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パーキンソン病とは1817年にジェームズ・パーキンソン医師により報告されたことから由来する病名です。

脳の中にある神経に異常が起こり発病する病気になります。中年以降の年齢に多く1000人に1人程度の割合で発症し、4つの初期症状が現れる傾向にあります。


   


3分チェック!パーキンソン病の4つの初期症状


1)パーキンソン病とはどのような病気か

(1)パーキンソン病とは

脳の構造としては大脳・小脳・脳幹に区別することが出来ます。パーキンソン病は中脳の“黒質”と呼ばれる部分と、大脳の“大脳基底核”と呼ばれ“線条体”という部分に異常が起こることが明らかになっています。

(2)パーキンソン病のメカニズム

パーキンソン病は“黒質”という部分に異常が起こります。そのため、正常な神経細胞を減少させ、作られるはずのドパミンの量が低下してしまい、情報伝達経路がうまく働かなくなり発症します。

 “黒質”で作られるドパミン量が正常の人の20%以下まで低下をすると、パーキンソン病の症状が現れると言われています。


2)パーキンソン病の4つの初期症状とは

(1)ふるえ

ふるえは“静止時震戦”と言われ、じっとしているときに手や足に震えが現れます。症状としては、膝の上に手を置き座っていると、膝の上の手が突然震えだします。

しかし、手を膝から離して何かをしようとすると、手は震えることなく動作を行う事が可能です。

(2)固縮

筋肉が強張ってしまう症状の事です。見た目でいうと、手や足の動きにぎこちなさが出てきます。そのためにスムーズに動いているというよりは、固く縮んだようになってしまいます。

(3)無動

簡単にいうと、身体の動きが健康な人と比較すると異常に少なくなるという事です。歩行でいえば、人よりも遅れて歩くようになったり、字を書くときに小さな字になってしまう、声も小さくなるといった場合があります。

その他には瞬きの回数が減るといった症状が現れます。

(4)姿勢障害

身体の姿勢を変えようとする時位スムーズにできなくなります。立っている時は特に普通の人と変わりません。

しかし、バランスを取らなければいけない状況で、例えば人とぶつかってしまった場合や、押されてバランスを崩してしまう場合などに元の姿勢に戻ることがスムーズにできなくなります。

手足の曲げ伸ばしをしようとすると、カクカクときしむ様な抵抗感が継続的に出てきます。

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3)パーキンソン病の2つの中期・末期の症状とは

(1)パーキンソン病の中期症状について

中期症状としては、体幹を屈曲させた「くの字」の姿勢になります。肘や膝が屈曲したり、手指の変形もあります。薬剤の投与が原因と言われる事もあるため薬の変更である程度は改善が出来ます。

また、精神状態としては、幻聴や幻覚、うつ症状、記憶力の低下、不眠などの症状が表れ、嚥下障害という、よだれや食事を上手く飲み込めなくなる症状もパーキンソン病患者の50%に見られます。

脳の接触中枢・嚥下中枢がうまく働かなくなり重度になると口からの食事は困難となります。

(2)パーキンソン病末期の症状について

末期になると、言語障害の症状としては小さな声で早口、どもるといった言語障害が進みます。口の中に唾液が貯まる現象も起こってくるほか、認知症も現れます。

脳神経細胞の衰えや症状が現認で、認知症の発症率は一般人の5~6倍となります。また、日常生活が困難となると基本はベッド生活で、移動時は車いすを利用し自然歩行はほぼ不可能な状態になります。


4)パーキンソン病の2つの原因とは

(1)脳の黒質について

脳の中にある、運動の指令を出す神経細胞が変性したりなくなったりして、黒質で作られるドパミンという伝達物質が減少してしまう事により、脳からの指令がうまくいかずに運動機能に支障を来す病気です。

(2)黒質の変性原因として

黒質の神経細胞が変性する原因としては、環境との関連、神経毒、活性酸素、ミトコンドリアの障害、遺伝的要素といった事が考えられていますが、原因ははっきりと解明はされていません。


5)パーキンソン病の疑いがあると思ったらすべき2つのこと

(1)日常生活について

疑いがある症状としては、“手足が震える”“バランスがとりにくい”“筋肉が強張る”といった症状です。まずはこのような症状がでていたら、パーキンソン病の可能性があるという事を疑った方が良いでしょう。

(2)検査を受ける

日常生活の中で何か異変を感じるような事があれば、医療機関で検査を受ける事が重要になります。自分自身では大丈夫だと思っていても、実はパーキンソン病だったという事があります。


