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脳出血は、主に高血圧からくる病気です。厚生労働省の調査によると、高血圧の患者数は約797万人、脳出血等の患者数は約134万人 ( 厚生労働省「 平成20年 患者調査の概況 」) という結果が出ました。 

今回は、「 脳出血の3種類 」「 脳出血の後遺症 」についてご紹介します。 


   


脳出血の5つの後遺症!3つの予防法とは


 1)脳出血とは3箇所の出血を指す 

現在の食生活では、洋食や加工品、外食が多いため、主に高血圧の方は、脳出血にならないように気をつけたいものです。

後遺症を避けるためにも、脳出血の本質を理解したいものです。 脳出血とは、下記の脳内の3部分出血のことを刺します。

(1)大脳

(2)小脳

(3)脳幹


 2)脳出血の2つの症状とは 

脳出血の種類は、下記の3つに分類されます。

(1)脳出血

(2)脳梗塞

(3)くも膜下出血 

 そして脳出血の症状は大きく分けて、下記の2つに分類されます。

(1)脳の5つの場所による症状 

私たちが、普段、見たり聞いたり話したりできるのは、脳が正常に働いているからと言えます。そのことは、誰もが知っていることでしょう。

ちなみに、それらの働きは、脳の同じところから働いているのではありません。脳は、場所ごとに役割分担がされているのです。 

場所ごとの役割分担は下記のとおり 

言語の機能 

視覚の機能 

聴覚の機能 

感覚の機能 

運動の機能 

よって、言語の機能を担っている場所が脳出血すると、言語障害。運動の機能を担っている場所が脳出血すると、手足の麻痺が症状として表れます。 詳細は下記のとおりです。

被殻出血 

発作時の症状は、ほとんどの場合、頭痛によって意識が薄れます。 また、被殻以外に出血があると、麻痺と感覚障害が表れます。 

麻痺は片麻痺で、顔面も含み、血腫とは反対の場所に起こるのが特徴です。ちなみに、左側が病変の場合は、言語障害が表れます。 

支障出血 

被殻出血と同様、血腫とは反対の場所に、片麻痺と感覚障害が表れます。 ちなみに、この場所の近くに脳室があるため、脳室内出血を起こすこともあります。

大脳皮質下出血 

よく発症する場所は、頭頂葉、側頭葉、前頭葉です。 症状は、それぞれの場所によって異なります。 片麻痺や失語症などが表れます。 

小脳出血 

特徴は、片麻痺が起こらないことです。 ちなみに、突然のめまい、頭痛、嘔吐は表れます。 

 (2)出血の量による症状

脳出血は、出血の量により、症状が違います。 

少量の出血による症状 

軽度の頭痛 吐き気 

多量の出血による症状 

昏睡状態 このように、出血の量が多くなればなる程、意識障害のリスクが高くなると言えるでしょう。


3)脳出血の5つの後遺症とは 

脳出血の後遺症は、脳出血を起こした場所の機能が後遺症になってしまいます。 

上記で説明したように、脳の5つの場所の出血によって脳出血は症状が異なってきます。つまり、どの部位が出血したかによってその後遺症も異なってきます。

言語の機能を担っている場所が出血した場合 言語の障害が、後遺症として残ってしまいますし、 運動の機能を担っている場所が出血した場合 手足の麻痺が、後遺症として残ってしまうというわけです。 

(1)言語の後遺症

(2)視覚の後遺症

(3)聴覚の後遺症

(4)感覚の後遺症

(5)運動の後遺症

ドクターの話を聞くシニア女性


4)脳出血2つの治療法とは 

脳出血の治療法は様々。以下は、各々の症状による治療法です。 

軽度・重度による治療法と、症状による治療法の2つに分けて説明したいと思います。 

(1)軽度・重度による治療法

・軽度の場合 血液が吸収されるのを目的として、血圧を下げる薬を用いた治療法をします。 

・重度の場合 手術をすることになります。 手術の種類は、後ほど説明したいと思います。 

(2)症状による治療法 

・頭蓋内圧が脳出血により、上昇している場合 頭蓋内圧を下げるのを目的として、脳圧降下剤という薬を用いた治療法と、吸収や循環を助ける内科的治療法があります。 


5)脳出血の主な3タイプの手術 

脳出血の手術の種類は、様々です。以下に手術の種類を説明したいと思います。 

前述では頭蓋内圧を下げる治療法を説明しました。残念ながら、薬を用いても、内科的治療法を施しても効果が得られない場合は、手術をすることになるでしょう。

その手術は「血液や血腫を吸い出す手術」 があります。突頭術という方法です。

頭に小さな穴を開けて、血液や血腫を吸い出します。 手術の種類は、下記の2つに分類することができます。 

(1)開頭血腫除去術 

開頭血腫除去術は、下記の場合に行われる手術です。 大量の出血 生命の危機 開頭血腫除去術の方法は下記のとおりです。 頭蓋骨をはずし、顕微鏡で見ながら血液を取り除きます。 

(2)定位血腫除去術 

定位血腫除去術は、下記の場合に行われる手術です。 血腫により、圧迫がある 定位血腫除去術の方法は下記のとおりです。

 頭蓋骨に小さな穴を開けます。そして、CTで出血の位置を計算。溜まった血液を吸い出します。 

その他の手術は下記のとおりです。 

(3)神経内視鏡手術 

神経内視鏡手術は、血腫がある場合に行われます。頭蓋骨に小さな穴を開けます。そして、血腫に神経内視鏡を侵入。吸引して取り除きます。

ちなみに、神経内視鏡とは、ファイバースコープのことです。モニターで見ながら手術をします。 


6)脳出血3つの予防法 

脳出血の予防法は下記のとおりです。 

(1)塩分の多い食事をしない 

現在では、塩分の多い食事をしないように気をつけている方が増えています。一方、外食をする方も多いのではないでしょうか。

職場のランチタイムなど、毎日外食をする方は、知らず知らずのうちに、塩分を多く摂取しているのかもしれません。 

(2)冬場のお風呂に注意 

冬場は、脱衣所が冷えている家も多いのではないでしょうか。冷えた場所から急に熱いお風呂に入るのは、脳出血のリスクを伴う可能性があります。 

(3)無理な早起きをしない 

特に中高年の方は、無理な早起きをして活動をすると、脳出血のリスクを伴う可能性があります。ちなみに、脳出血になりやすい時間帯は、10時~12時と言われています。 


   


今回のまとめ 

1)脳出血は、脳の場所による症状と、出血の量による症状の2つがある。 

2)場所による症状では、麻痺や言語障害などが起こり、これらは後遺症にも繋がる。 

3)軽度の脳出血は、手術をしないで、薬を用いた治療法がおこなわれる。 

4)生命の危機に直面している場合は、開頭血腫除去術という手術を行う。 

5)無理に早起きをして、すぐに活動すると、脳出血になる可能性がある。

 以上が今回の記事の内容となります。今回の脳出血の記事が、お役に立てれば幸いです。