手を差し出すカルテを持ったドクター

現代社会では高齢化に伴って、脳の病気に対する世間の関心が世界中で高まっています。健 康診断のように、定期的な脳の健康チェックが必要な時代が来ています。

そこで今回は脳に関連した検査「脳ドック」についてご紹介します。 


   


脳ドックの6ステップ!3つの基礎知識とは


1)脳ドックとは

脳ドックとは、簡単に言うと脳の健康診断です。一般的に心臓より上の部分、特に脳を中心 に検査することを指します。

尿検査や血液検査、MRI や MRA 検査、頚部エコーを通して頭部・脳内に異常がないかどうかを検査していきます。

脳の病気は発症するまで無症状で、発症すると命に関わるというものが多いですから、それらを未然に防ぐ目的で脳ドックの効果 が期待されています。 


2)脳ドックの3つの基礎知識

 (1)時間

脳ドックに要する時間は、人間ドックが 4~5時間であるのに対し、最低2時間、平均して3時間かかります。

また、脳ドックには「簡易脳ドック」という検査を簡略化したものもあ ります。こちらは MRI と MRA 検査のみで、30 分ほどで終わります。 

(2)費用

脳ドックは基本的に無症状の方向けの健診であるため、検査自体には健康保険が適用されま せん。

料金は一般的に 4~9 万円で、受ける病院によって変動します。簡易脳ドックでは約2万円かかるとされています。 

(3)タイミング

タイミングとしては、脳ドックでかつて異常が見つかったことがある人は一年に一回、40 歳代を過ぎた方は数年に一回の検査が推奨されています。

40 歳から 60 歳が脳卒中を発症しやすいとされています。

それ以外にも肥満や高血圧、高脂血症、糖尿病などの慢性的な疾患、いわゆる生活習慣病と呼ばれる部類の疾患が当てはまる方。

また、お酒やタバコの頻度が高い方は、40 歳代前であっても検査が推奨されています。

これらの要素は脳卒中のリスクファクターとされているためです。 


3)脳ドックの検査 6ステップ

日本脳ドック学会が脳ドックの基本的な検査項目を定めています。

(1)診察 性別や年齢、これまでにかかった病気など、基本的な情報を収集します。

日常生活の何気な い変化・異変も診断の参考になることもありますので、事前に伝えるべきことは準備してお きましょう。 

(2)血液・尿検査 血液や尿の成分からも、脳の病気の影響が表れていることがあります。 

(3)心電図検査 心疾患の有無を調べます。 

(4)MRI MRI と呼ばれる機械で脳の状態を検査します。脳を縦横斜めに輪切りしたような画像に映し出し、脳梗塞などの脳の異常の発見に特化しています。

磁気を用いるので、心臓にペースメ ーカーを埋め込んでいる方には適応外となります。こちらは問診の段階で必ず聞かれる点で す。 

(5)MRA MRI をさらに細かく、血管を検査するのに特化させた検査法です。

脳動脈瘤という、くも膜 下出血の原因となる異常を見つけ出すのに必要な検査です。 

(6)頚部エコー 血管が動脈硬化を起こしていないかを検査するのに特化した検査方法です。

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4)脳ドックが受けられる施設は

 脳ドックを受けられる病院は、「日本脳ドック学会」のホームページから検索し、お近くの 施設を探すことができます。

2010年から施設認定がスタートしており、全国では約 250施設が現在認定をされています。 


5)脳ドックの必要性

 脳ドックの最大の効果は「脳の病気の早期発見」です。先述したように、脳卒中は日本人の 死因第 3 位にランクインしています。

脳卒中には脳梗塞や脳出血、くも膜下出血が含まれ、 これらは脳血管障害と呼ばれています。

脳血管障害は 40 歳代から少しずつ発症する人が増えるとされています。

発症によって時には命に関わることもあり、命が助かったとしても脳 に障害が残ることが多い病気です。

代表的な障害は、手足の麻痺や言語障害、記憶障害があ り、これらの障害があらわれると日常生活に支障をきたすことがほとんどです。

特に MRA によって発見されることの多い「未破裂動脈瘤」の早期発見が、最も脳ドックに 期待されている部分です。

破裂するとくも膜下出血を起こすこの動脈瘤は、脳ドックが唯一 の発見手段とされています。 

脳卒中のほとんどは無症状から突然発症するものが多く、もし早期に発見できれば手術を回 避して食事や薬物、運動療法などの大きなリスクを冒すことなく対処することが出来ます。

もちろん、めまいや立ちくらみ、ろれつが少し回りにくくなっていたり、手足のしびれや物忘れのひどさなど。

自覚症状が少しでも現れていたら「年だから」と軽く受け止めることな く、脳ドックを受けることをお勧めします。 

40 歳を過ぎた働き盛りの方は特に、仕事などで生活のリズムが崩れている方が多いでしょ うから、健康な生活のためにも、一度検査を受けてみることをお勧めします。 


 

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今回のまとめ

1)脳ドックとは、脳の健康診断の事である。 

2)脳ドックは基本的に 4~5 時間、料金は 4~9 万円で施設によって違いがある。簡易版の 検査もある。 

3)脳ドックの手順は、問診、血液・尿検査、心電図、MRI、MRA、頚部エコーがある。 

4)脳ドックが受けられる施設は日本脳ドック学会のホームページから検索することが出 来る。 

5)脳ドックの必要性は、脳卒中をはじめとする脳血管障害の早期発見である。