Women are receiving medical attention

生理前にいつも頭痛がするという方はいませんか。それは、妊娠超初期の症状かもしれません。対処を間違えると、妊娠だった場合に後悔することがあるかもしれません。

ここでは、妊娠超初期の症状の1つである頭痛の原因と、対処方法を説明しましょう。


   


妊娠超初期の頭痛の4大原因!5つの対処法とは


1)妊娠超初期の5つの身体の変化

そもそも妊娠超初期とは、どんな時期なのでしょうか。妊娠とは「受精卵が子宮内に着床した状態」を指します。

妊娠するチャンスは排卵日から3日後程度までで、その頃に性交し受精すると、受精卵は2~3日かけて子宮に到達して着床(子宮内膜にもぐりこみ根を張る)します。

一般的に妊娠超初期とは、生理予定日の数日前から妊娠2ヶ月頃を指します。

妊娠超初期の症状は、以下の5つです。

(1)おりものの変化

(2)風邪や胃腸炎に似た、頭痛や胃もたれの症状

(3)強い眠気

(4)腹痛、下半身の痛み

(5)食べ物の好みの変化や匂いに敏感になるなどの、初期のつわりのような症状


2)妊娠超初期に頭痛が起こる4つの理由

妊娠超初期は外見では全く分かりませんが、妊娠を継続させるために黄体ホルモン(プロゲステロン)が急激に増えて、身体の中では嵐が吹き荒れるような急激な変化が起こっています。

そのために以下の4つの理由で頭痛が起こります。

(1)ホルモンバランスの乱れ

黄体ホルモンは血管を拡張させる働きがあり、脳の中にある血管も、心臓の拍動に合わせて拡張と収縮を繰り返します。

それが近くの神経を圧迫するので、ズキンズキンという偏頭痛と同じような痛みが起こります。

(2)自律神経の乱れ

黄体ホルモンは基礎代謝を上昇させるので、呼吸や脈拍の変化が起こり、自律神経もその影響を受けて調節が難しくなり乱れます。

(3)血行不良

女性は妊娠すると知らずのうちにお腹をかばうようになり、立つ・座るなどの日常的な動作にも、余分な力が入ってしまいます。

そのため、くびや肩周囲の筋肉が硬くなり脳への血流が悪くなると、頭痛を引き起こします。

(4)ストレス

仕事や人間関係のストレス、夜更かしなどの休養不足、また、妊娠を望むあまりに毎月一喜一憂しているなどのストレスが頭痛を誘発します。

Closeup on concerned medical doctor woman sitting in office


3)妊娠超初期の頭痛を楽にする4つのポイント

妊娠超初期に起こる頭痛は、重い場合にはめまいや吐き気を伴うこともあり、とても辛い症状です。

早めに対処するほうが治り易くなりますので、以下のポイントを実践して速やかに解消しましょう。

この時期に薬を飲むことは、赤ちゃんの発育に影響を及ぼすのでおすすめしません。薬を飲む場合には、医師に相談して処方してもらいましょう。

(1)血管を冷やす

脳内の血管の拡張により頭痛が起こっているので、痛む場所を冷やしましょう。

(2)部屋を暗くして安静にする

光刺激が目から脳神経を刺激して、痛みを増長する場合がありますので、電気を消す・カーテンを引くなどして部屋を暗くしましょう。

テレビやパソコンの光も刺激になりますので、見るのを止めましょう。上半身を少し起こした形で、横になって休むのも良いでしょう。

(3)くび・肩のこりならほぐす

偏頭痛のようではなく頭全体が重く痛む場合は、くび・肩・背中などの筋肉の凝りによる頭痛かもしれません。

その時には、ゆっくりと上半身のストレッチを行ったり、くび・肩の周囲を温めたりして脳への血流を良くしましょう。

(4)貧血の場合

貧血があり脳への酸素供給が不足すると、頭痛が起こる場合があります。貧血が疑われる場合にも、横になってゆっくりと休むことが有効です。


4)妊娠超初期の頭痛を予防する3つのポイント

頭痛が起こってからの対処は速やかに行うべきですが、頭痛が起こらないように予防することも大切ですね。

(1)栄養バランス

偏った食生活で栄養バランスが崩れていると、ホルモンのバランスも崩れてしまうので、妊娠超初期の頭痛が起こり易くなります。

意識して摂取すると良い食品は、豆類・緑黄色野菜・玄米・そばなどです。

ビタミンB6は、妊娠期のホルモンバランスの崩れを改善する効果や、精神と身体の安定に欠かせないセロトニン(睡眠を正常にする・不安感を低下させる作用がある)という脳内物質を作るために必要です。

ビタミンB6が多く含まれるもの

・小麦胚芽・玄米・そばなど精製されていない穀類

・いわし・かつお・サバなどの青魚に多く含まれます。

・貧血を防ぐように、レバー・小松菜など、鉄分の多い食品も摂りましょう。

妊娠超初期の頭痛を悪化させる食品

・砂糖

・塩

・カフェイン

・パン

・パスタ

・アルコール

・添加物 等です。

砂糖・カフェイン・パン・パスタ・アイスクリームは、身体を冷やすので良くありません。

アルコールは分解するために肝臓に負担をかけることと、基礎代謝を低下させて赤ちゃんの発育を抑制するので、二重の意味で妊娠中には摂取すべきではありません。

(2)ストレス発散

音楽を聞いたりゆっくりお風呂に入ったりして、ストレスを発散しましょう。

お風呂や部屋のアロマセラピーでは、強い香りや化学物質が多いと妊娠超初期の頭痛を悪化させる可能性があります。

天然由来の入浴剤や芳香剤を、ほんのりと使う程度にしましょう。

(3)早寝早起き

遅くまでスマホやパソコンを使っていると、眠りにくくなります。眠る1時間前くらいには、部屋をやや暗くして音楽を聞いたりゆっくり入浴したりして、良い眠りになるようにしましょう。

休日でもダラダラと寝ていることは、休養になりません。早起きしてゆっくり朝食を摂ったり、散歩をしたりして、生活リズムを整えましょう。


   


今回のまとめ

1)妊娠超初期の頭痛(偏頭痛タイプ)がある場合には、痛む部位を冷やしましょう。

2)家事や仕事など、無理せずに安静にして休みましょう。

3)肩こりが原因の重苦しい頭痛の時には、くび・肩の周囲を温めたりストレッチしたりして、脳への血行を良くしましょう。

4)栄養バランスを整えましょう。食事制限をするダイエットは止めましょう。

5)早寝早起きを心がけて、生活リズムを整えましょう。

以上が今回の記事の内容となります。
今回の記事で妊娠超初期の頭痛が解消され、妊娠生活が穏やかになれば幸いです。