MRI画像を確認し合うドクター

がん、心臓病 の次に多い死因ワースト3位の疾病は 脳卒中。患者数は150万人ですから、日本人の100人に1人が脳卒中患者なのです。その70から80%が脳梗塞ですから、誰もが罹る病気のひとつと言えます。今回は脳梗塞の前兆治療法についてお伝えします。


 

   


症状チェック!脳梗塞の2つの前兆と予防のポイントとは


1)脳梗塞とは何か

脳には無数の血管が走っています。血管は心臓から新鮮な血液と酸素を運び、様々な臓器を回って栄養分も一緒に運んではからだの隅々に届けていきます。ところが、中にはとんでもないものも運ばれてしまうことがあります。それが原因で脳梗塞が起こってしまうのです。

(1)脳梗塞の原因は心臓にある

脳梗塞は、文字通り脳内の血管が詰まる、梗塞によることが知られています。脳の働きは無数の神経細胞とそれを働かせるための血液や酸素、栄養分などで構成されます。ですから、もし血管内で詰まりが発生し、血流が悪くなると神経細胞は次々とカラカラに干からびてしまい、壊死してしまいます。いわゆる酸欠も血管詰まりの状況で生まれます。

つまり、脳梗塞の間接的な原因は、脳内血管や血管から伸びる毛細血管の詰まり、にあるわけです。ところが、この詰まりはいったいなんでしょうか。それが血栓と呼ばれるものです。それも、血栓の出処は心臓であり、血流に運ばれて脳にまでやってきて詰まりを起こすのです。

(2)血栓の正体とは

子供が転んで、ひざ小僧をすりむくことがあります。皮膚が裂け、出血すると子供は痛がって泣き出しますが、しばらくすると血は止まります。止血のための処置を行うと、そこは血の塊ができ、かさぶたとなって最後には剥がれて新しい皮膚が現れます。血栓とは、このかさぶたのようなものです。例えば、体内の血管はコレステロールの高い栄養分の吸収や精神的なストレスで、常に血圧が高くなったり下がったりと、ダブルパンチを受けている状態です。

少しずつもろくなってしまう血管は、時として出血に見舞われます。その際、血液がすぐさま破れた血管内で粘着して、血小板が止血を行います。その後、血栓がかさぶたとして凝固します。元どおりにふさがった血管は、最後に血栓を溶かすプラスミン という物質によってさらさらに流されてしまいます。ところが、かさぶたが塊のまま溶けずに流されてしまい、脳の中にまで流れてしまうと、問題になります。毛細血管は動脈よりも非常に細いため、かさぶた、つまり血栓は立ち往生してしまうのです。これが脳梗塞の原因となります。

2)症状を確認しよう!脳梗塞の2つの前兆とは

脳梗塞には、恐ろしい前兆があることをご存知でしょうか。一瞬からだに変化が訪れ、再び正常化してしまうため、見過ごされてしまう前兆を知っておきましょう。

(1)瞬間的に麻痺状態が来る

発作、という現象があります。これは呼吸困難で倒れてしまうことや、咳が止まらなくなるなど、様々な症状で本人が気がつかないうちに起きていることがあります。発作は特定の疾病に特定の症状が発生しますので、薬や適正な処置を行うための 警告 とも言えます。脳梗塞にも実は警告、つまり前兆があります。専門用語では一過性脳虚血発作、と呼ばれる症状です。国立循環器病研究センターによると、一般内科医でもこの症例を知らないケースが非常に多く、臨床でも問題なしとすることが少なくありません。

具体的な例として、普段は無いような片麻痺が起こるケースです。鉛筆で文字を書こうとしても急に力が抜けてしまう、利き手利き足だけがうまく動かなくなり、10分くらいで元どおりになる、あるいはテレビの画面が二重に見える、というものです。短ければ数分、長くても24時間以内に元に戻るため、しびれのひとつだろう、としか思わないのも無理はありません。

(2)糖尿病を患っている

サイレントキラーと言われる病気、糖尿病。動脈硬化の一番の原因として知られ、失明や腎不全という合併症を引き起こすことから、様々な病気の最悪候補として、常に注意しなければなりません。糖尿と脳梗塞が関係あるかどうかを考えるのではなく、糖尿の原因である食生活は、血管にプレッシャーをかけ続けていることを思い出せば理解できるでしょう。

※上記以外にも「視力障害」として物が二重に見えたり、「言語障害」としてろれつが回らないなどの症状が現れている場合は注意が必要です。

カルテを使って患者と話す医者

3)どのような治療が行われる?行われる可能性のある治療法とは

脳梗塞になってしまってからの治療方法は、内科的な療法が主流です。まずは脳内の血栓をむりやり溶かす薬、脳を保護する薬、脳のむくみを抑える薬、脳の血液の濃度を適正にする薬など、数種類もの薬を状態に合わせて使います。治療方法はいくつかありますが、大事なことは発症してからどれだけ時間が経っているか、がポイントです。

(1)脳梗塞は早期発見で治る

脳梗塞は時間との勝負です。前兆さえ認識できれば、投薬療法もリハビリテーションも確立されています。一過性脳虚血発作と診断された場合は、2ヶ月から3ヶ月後に確実に脳梗塞になり、麻痺が残ります。ですから、半身がおかしいな、と感じたら間髪入れずに脳神経外科に通院しましょう。一過性脳虚血発作が起こる原因は、血栓が脳内血管で詰まってしまい、その先の神経細胞が一瞬動きを止め、しばらくしてまた動き出す現象なのです。その後細胞は死んでしまうため麻痺状態に陥ってしまいます。つまり、一瞬動きを止める脳細胞こそが、前兆シグナルといえます。

(2)t-PA静脈注射療法

脳梗塞に対しては、発症時系列に応じて数種類の投薬療法があることを、上記に記しました。ただ、現在注目されているt-PA静脈注射療法も覚えておく必要があります。脳梗塞の治療に対しては日々、承認されるための治験薬が開発中ですが、その多くは発症時間から何時間以内ならば有効、という但し書きがあるものです。

t-PA静脈注射療法も発症から数時間内に処置されれば、後遺症なしで退院できる画期的な療法とされます。ただ、ここで大切なことは、発症がいつか、ということが誰にもわからないことです。患者が一人きりでいた場合、いつ発症して今まで過ごしていたのかがわかりません。そこで、周りの人がいる場合は、必ず記憶していた状況を救急隊員に告げることです。

何時位に急にろれつが回らなくなった、片足をひきずりはじめた、などを話しましょう。救急車内では隊員が受け入れ病院に細かな状況を伝えながら搬送します。このわずかな時間の間に、適切な情報が医師に届けば、適切な処置をしてくれるわけです。

(3)大事なことは、合併症があるかどうか

治療法で障害になるのは、合併症の有無です。糖尿病もそうですが、普段から飲んでいる薬に心臓病のものがないか、あるいは喫煙歴がないかどうかなど、周りの人がしておくべきです。そのためには、前兆があった場合、お薬手帳を持って診察を受けましょう。

※脳の病気にはとにかく早期発見がカギとなります。年に1度の「脳ドック」の検査を受けるようにいたしましょう。脳ドックではMRI検査を行い、脳血管など細部の検査を専門家にしっかりと行ってもらいましょう。


 

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今回のまとめ

1)日本人の100人中1人が脳卒中患者。そしてその7割から8割が脳梗塞を患っている

2)脳梗塞の原因は心臓内の血栓

3)高血圧や糖尿病、心臓病などは脳梗塞と関係が深い

4)脳梗塞の療法は、周りの人の的確な情報伝達が治療に欠かせない