腹痛で体調の悪い女性

二日酔いやお腹を壊して嘔吐や下痢の症状がでることはよくあることです。しかし、その症状の原因は思いがけない病気のサインの可能性もあります。嘔吐と下痢の症状の変化や、考えられる病気について今回はご紹介します。


   


嘔吐&下痢の3大症状!初期・中期・後期症状の変化とは


1)同時に嘔吐と下痢の症状・・知っておきたい原因とは?

(1)食べ過ぎ

基本的に嘔吐と下痢になってしまう場合は胃腸がうまく消化できない場合に起きます。よく発生する原因としては食べ過ぎです。食べ放題等で特に消化に悪いお肉や甘いデザートは消化するのに時間も力も必要です。そのため、胃腸に負担がかかり、嘔吐、下痢の症状が出る場合があります。

(2)風邪

風邪により、胃腸の働きが弱くなり、嘔吐や下痢の症状が出る場合があります。特に夏になる風邪では冷たいものや摂取することが多くなるため、嘔吐と下痢の症状が出やすくなります。

(3)消化器官の異常

摂取した食べ物により胃腸に炎症等がでると消化機能が低下し、嘔吐や下痢の症状がみられる場合があります。また、食中毒などウィルスや細菌が体内に侵入し、胃腸に異常をきたす場合もあります。

2)症状チェック!嘔吐と下痢の2つの初期症状

(1)体がだるい

嘔吐や下痢になる前の段階で風邪と似たような体がだるい症状がみられる場合があります。

(2)お腹に違和感

痛みとは違い、便意が通常よりも強くするようになります。中には軽い痛みを伴う場合があります。

3)症状チェック!嘔吐と下痢の2つの中期症状

(1)トイレの回数が増える

1日数回のトイレが2倍、3倍の回数になります。特に食後はすぐに行きたくなり、水を飲んだだけでもお腹が鳴り、トイレに行きたくなる場合があります。

(2)頭痛

体がだるい症状が悪化し、頭の痛みが出る場合があります。人によっては目まいやふらつきを感じる人もいます。

Woman with migraine in doctor's office

4)症状チェック!嘔吐と下痢の2つの後期症状

(1)腹痛

激しい腹痛を伴い、トイレで吐いたり、嘔吐したりを繰り返す場合があります。外出できなくなる場合がほとんどです。

(2)発熱

頭の痛みを超えて、体全体が痛みだし、熱がでます。インフルエンザのように38度を超えない場合がほとんどですが、人によっては40度近く出る場合があります。

5)症状が続く・・考えられる4つの病気とは?

(1)感染性胃腸炎

ウィルスや細菌が体内に侵入し、胃腸に炎症を起こすことで発症する病気です。感染者の排泄物や生の2枚貝を摂取することで感染する場合が一般的ですが、最近では特になつお弁当などでも感染するケースがみられます。腹痛や熱の症状が出る場合があります。

(2)胃潰瘍または十二指腸潰瘍

消化器官が出す消化液によって自分自身にダメージがあり、炎症を起こすことで発症します。腹痛でも上腹部に痛みがでるのが特徴的で食後に痛みが出る場合がほとんどです。十二指腸潰瘍の場合は逆に食事をとると痛みが和らぐ場合があります。その他の症状として胸やけや食欲不振などがあります。

(3)腹膜炎

腹腔内を覆う腹膜に細菌の感染や物理的または化学的な刺激があることで炎症が起こると腹膜炎といいます。腹膜炎は、急性腹膜炎と慢性腹膜炎の2つがあり、前者は色々な消化器疾患の合併症として発症するのがほとんどだと考えられています。症状としては腹痛が主で、1部位だけの痛みが体全体に広がっていくのが特徴的です。

(4)盲腸

大腸がはじまる箇所にある長さ3~4センチの虫垂が炎症を起こすことで盲腸になるといわれています。腹痛や発熱が主な症状で放置すると虫垂が破裂し、腹膜全体への炎症、命の危険もあるとされる病気です。女性は不妊の原因となる場合もあります。

Closeup on medical doctor woman writing in clipboard

6)病気の場合に!専門家で行うすべき治療方法

(1)薬物治療

ウィルスや細菌による炎症の場合は抗菌剤を服用して治療する方法があります。菌によっては2週間以上服用する場合があるので医師に確認をしましょう。

(2)手術

消火器官のダメージや出血、または虫垂炎の場合は手術により治療を行う場合がります。止血や虫垂自体の摘出等があります。手術自体は1時間~4時間と小規模なものが多く入院期間も4日以内がほとんどですが、場合によりますので医師に確認をしましょう。

(3)点滴

胃腸の負担で症状が続く場合は自然治癒の場合もあります。その場合は無理に薬物治療をせずに点滴で足りない栄養や水分を補給する場合もあります。費用は3,000円~6,000円ほどです。

7)生活習慣を正そう!日ごろからできる3つの予防習慣

(1)アルコールを控える

アルコールは代表的な刺激物の1つです。人によって影響のある量は異なりますが、体がほてってきた、眠くなるといった症状を放置して飲んでしまうと胃や腸の炎症の原因となります。日ごろから自分にとって飲める量を把握して、飲み会の席でもそれ以上は飲まないように心がけましょう。

(2)十分な睡眠をとる

免疫力が低下した場合は通常なんともなくとも消化によくない肉類や生魚などで胃腸にダメージを与えてしまうことがあります。免疫力を常に低下しないために、十分な休息を常に取るように心がけましょう。

(3)食べ過ぎない

腹八分目とよくいいますが、常にお腹一杯まで食べることで消化器官への負担は大きくなります。言葉の通り、八分目、まだ少しお腹が空いている位で控えるようにしましょう。得にサラリーマンはよくしめのラーメンなどがありますが、夜中のラーメンは消化も悪く、消化不良の原因になり、睡眠の質を下げる原因となります。


   


今回のまとめ

1)同時に嘔吐と下痢の症状・・知っておきたい原因とは?

2)症状チェック!嘔吐と下痢の2つの初期症状

3)症状チェック!嘔吐と下痢の2つの中期症状

4)症状チェック!嘔吐と下痢の2つの後期症状

5)症状が続く・・考えられる4つの病気とは?

6)病気の場合に!専門家で行うすべき治療方法

7)生活習慣を正そう!日ごろからできる3つの予防習慣