デスクの上でカルテに記入する男性医師

脳炎は、脳の炎症性疾患の総称です。脳炎の死亡率は20%~40%と高く、また神経の後遺症を残す人が多くいる怖い病気です。脳にも様々な病気がありますが、今回の脳炎も頭痛と深い関係があり知っておきたいものです。今回はその脳炎の症状や原因ついて説明していきます。


   


脳炎の5大症状を解説!注意したい前兆と予防方法とは

1)種類による違いがある?3種類の脳炎とは

脳炎とは「ウイルスが脳に直接感染」したとき、あるいは「ウイルスが炎症を引き起こした」時に、脳そのものに発生する炎症をいいます。細菌の感染でおこると「脳膿瘍(のうのうよう)」となります。日本で発症する脳炎で代表的なものが、下記の3種類です。

(1)単純ヘルペス脳炎

単純ヘルペス脳炎の頻度が最も高く、日本では年間「100万人に3.5人」の割合で、約400例の発症がみられます。「けいれん発作」や、「突然で激しい情動」を伴うこともあります。

(2)日本脳炎

日本脳炎は現在、年間の患者数は「10人以下」にとどまっていますが、「7月~9月」に小流行する傾向があります。

(3)インフルエンザ脳炎

インフルエンザ脳炎は「幼児」に多く「後遺症」を残しやすい病気です。

(1)と(2)の2つは致死率が高いので要注意です。

ごくまれに、「はしか」「おたふくかぜ」「水痘(みずぼうそう)」「風疹」などのウイルス感染症にかかった後、脳炎になることがありますが、ほとんどは「発熱と頭痛」で治っていきます。

2)どんな症状が現れる?脳炎の代表的な症状とは

最初は風邪のような症状から始まりますが、「急速」に、下記の5つの症状が現れる場合は要注意です。

(1) 発熱

(2) 頭痛

(3) 意識障害

(4) けいれん

(5) 項部硬直(首の後ろが痛くなり曲げられなくなる)

などの症状が現れだします。特に首の痛みを伴う場合は要注意です。脳炎が進行すると、100万人に1人の割合で「会話と記憶が困難」になり錯乱状態に陥りかけます。そのほか、けいれん発作が繰り返し起こり、やがて「昏睡状態」になり命を落としてしまいます。ですので、一刻も早く受診することが大切です。

3)考えられる原因とは?脳炎の主な原因

(1) ウイルスが脳に直接感染します

(2) 過去に感染したウイルスが再び活性化し、脳に損傷を与えます

(3) ウイルスまたはワクチンが引き金となり、免疫組織が自分の脳組織を攻撃します

無数に存在するウイルスに対しての特効薬がありませんので、まずはウイルス感染から身を守ることが重要となります。

4)前兆の症状はあるの?脳炎の予兆とサインとは

「風邪のような症状」が予兆ですが、その後急速に病状が進行しますので、発見するのがとても難しい病気です。ただ、過去に感染したウイルスが暴走して脳炎にかかるときには、「頭の芯」や「頭全体」の「頭痛」が続いたり「高熱」を出す場合があります。「免疫力の低下」により、ウイルスの許容量が越えてしまったために起こるからです。

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5)脳炎と頭痛との関係について

頭痛に伴って、「首の後ろが痛くなったり硬くなっている」場合は脳炎が疑われます。また、「1か月以上」の頭痛が続き、なおかつ「発熱(微熱も含む)が続く」場合も脳炎が疑われます。子供の場合、頭が痛いと言い出したら、小児科医が最初に疑うのが脳炎だといわれています。「子供の頭痛」には十分注意して下さいね。

6)日常生活から改善を!脳炎への予防のポイントとは

「ウイルスに感染しないようにする」ことが脳炎予防になります。とはいえ、生きているうちに全くウイルスに感染しないでいるのは不可能に近いので、「ワクチンで予防」するのが最も効果的です。

(1) 日本脳炎ワクチン

定期接種が必要です。第1期目は生後6か月から接種できますが、ほとんどの地域では3歳からの接種となります。かかりつけの医師と相談してみてください。第2期目は9歳~12歳の間に1回接種します。必ず2回接種しましょう。1回では効果は得られません。日本脳炎は「蚊」を介して感染しますので、「夏前に接種」しておくのが望ましいです。

<注意点>

「2005年5月30日」から一時的に日本脳炎ワクチンの定期接種が行われず、希望者のみにしか行われていませんでした。「2009年6月2日」から再びワクチンの定期接種が行われていますが、この「約5年間」は「ワクチン接種率が低下」していて、この期間に未接種の人は「日本脳炎になる可能性が高く」なっているといわれています。自治体によっては接種年齢が過ぎていた場合でも、「公費」で行ってくれるところもありますので、各自治体に問い合わせて、「大人になってから」でもワクチンを打つことをおすすめします。

※「予防接種」について更にお知りになりたい方は→『解説!日本脳炎の予防接種3つの副作用とは』

(2) インフルエンザ桿菌ワクチン

定期接種(1回6千円~8千円)が必要で、日本では保険適応外なので自己負担になります。

生後2ヶ月から6ヶ月までは「3~8週間の間隔で3回」

その後、7~13ヶ月後に1回接種。

生後7ヶ月から1歳までは「3~8週間の間隔で2回」

その後、7~13ヶ月後に1回接種。

1歳から5歳までの間に1回。

のいずれかを受けましょう。

(3)単純ヘルペス脳炎に対する予防方法

「単純ヘルペスウイルスへの感染を防ぐ」ことしかありません。しかし、健康体でもヘルペスウイルスを持っている人は多く、感染を予防するのはかなり難しいのが現状です。もし、単純ヘルペス脳炎の症状が出た場合、「早期治療」することが最も重要になってきます。ウイルスが原因である脳炎には、「特別な治療法はありません」。症状をできるだけ緩和する処置を行うか、どのウイルスかが特定できれば抗ウイルス薬を投与しますが、できるだけ予防接種で病気を未然に防ぐ努力をしましょう。

7)日本脳炎の後遺症について

冒頭で述べたように日本脳炎の死亡率は最大で40%(環境・状況によって異なります)と高く、特に子どもと老人に多い傾向がみられます。治療ができた場合でも下記のような様々な後遺症が残る可能性があります。

(1)手足の震え

(2)痙攣

(3)麻痺

(4)歩行障害

(5)言語障害

(6)知能障害

以上のように身体の神経の障害から、脳の障害まで幅広いケースが考えられます。正しい知識を持った専門医との歩み寄りが大切になってきます。


きっかけはお医者さんの言葉でした。

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今回のまとめ

1)種類による違いがある?3種類の脳炎とは

2)どんな症状が現れる?脳炎の代表的な症状とは

3)考えられる原因とは?脳炎の主な原因

4)前兆の症状はあるの?脳炎の予兆とサインとは

5)脳炎と頭痛との関係について

6)日常生活から改善を!脳炎への予防のポイントとは

7)日本脳炎の後遺症について

特に子供の脳炎は後遺症を残す可能性がありとても危険です。頭が痛いなど、気になる症状がみられたら、すぐに医者に診てもらうようにしましょう。