Woman with headache

最近、スマートフォンなどの使用が多くなっています。2014 年の内閣府発表では、スマートフォンの所有率が高校生で83%。よって、頭痛の症状を訴える子供が増えているのです。 今回は、下を向くと頭が痛い場合の3つの原因について、また潜んでいる病気などをご紹介します。


   


下を向くと頭が痛い・・!考えられる3大原因と対処法とは


1)なぜ痛くなるの?下を向くと頭が痛い場合の3つの原因

先程、前述しました頭痛。この頭痛は、長い時間下を向いて作業をすることが原因で、起こりやすくなります。それでは、なぜ、長時間下を向くと頭が痛くなるのでしょうか。下記に説明をしたいと思います。

 (1)首の筋肉が緊張

頭の重さは、ボーリングの玉と同じくらい。首は、頭より細いですね。例えば、重い荷物を持ったとき、前屈みの姿勢のままでいると、首や腰などに多くの負荷が掛かります。それと同じように、パソコンやスマートフォンを長時間使用していると、首の筋肉が緊張。よって、血流や酸素が不足して、頭痛に悩まされることになるのです。この筋肉が原因で起こる頭痛のことを “ 筋緊張型頭痛 “ といいます。

(2)セロトニンが作用

セロトニンは、血管を収縮させる作用があります。ちなみに、血小板の中に含まれている物質の1つ。偏頭痛になると、血小板からセロトニンが放出され、血管を収縮した後、枯褐してなくなります。すると、血管を収縮させる作用があるセロトニンがなくなったので、今度は、逆に血管が拡張されるのです。よって、偏頭痛のときに下を向くと頭が痛くなる原因は、血管の収縮・拡張などにより神経が刺激されるからではないか、と考えられています。この血管の収縮、拡張が原因で起こる頭痛のことを “ 偏頭痛 “ といいます。

(3)副鼻腔炎

まず、副鼻腔炎について説明します。 鼻の中には、鼻腔というところがあります。健康な鼻腔は、細菌もウイルスも鼻の粘膜により、感染を抑えることができるのです。ところが、風邪やインフルエンザなどで鼻の粘膜が弱っていると、鼻が細菌に感染して鼻腔内に炎症が起き、副鼻腔炎になります。この副鼻腔炎が原因で、下を向くと頭が痛くなるのです。


2)症状を確認しよう!考えられる2種類の頭痛とは

(1)筋緊張型頭痛

筋緊張型頭痛の特徴としては下記の4つです。

・頭が痛い、重い、締め付けられる感じ

・首や肩のこり

・目の疲れ

・睡眠障害が起こるケースがある

筋緊張型頭痛の症状は、パソコンやスマートフォンを長時間、下を向いて筋肉を緊張させることによって起こるのが原因の他に、目の疲れによって、症状が表れる場合もあります。なぜなら、パソコンやスマートフォンなどの電子機器からは、ブルーライトが発生しているからです。こう書くと、如何にもブルーライトは悪い物質という印象を受ける方もいるかと思いますが、実は、ブルーライト自体は体内リズムを調整し、健康を維持する重要な働きをしています。

では、何がいけないのかというと、長時間にわたって、ブルーライトの刺激を受けることがいけないのです。ブルーライトに限らず、他のものでも限度があります。例えば、体に良い食べ物でも、食べ過ぎてしまうと逆に体を悪くしてしまいますね。よって、ブルーライトの刺激を長時間受けて、体が悪くなることは、先の食べ過ぎの例えと同じようなことなのです。また、ブルーライトの刺激を長時間受けることによって起こる症状は、目の疲れや痛み、頭痛、睡眠障害などです。

ブルーライトの刺激を長時間受けた目は、脳に朝が来た、という情報を常に送ります。実際は夜であっても、朝という間違った情報を流してしまうのです。よって、脳が、活動をする時間と間違えて判断してしまうことが原因で、眠れなくなり、体のリズムが崩れるのです。体のリズムが崩れると、睡眠障害が起こり、頭痛の発症に繋がります。適度な睡眠を摂っていない脳は、ストレスが溜まりやすくなるのです。そのストレスにより、首や頭、肩の筋肉が緊張して、脳の血流が悪化。筋緊張型頭痛になってしまうのです。

