどくなったり、心臓がドキドキしない程度にお風呂につかってみるようにしましょう。

(3)ストレッチをする

運動習慣がないのも身体の循環がうまくいかずだるさがぬけないことが多いです。適度に運動するのが一番ですが、時間がなかったり、めんどくさいと思ってしまうと意味がありません。お風呂のあとや寝る前に少しだけでもストレッチをしてみるとだるさの改善にもなってきます。


   


今回のまとめ

1)そもそもだるい症状・気だるさとは何?

2)気だるいのはなぜ?熱はないのにだるい症状の4大原因

3)試せる応急処置は?だるい症状へ試したい対処方法とは

4)これって病気?病気かどうかのチェック項目と判断基準とは

5)症状が続く場合は注意!考えられる3種類の病気とは

6)治まらない場合は専門家へ!症状への検査・治療方法

7)生活習慣を改善しよう!症状へ実践したい予防習慣とは?