病院で診察を受ける女性の患者

まぶたがピクピクしてしまう。誰もが経験したことのある症状だと思いますが、どうも目だけが原因ではなさそうです。

もちろん目を使い過ぎて起こることが多いようですが、今回は下まぶたが痙攣する症状・原因・対処方法をお伝えします。


   


下まぶたが痙攣する5大原因!病気・治療方法とは


1)下まぶたが痙攣する4つの症状

(1)自分の意思とは関係なくまぶたがピクピク痙攣する。

(2)あくまでも一時的である。

(3)片目のみの場合が多い。

(4)数日から数週間で治まる。

 2)下まぶたが痙攣する5大原因

(1)眼瞼痙攣(がんけんけいれん)

「まぶたの筋肉が痙攣してしまう」病気です。開け閉めをコントロールしている筋肉の制御が効かない状態に陥ってしまい、意図しないまばたきが行われるようになるのです。

(2)眼精疲労(がんせいひろう)

俗にいう「疲れ目」状態です。スマホなどの普及で無意識に長時間目を使い過ぎている人が多いのも否定できません。

(3)眼部のチック症

一般的には子供に多くみられる症状ですが大人にも発症するようです。目に限らず身体の一部が痙攣っぽく小刻みに動いてしまうことがあります。それが目に起こるとまぶたがピクピクするようです。

(4)栄養不足になっている

「眼瞼ミオキミア」という病名で、本来目の周りの筋肉などに必要な栄養素が送れなくなってしまって異常が出てくる病気なのです。

(5)片側顔面痙攣(かたがわがんめんけいれん)

「顔の左右どちらかだけが勝手に痙攣し続けていまう」病気で特に40代以上の女性に多く見られるようです。眠っている時も症状が治まらない症状が重い病気の1つです。

 3)下まぶたが痙攣する場合の5つの対処法

(1)眼瞼痙攣(がんけんけいれん)の対処法

ドライアイとよく似ている症状なのでそちらの治療をしても良くはなりません。信頼できる眼科医を探して手術してまぶたの皮膚や筋肉を切除したり、精神的な原因がある場合は薬を内服します。

筋肉の緊張を和らげる注射を数か月ごとに打つ、などの方法がります。現時点では目に3つの注射をするボツリヌス療法が効果があって入院の必要もないでしょう。

(2)眼精疲労(がんせいひろう)

遠くのモノを見たり、目を閉じた状態でゆっくり動かしてみたり、目の周囲をゆっくりとマッサージしたりすると効果が期待できます。

(3)眼部のチェック症

パソコン、スマホなどを使用する時にこまめに休憩を入れながらすると目に対する緊張状態・ストレスが少なくなります。

(4)栄養不足になっている

タンパク質=疲労回復・修復

ビタミンA=目の老化を防ぐ

ビタミンB1=疲労回復

ビタミンB2=視力回復

上記のような成分でこれらを効率よく摂取できる食べ物は、納豆、玄米、卵、ナッツ類、野菜などがあげられます。アルコール類は痙攣を悪化させるので控えましょう。

(5)片側顔面痙攣(かたがわがんめんけいれん)

放置しても治らないので病院に行く必要があります。脳神経外科、神経内科、眼科などになります。治療を始めたからすぐ完治することはないので通院しながら徐々に回復を願いましょう。

doctor giving pills to woman at hospital

 4)下まぶたが痙攣する場合に考えられる3つの病気

(1)顔面ミオキミア

顔の筋肉を支配する神経「眼輪筋」の一部に異常な興奮が発生すると起こる病気です。

この病気の症状が多く現れる箇所が下瞼です。眼精疲労や睡眠不足の時や、顔の神経がまひした時に起こりやすいです。

疲労系ですとまだ良いですが、脳が関係してくるとまた複雑になるので、疲労回復してもまだ症状が治まらない場合には脳腫瘍の危険があるので、病院でMRI検査を受けて下さい。

(2)片側顔面痙攣(かたがわがんめんけいれん)

片方の目の周りで起こった軽い痙攣がだんだん顔の同じ側の口元やほっぺ、あごなどに広がっていき、痙攣も早いものになって行きます。

脳から出た顔面神経が動脈などで圧迫されてしまうことが原因のようですが、脳梗塞などの脳疾患でも同じような症状が出ることがあるので注意が必要です。

(3)眼瞼痙攣(がんけんけいれん)

はじめの症状はまぶしい感じがして瞬きを無意識のうちに続けることから始まります。それがだんだん下まぶたのけいれんになり、両目の上下のまぶたのけいれんへと進んでいきます。

この病気の原因ははっきりとはわかっていませんが、脳の機能異常が関係すると考えられています。

5)下まぶたが痙攣する症状への検査方法

(1)瞬目負荷試験 

軽瞬テスト:軽く瞬きさせても強い瞬きしかできない。

速瞬テスト:速く瞬きさせても瞬きが遅くなったり、できなかったりする。 

強瞬テスト:強く瞬きさせると、目を開ける際に瞼が痙攣したり、遅くなる。  

(2)鑑別診断

眼科的検査だけでなく、頭部MRI検査やCT検査などを行い、脳内血管の動脈硬化の有無や、脳腫瘍など痙攣発作の原因となる他の病気が隠れていないかなどを確認します。

(3)jankovic分類

眼瞼痙攣の症状を「重症度」と「頻度」として把握し、それぞれをスコアを0~4までの5段階で位置づけ、その後の治療に役立てます。 

Doctors who have medical records and doctors have a tablet

 6)下まぶたが痙攣する症状への治療方法

(1)目を温める

目を温めることで血流をよくして痙攣が治まることがあります。蒸しタオルを目の上にのせて血流をよくしましょう。

(2)目の運動

遠近感を保つための目の運動をする。目の前30センチ先に指を置き、数メートル先に目標を置きます。

10秒くらいずつ目の焦点を目の前の指から後の目標へと焦点を合わせることを交互に行うことで目の筋肉をほぐすことができます。

(3)顔を左右方向に向ける

右目の痙攣の時は顔を右方向に向ける、右上右下など、色々な角度へ顔を向け、痙攣が止まる場所を見つけたら数秒間顔を向けたまま維持することで痙攣が止まる場合があります。

左目の時は左上左下と顔の角度を変えてみましょう。

(4)専門医へ相談を

医師に見てもらう場合はまず眼科、そこで原因が判明しない場合は脳外科や神経内科に行ってMRI検査を受けることをお勧めします。

 7)下まぶたが痙攣する症状への予防習慣

(1)サプリの活用

目に良いビタミンBやブルーベリー、ルテインなどの摂取。

(2)カフェインの摂取を控えましょう

(3)目を温めて血流をよくしましょう

(4)睡眠をしっかり取りましょう


   


今回のまとめ

1)下まぶたが痙攣する4つの症状

2)下まぶたが痙攣する5大原因

3)下まぶたが痙攣する場合の5つの対処法

4)下まぶたが痙攣する場合に考えられる3つの病気

5)下まぶたが痙攣する症状への3つの検査方法

6)下まぶたが痙攣する症状への4つの治療方法

7)下まぶたが痙攣する症状への4つの予防習慣