6)パーキンソン病への3つの検査方法とは

(1)自覚症状

パーキンソン病が疑われるときに行く専門の科としては、神経内科にいきます。神経内科とは脳や脊髄、神経、筋肉の病気を見る内科になります。そのため、パーキンソン病の初期症状が現れたら、神経内科を受診するのが良いでしょう。

(2)診察

診察としては手足の震えである振戦がないか、筋肉がこわばっておこる固縮がないかといった症状がないかを見ます。病気が進行しても左右の症状に差があります。

診察は“いつ、どんな症状が起きたのか”“日常生活で困っている事はないか”といった事を確認します。

(3)検査

診察の後は疑いがあれば検査を行います。血液検査や画像検査を行います。血液や髄液の検査をします。異常がなければパーキンソン病を疑います。

脳の画像検査としてはCTやMRIを利用して、脳梗塞や脳腫瘍といった脳疾患がないかを確認し、異常がなければパーキンソン病を疑います。

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7)パーキンソン病への3つの治療法とは

(1)薬物療法

基本的に、パーキンソン病だと疑われた場合には薬物療法を利用します。減少しているドパミンの量を補ったり、代わりの作用をしてくれる薬剤を服用していきます。

(2)遺伝子療法

薬剤療法の効果が表れにくくなった場合に有効とされる治療方法になります。体内の中で津ドパミンを生成するのに必要な酵素になります。遺伝子の細胞に組み込み脳に注入します。

(3)手術療法

運動に関係する脳の神経細胞を一部破壊したり、電極を埋め込み運動障害を改善します。基本的には薬物療法と併用されるのが一般的になります。


8)パーキンソン病の3つの予後とは

(1)リハビリテーション

パーキンソン病を発症すると、進行速度には個人差があるものの身体を動かす機能に支障が出て、日常生活に支障が出ます。動かしにくいから、動かさないと病気の進行を早めてしまいますので、毎日の運動といったリハビリテーションが必要です。

(2)日常生活のリハビリテーション

顔面運動として、顔の筋肉のこわばりや話しにくさを改善します。口を大きく開けたり、閉じたり、下で唇の周りを舐めるなどの簡単な運動を毎日続けます。

上半身の運動としては、上半身を動かし前傾姿勢になったり、腕や手の指を動かすという事で関節の可動域を保つことが出来ます。

下半身の運動としては、脚の動きが悪くなると転倒しやすくなりますので、下半身積極的に使うためにものにつかまっての屈伸運動や柔軟性を高めるように心がけます。

(3)注意点

時間の目安としては1日20分~30分、週に2日~3回の頻度で体調を見ながら行うようにしますまた、無理にリハビリテーションの時間を設けなくても掃除・洗濯・料理といった日常生活を行うだけでも十分なリハビリになります。


9)パーキンソン病の3つの予防ポイントとは

(1)運動をする

予防には運動が有効とされています。軽いん動よりも、しっかりと動くことが重要だとされていて日常生活よりも強い運動強度が必要です。

ウォーキングではなく、ランニングや水泳、テニスっといた負荷のかかるものが良いでしょう。ストレッチに時間をかけて行うのも効果的です。

(2)コーヒーを飲む

カフェンの濃度や量がカギとなりますが、濃度が濃すぎるものではなく手軽に淹れられるタイプのコーヒーを1日2~3杯を上限として飲むのが効果的とされています。

(3)ドーパミンが増えるような事をする。

ドーパミンは幸福感や快感をつかさどる物質です。これが減ることによりパーキンソン病が増えると言われているので、日常生活から楽しい事を見聞きしてたくさん笑うというのも1つの方法です。


   


今回のまとめ

1)パーキンソン病とはどのような病気か

2)パーキンソン病の4つの初期症状とは

3)パーキンソン病の中期・末期の症状とは

4)パーキンソン病の2つの原因とは

5)パーキンソン病の疑いがあると思ったらすべき2つのこと

6)パーキンソン病への3つの検査方法とは

7)パーキンソン病への3つの治療法とは

8)パーキンソン病の3つの予後とは

9)パーキンソン病の3つの予防ポイントとは

パーキンソン病の可能性があると思ったら、医療機関の診断を受け進行を遅らせるようにする事や、病気と向き合って治療をしていくことはとても大切な事です。

また、周りの人が異変に気が付くという事も早期発見につながります。