※「緊張型頭痛」について更に詳しい内容をお知りになりたい方は→『筋緊張型頭痛の6つの原因!5つの生活改善のすすめ』

ベッドで携帯を使う体調をくずした女性

(2)偏頭痛

偏頭痛の特徴としては下記の7つです。

・下を向いたときに、ズキンとした痛みがある

・こめかみがズキンズキンと脈を打つように痛い

・急に頭痛が起こり、次第に痛みが強くなる

・光や音、ニオイに敏感になる

・寝込んでしまう程の痛み

・大抵の場合は数時間して治まる

・2-3日 断続的に続くケースがある

偏頭痛の症状は、筋緊張型頭痛とは対照的な痛み方です。これは、仕事や勉強から解放されてリラックスした時や、体が温まった時に起こりやすい症状です。

※「偏頭痛」について更に詳しい内容をお知りになりたい方は→『偏頭痛の3つの対処方法!2つの治療法とは』こちらもお役立てください。

3)対処方法とは?下を向くと頭が痛い場合への解消ポイント

(1)市販薬に頼り過ぎない

市販の頭痛薬には、プロスタグランジンを抑えてしまう成分が入っているものもあります。このプロスタグランジンとは何なのでしょうか。 プロスタグランジンという物質は、血管を開く、発熱させるという働きをします。筋緊張型頭痛や偏頭痛では、緊張した筋肉が緩み、血流が回復することで痛みが起こるのです。よって、プロスタグランジンを抑えてしまう頭痛薬は、血管の拡張をしないため、一時的に痛みが治まりますが、薬の効き目が切れると、痛みが再発するのです。そこで、どうしたら、頭の痛みが治るのでしょうか。それは、市販の頭痛薬を飲まずに、ズキンズキンとした脈を打つような痛みに耐えることです。

この痛みは、緊張していた血管が緩み、血流が改善することによって起こる痛み。 頭の痛みが治るサインなのです。しかし、痛みに耐えられないから頭痛薬を飲むのですよね。いきなり、頭痛薬を手放すのは、なかなか難しいことでしょう。そこで、薬の量を少しずつ減らしていくのです。例えば、仕事や勉強をするときは頭痛薬を飲みます。逆に、仕事や勉強をしない休みのときに、頭痛薬を飲むことを辞めるのです。ちなみに、3日間頭痛薬を辞めることができると、頭の痛みが治ってきているサインです。

(2)ストレッチをする

頭痛の原因は、筋肉が緊張して、血管が収縮、血流が滞っているから。それを改善させるために、首のストレッチをします。 最初は、筋肉が非常に硬く、ストレッチをすることが困難かもしれません。無理をしないで、徐々に筋肉を柔らかくしていきましょう。 ポイントは、少し痛いと思うところで20秒間止めて、収縮していた筋肉を伸ばしていくのです。最初は、ストレッチをすることが困難だった筋肉が柔らかくなることで、頭が痛いのが、徐々に良くなってくるでしょう。

(3)入浴などで温める

頭痛の原因は、筋肉が収縮していることなので、ゆっくりと入浴をすることや、首を温めると良いでしょう。温まることにより、収縮していた筋肉が緩み、血管が拡張、血流が良くなり、徐々に頭痛が緩和されてくると考えられています。

(4)注意すること

前述にて、いろいろな解消ポイントを紹介しましたが、まずは、医療機関の受診をおすすめします。


   


今回のまとめ

1)下を向くと頭が痛い原因は、首の筋肉が緊張し、血管が収縮されるため。

2)下を向くと頭が痛い病気には、筋緊張型頭痛、偏頭痛、副鼻腔炎がある。

3)下を向くと頭が痛いその他の症状には、首や肩のこり、目の疲れ、光や音、ニオイに敏感がある。

4)下を向くと頭が痛いことを解消するポイントは、筋肉の収縮を緩め、血管を拡張し、血流をよくするために、ストレッチや首を温めるなどが効果的と考えられている。

5)深刻な病気の場合があるので、先ずは、医療機関の受診をすること。

以上が今回の記事の内容となります。今回の記事で、下を向くと頭が痛い症状を解消するためにお役に立てれば幸いです