お腹を触る妊婦

妊娠28週以降、または8ヶ月以降を妊娠後期と呼びます。誰が見てもお腹がせり出してくることがはっきりわかり、体重が急激に増えます。

頭痛よりは腰痛が気になるますが、もし頭痛があるとすると、要注意。今回は妊娠後期の頭痛の原因対処法をお伝えします。


   


妊娠後期の頭痛を和らげる3つの方法


1)妊娠後期の身体の変化とは

高齢出産が増える中、妊娠期は従来の母体中心の医学では守りきれない状況が発生します。改めて、出産リスクについて考えます。

(1)産後のボディーラインへの意識

妊娠後期は、妊娠前の食生活ストレスが一気に身体に出てくると言われます。

妊娠後期は、そのボディーラインから、誰もが優しくいたわってくれる状況にあります。ですが、最近の妊婦さんは産前産後のボディーラインを気にしすぎる傾向があります。

もともとスリムな体型を維持しながら30代まで働いてきた女性は、出産直後にまたスリムに戻るという憧れが強いものです。

(2)妊娠高血圧症候群とは

こうした方の多くは、妊娠中毒症と言われてきましたが、最近は妊娠高血圧症候群と名称が統一されました。高血圧の原因の一つは塩分の取りすぎです。

ただ、なぜ塩分を摂取するのか、という理由が飲酒にあったり、ストレスにあったりするため、知らずしらずのうちにハイリスク妊婦になってしまうことがあるのです。

よく、妊婦さんは甘いものを食べたがる、と言われますが、これもストレスが原因という場合が多いのです。高カロリー摂取は当然胎児の異常成長に直結しますので、急激に体重が増え、血管圧縮によって全身を駆け巡る酸素の量が低下します。

そのため、脳に酸素が行き届かなくなり、頭痛の原因にもなりかねません。結局は食べ物とそれを誘引するストレス回避が大事なのです。


2)妊娠後期の頭痛を和らげる3つの方法

ここまでは、妊娠後期の母体の状況が、人によっては過度なストレスに襲われている現状を見てみました。

胎児の急激な体重増加に伴い、妊娠後期は10kg前後の増加がよくあります。小柄な方やもともとスリムな方にとって、この加重は、簡単な動きにも支障を与えます。

家事仕事で洗い物や洗濯物を洗濯機に出し入れする、あるいは掃除機を持って階段の上り下りという動作は、大変な運動になりかねません。

今までできていたのに、できないことへのイライラと、こういう時にフォローしてくれない周りの人々、あるいはイライラ感をいたわってくれない配偶者や会社の同僚など、ちょっとしたことが大きなストレスにとって変わります。

では、ここからは、できる範囲のストレス低減とそれによる頭痛の解消方法を3つ述べていきます。

Women undergoing examination in gynecological

(1)血の巡りを良くする

そうした場合の一番は、マッサージと入浴です。

母乳マッサージが取り入れられる大学病院は多いのですが、ストレス発散のマッサージはむしろ助産師さんが得意な分野です。

マタニティクリニックでは、助産師さんがマタニティストレッチをしてくれますし、アロマによる気分を穏やかにする療法も行うところがあります。

(2)フェイシャルエステは、頭痛に効く

エステサロンに通っていたのに、妊娠してからご無沙汰、という人も少なくないでしょう。エステサロンの中でもフェイシャルエステならば、妊娠後期でも大丈夫という場合が少なくありません。

お腹周りが張ってくると仰向けになることは大変ですが、フェイシャルエステならば、座った姿勢で行ってくれます。また、肌の調子云々を見てくれることもありますが、何と言っても肌マッサージを入念に行ってくれるのが嬉しいところですね。

郊外のお宅でフェイシャルエステを展開するメナード化粧品では、一般主婦が施述方法を習得し、家庭的な落ち着いた環境でエステを行っています。

月に2回程度で、一回あたり2,000円強。そのほかには化粧品代がかかりますが、デコルテより上を温めて、保湿してくれますから脳の血管には非常に効果がある方法のひとつでしょう。ただ、母体を考えて医師の許可を受けてエステに行くのが条件です。

(3)就寝時間を早める

妊娠中の頭痛は、一般的な頭痛ではありません。交感神経と副交感神経のバランスが良くない状況が続くことで、頭痛が頭痛を悪化させている、と考えるのがよいでしょう。

入浴やストレッチ、フェイシャルエステなどは、緊張しているからだをゆったりリラックスさせる副交感神経の働きを活発化させること。

例えば、妊娠後期に入るとからだは重いけれどつわりのときのような吐き気はないため、ご主人は妊婦のからだを軽視してしまいがちになります。どちらかといえば、お腹の赤ちゃんの足が出てきた、暴れたといったことに目を奪われるケースも少なくないでしょう。

ちょっとした夫婦関係の言い争いも、交感神経が働かせる原因となってしまいかねません。からだをリラックスさせる副交感神経を十分活躍させるには、寝ることです。

時には家事も洗濯も投げ出して寝てしまう勇気が必要かもしれません。強引に自分を休めることが、妊娠後期妊婦さんの特権なんですね。


   


今回のまとめ

1)高齢出産が増加し、社会的ストレスを抱えたまま妊娠後期に突入する人が増えている

2)普段から、持病がないかどうか妊娠期も検査を受けよう

3)ハイリスク妊婦には頭痛が多い

4)マッサージは頭痛を軽減してくれる作用がある

5)クリニックの助産師さんは、頭痛解消に一役買ってくれる。気軽に相談しよう

6)血の巡りにフェイシャルエステは効果がある

7)夫婦関係が悪化しても、思い切って早く寝る

妊娠後期8週以降は様々なリスクがあることが、いまや常識です。

切迫流産や合併症など、かかりつけ医では診療できない場合も考えて、大きな病院が近くにないか情報を得ておくこと、あるいはかかりつけ医に相談したり、助産師さんにアドバイスをもらうことがいい解決方法になるでしょう。