女性の患者の目の検査を行う医者

閃輝暗点という言葉を聞いたことがありますか。この閃輝暗点で頭痛がない場合、放置しておいたら実は重篤な病気を発症してしまっている場合があり、非常に注意が必要です。

今回は閃輝暗点で頭痛がない原因や治療方法をお伝えします。


   


閃輝暗点で頭痛がない3大原因!対処・治療方法とは


1)閃輝暗点とは何か

閃輝暗点(せんきあんてん)とは、目の見えている部分(視界)にチカチカした光が出現しているように見えたり、目に線状の光が走っているように見えたりするような現象のことです。

一見目(眼)の異常のように思えますが、脳内の血管の急激な拡張などによって起こると言われています。閃輝暗点になると、一般的には激しい片頭痛(偏頭痛)の前兆になることが多いと言われています。

反対に閃輝暗点になったけど、激しい片頭痛(偏頭痛)を発症しない場合は別の病気の疑いがあり注意が必要です。

2)閃輝暗点の8つの代表的症状とは

閃輝暗点の代表的症状を8つご紹介します。

(1)視界の真ん中あたりに、キラキラ・チカチカとした光が見える

(2)目の中でカミナリが発生しているような横線状の光を感じる

(3)視界の中でギザギザとした光が輪を作っているように見える

(4)ギザギザとした光の輪が視界の外へ広がっていく感じがある

(5)ギザギザとした光の輪が視界の外へ広がり、そのまま視界の外へ消える

(6)目を閉じても、上記(1)~(5)のような光症状を感じる

(7)上記(1)~(6)の状態が10分以上続き、光で視界が遮られている

(8)上記(1)~(6)の状態が30~40分続いた後で激しい頭痛が出現する

3)閃輝暗点で頭痛がない場合の3大原因

閃輝暗点は激しい片頭痛(偏頭痛)の前兆と言われることが多いですが、閃輝暗点で頭痛がない場合の原因をご紹介します。

(1)てんかん

閃輝暗点で頭痛がない場合、てんかんの可能性があります。

てんかんは脳の神経伝達において電気の異常のような状態になりてんかん発作を起こすと突然気を失い倒れてしまう病気です。

「今までそんな発作が起きたことはない」方こそ、隠れてんかん持ちの可能性があるので注意が必要です。

(2)脳梗塞

閃輝暗点で頭痛がない場合、脳梗塞が原因として考えられます。

脳梗塞は一般的には、ろれつがまわらなかったり麻痺症状をが出現する場合が多いですが、小さな脳梗塞の場合はそのような症状が出現しない場合もあるので注意が必要です。

(3)脳腫瘍

閃輝暗点で頭痛がない場合、脳腫瘍が原因として考えられます。悪性の場合は、脳のガンに例えられることもある恐ろしい病気です。

このように閃輝暗点の後に激しい片頭痛(偏頭痛)が無い方が重篤な病気の可能性があります。「閃輝暗点らしき症状を感じたけど頭痛がしなかったから」と放置するのは危険です。速やかに病院受診をしましょう。

Tensed female doctor with head in hands

4)閃輝暗点で頭痛がない場合への2つの対処方法

(1)ツボを押す

閃輝暗点対して効果があると言われているツボが頭にあります。

「百会」(ひゃくえ)・・・頭のてっぺんにあります。

「風地」(ふうち)・・・両耳の後ろの髪の生え際あたりにあります。

(2)病院受診

閃輝暗点で頭痛がない場合、脳梗塞や脳腫瘍などの重篤な病気の可能性があります。速やかに病院受診をしましょう。

なお自分で運転するのは、途中で激しい頭痛を発症したり意識を失う可能性があるので絶対にやめましょう。

5)閃輝暗点で頭痛がない症状への3つの検査方法

診療科目は脳神経外科、脳外科(または脳○○科というような脳にちなんだ科目)を選ぶようにしましょう。

大きな総合病院にいきなり受診すると待ち時間が長かったり、医療機関の紹介状がないと受付をしてもらえない病院もあるので、可能な限り事前に電話で「初診で受診できるか」確認されることをお勧めします。

(1)CT検査

X線を脳にあてて、脳を輪切りにしたような画像にして異常の有無を確認する検査です。

(2)MRI検査

脳に磁気をあてて画像化して脳内の異常の有無を確認する検査です。CT検査より詳細な画像を得ることができますが、心臓ペースメーカーを付けている方などは検査ができません。

(3)脳波検査

頭部に電極をつけて波形をとる検査です。てんかんなどの病気の確認に用いられることが多い検査です。

group of doctors meeting at hospital office

6)閃輝暗点で頭痛がない症状への治療方法

(1)薬物療法

頭痛がない閃輝暗点の原因にもよりますが、内服薬、注射、点滴などを用いて治療する方法です。頭痛がない閃輝暗点に効く市販薬は無いとお考えください。

病院受診し、専門の医師の処方や指示に従ってください。

(2)手術

頭痛がない閃輝暗点が脳腫瘍に起因する場合、脳腫瘍に対する手術が行われる場合があります。知覚・視覚・聴覚に障害が残る後遺症を生ずる場合があります。麻痺(まひ)などの後遺症を生ずる場合もあります。

7)閃輝暗点で頭痛がない症状へ日常からできる3つの予防習慣

(1)良質かつ適度な時間の睡眠を確保する

現代人は忙しく睡眠時間も不規則になりがちですが、閃輝暗点で頭痛がない症状へ日常からできる予防習慣として良質かつ適度な時間の睡眠を確保することが大切です。

閃輝暗点自体は脳内に起因していると考えられているので脳を休めるためにもできるかぎり良質かつ適度な時間をとって睡眠不足にならないようにしましょう。

(2)ストレスをためない

ストレスをためないことは閃輝暗点自体の予防になります。したがって閃輝暗点で頭痛がない症状への日常からできる予防習慣としても有効です。

(3)食生活に気をつけ生活習慣病を防ぐ

閃輝暗点で頭痛がない原因が脳梗塞や脳腫瘍にならないためには、生活習慣病を防ぐことが大切な予防習慣になります。

上記のストレス発散も、暴飲暴食によるストレス発散は逆効果です。食生活に気をつけた生活を送るようにしましょう。


   


今回のまとめ

1)閃輝暗点とは何か

2)閃輝暗点の8つの代表的症状とは

3)閃輝暗点で頭痛がない場合の3大原因

4)閃輝暗点で頭痛がない場合への2つの対処方法

5)閃輝暗点で頭痛がない症状への3つの検査方法

6)閃輝暗点で頭痛がない症状への治療方法

7)閃輝暗点で頭痛がない症状へ日常からできる3つの予防習慣とは