喉の検査をしている看護師

静かな状況の中でいきなり喉が鳴ってしまい、気不味い思いをしたことはありませんか?喉の音が気になって仕方がない、物が飲み込みにくい等の症状がある場合は、医療機関を受診してみましょう。喉が鳴る場合の原因・病気の可能性・対処方法をご紹介します。


   


喉が鳴るのは何かの病気?注意したい6大病気と治療方法


1)そもそも喉が鳴るとはなに?症状のチェック項目とは 

(1)「ググッ」「グルグル」「ギュルル」という音 

喉にこみ上げてくるような感じで、このように喉がなります。ゲップに似ていますが、ゲップほどはっきりと表れるわけではない状態です。 

(2)「ゼーゼー」「ヒューヒュー」という音 

息を吸う時、または吐く時に喉が鳴ります。喉に何かつまっている感じがする・喉に痛みを感じる・喉がゴロゴロする等の症状があります。 

2)この違和感は病気?病気かどうかの見分け方・判断基準とは 

短期間でおさまったり日常生活に支障がなければいいですが、息苦しい・咳が止まらなくなる・吸っても吐いてもゼーゼーヒューヒューと音がする場合は、医療機関を受診してください。また、お腹の張りが酷い・おならやゲップがよく出る等が気になる場合も受診が必要になります。 

3)なぜ鳴るの?喉が鳴る症状で考えられる2大原因とは 

(1)お腹に空気が溜まるのが原因 

「ググッ」「グルグル」「ギュルル」というように喉が鳴ります。これは胃腸に空気が溜まっている場合に鳴る音です。通常はおならやゲップによって体外へ排出されますが、大量に空気が溜まっていると、無意識のうち空気が喉にこみ上げてきて音が鳴ります。 

(2)気道に原因がある場合 

「ゼーゼー」「 ヒューヒュー」というように喉がなります。気道や気管に何らかの疾患があり、一部が狭くなっていたり変形しいる場合、このような音が鳴ります。空気の流れが一定でなく、途中で狭まる・勢いが変わる等の現象で気流が乱れてしまい、喉で笛が鳴るような状態で音が出ます。また、喉に何かが閊えている場合も、このような音が鳴ります。 

カルテを確認している医者と患者

4)種類の解説!喉が鳴る症状で考えられる主な6種類の病気とは 

(1)呑気症(どんきしょう) 

喉から「ググッ」「ギュルル」というような音が発生します。空気の飲み込み過ぎでお腹に空気が溜まっているので、それを排出する時の喉の音です。これは「喉が鳴る」という症状で一番多く見られ、「空気嚥下症」とも言います。早食いで食事中にたくさん空気を飲んでしまう・唾を飲み込む癖がある等で、お腹に空気が溜まりやすくなります。また、歯を噛みしめる事も原因になります。人間の歯が噛み合うのは、1日で10分程度と言われていますが、常に上下の歯を噛みしめてしまう人がいます。

噛みしめていると唾液が喉に流れ込みやすくなるのでつい飲み込んでしまい、その時に空気も一緒に飲み込む事になります。これらが原因で喉が鳴る場合は、生活習慣や癖を治す事で改善できます。自分では治せそうもないと思ったら、心療内科・歯科を受診します。歯科でマウスピースを造ってもらい噛みしめを改善させると、唾を飲み込む(空気を飲み込む)癖も治る場合があります。それでも改善せず、お腹の張りやゲップが気になり、それがストレスとなる場合は心療内科を受診してカウンセリングや安定剤の処方等の治療を受けます。 

(2)喘鳴(ぜいめい) 

気道に何かが詰まっている事が原因で、「ゴロゴロ」「ゼイゼイ」等の喉が鳴ります。鼻水や痰が排出できずにいると、喉にそれらがおりてきます。それにより気道を圧迫していると思われます。水分を摂取すると痰が柔らかくなり排出しやすくなります。多めに摂取して鼻水や痰は排出するように心がけましょう。風邪により、その症状が酷い場合は内科を受診して薬を処方してもらいましょう。

(3)喘息 

気道が炎症を起こし狭くなっている事から、「ゼイゼイ」「ヒューヒュー」と音が鳴ります。花粉やハウスダスト・ペット・食べ物等によるアレルギーで喘息が発症します。喉が鳴る他に、呼吸困難や咳が止まらない・痰が酷い等の症状が現れます。耳鼻咽喉科を受診すると、気管支を拡張させる薬や炎症を抑える薬を処方されます。日常的に出来る事は、アレルギー物質を身の回りから排除し、水分を摂取して喘鳴の原因になっている痰を排出するようにしましょう。 

(4)急性喉頭蓋炎 

喉頭蓋という声門の上にある部位が炎症を起こし、気道を塞ぐ病気です。主にBインフルエンザに罹患する事で発症しやすくなります。発熱・喉の痛みが現れ、徐々に喘鳴も発症します。重症の場合は気管支の手術をしなくてはいけない場合もあるので、注意が必要です。喉の痛み・発熱・喘鳴がある場合は早めに内科や耳鼻咽喉科を受診してください。 

(5)喉の異物 

何かを飲み込んでしまい喉に引っかかっている状態でも喉から音を発生します。特に小さな子供は、飴玉状の物やコイン等を飲んでしまう場合があります。それらが喉の奥に引っかかり声門や咽頭を圧迫すると、喘鳴が発生します。内科や耳鼻咽喉科を受診して、異物を取り除くことで解決します。 

(6)首への負担 

姿勢の悪さが気道を圧迫している場合があります。常にうつむいている姿勢・高さが合っていない枕の使用等が原因で、首周りに負担がかかり、気道が圧迫される事があります。正しい姿勢を心掛ける・自分に合った枕を使用する・整骨院で施術を受ける等して、首周りの負担を改善しましょう。 

5)日常生活から改善を!症状への一般的な5つの予防ポイント 

(1)癖を治す 

早食い・噛みしめ・悪い姿勢等、自分の癖を治す事で、喉が鳴る症状を改善する事が出来ます。 

(2)飲み込まない 

鼻水や痰は排出するようにしましょう。唾を飲み込む頻度を減らす為には、噛みしめに気を付けてください。 

(3)ストレスを溜めない 

噛みしめや空気を飲み込む癖の原因はストレスにあるとも言われています。充分な睡眠とストレス発散を心掛け、心身共に負担を減らすようにする事が大切です。 

(4)治療する 

アレルギー喘息・インフルエンザ・風邪等が原因で喉が鳴るようになります。早めに医療機関を受診するようにして、悪化させないようにしましょう。 

(5)子供を見守る 

小さな子供は誤飲する可能性が高いので、親がしっかりと見守ってあげましょう。変化に気づいたらすぐに医療機関を受診する事が大切です。


   


今回のまとめ 

1)そもそも喉が鳴るとはなに?症状のチェック項目とは 

2)この違和感は病気?病気かどうかの見分け方・判断基準とは 

3)なぜ鳴るの?喉が鳴る症状で考えられる2大原因とは 

4)種類の解説!喉が鳴る症状で考えられる主な6種類の病気とは 

5)日常生活から改善を!症状への一般的な5つの予防ポイント