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中枢神経系の脱髄疾患の一つを多発性硬化症の(MS)といいます。日本では稀な病気であり、人口10万人あたり8〜9人の患者数と調査されています。

今回は多発性硬化症の前兆・初期・中期・末期のそれぞれの症状を詳しくお伝えしていきます。


   


多発性硬化症の初期・中期・末期の9つの症状とは


1)多発性硬化症とはどんな病気か

(1)どんな病気か

多発性硬化症とは、脳、脊髄、視神経に病巣ができ、再発と寛解を繰り返す病気です。病巣が出来ると、様々な症状が起こります。

この病巣のことを、脱髄病変と言います。

(2)MS

多発性硬化症は、MSと呼ばれています。MSとは多発するという意味を持つ『Multiple』と硬化するという意味を持つ『Sclerosis』から来ています。

(3)特定疾患

多発性硬化症は、厚生労働省が指定する特定疾患の一つです。日本には1万人以上もの人が発症しています。女性に多く、年代は20~30代が多いです。


2)多発性硬化症の前兆症状

(1)前兆

多発性硬化症は、前兆がなく、突然発症します。

(2)再発の場合

しかし、再発の場合は前兆を伴う場合があります。例えば、微熱が出たり、再発部分が痛くなったりなどです。


3)多発性硬化症の初期・中期・末期の症状

(1)初期症状

病巣によっても症状は異なりますが、初期症状としては視力障害、知覚障害、運動麻痺などがあります。この初期症状は、急に起こるケースが大半です。この症状の後に、再発と寛解を繰り返します。

(2)中期症状

中期には手足の麻痺、言語障害、しびれ、排尿排便障害、感覚低下などが起こります。

(3)末期症状

そして、末期には認知症の症状が現れます。だんだん治りにくくなる場合や、急に発症する場合、そして再発と寛解を繰り返す場合など様々な場合があります。


4)多発性硬化症の考えられる原因とは

(1)原因

多発性硬化症の原因は、まだわかっていません。

(2)予想

しかし免疫の異常と関係があると考えられています。

免疫は、ウイルスを攻撃して自分を守る役割をしているのですが、多発性硬化症の場合、自分の体を攻撃しているのではないか、と考えられているのです。

なぜ、このような免疫になっているのかということはわかっていません。比較的寒い地域に発症される方が多いようです。

親から子供に遺伝するということはありません。

The doctor has to fill out a medical record


5)多発性硬化症の4つの検査方法

(1)概要

多発性硬化症の検査をしたい場合は、神経内科を受診します。多発性硬化症の検査は、複数行われます。

他の似たような病気があるため、複数行い、多発性硬化症と特定するためです。医師が問診を行い、今の症状について詳しく聞きます。

(2)神経学的検査

まずは、神経学的検査です。医師が患者診察し、どのような症状なのか、どの程度なのかを確認します。

視覚障害、歩行障害、感覚障害、運動障害の程度を確認するのです。これを行うことで、病巣の場所がわかるようになります。

また、時期を変えて診察をすることで、病期の進行や治り具合がわかるようになります。

(3)MRI

次に、MRIです。MRIとは、核磁気共鳴画像のことで、磁気や電波を使って脳などの断面写真を撮影します。

これをすることで、病巣を見ることができます。また、他の病気と識別をすることができます。

(4)髄液検査

髄液検査も行います。髄液検査とは、腰に針をさして髄液を採取する検査のことです。これを行うことで、脳や脊髄の異常を調べることができます。

(5)誘発電位検査

最後に、誘発電位検査です。頭に電極を付けて、ビデオを見たり電気刺激を与えたりして、脳波の変化を確認します。


6)多発性硬化症の治療方法

(1)寛解期

寛解期には、再発を抑えるための治療薬が使われます。飲み薬や注射を継続して行います。

これは、患者の状況によってどちらにするかは変わってきます。飲み薬の場合は、1日に1回。注射剤の場合は、2日に1回の皮下注射か、週に1回の筋肉注射になります。

(2)症状が残る場合

また、寛解期になっても、症状が完全に治まらず残ることがあります。このような場合は、症状に合わせて薬を使います。

症状は様々あり、認知機能障害、うつ症状、脱力や筋肉の異常、便秘、排尿障害、勃起障害などがあります。

このような症状に応じて、飲み薬が出されます。

(3)再発期

再発期は、症状を早く抑える必要が出てきます。主に行われるのがステロイドパルス療法です。ステロイドを点滴注射します。

しかし、それでも効果が見られない場合は、血漿浄化療法が行われます。血漿浄化療法は、血液を体外に取り出し、血液中に含まれる多発性硬化症に関与している物質を取り除きます。


7)治療後の6つの予後とは

(1)リハビリ

多発性硬化症は、手術をして治療することはありません。薬や注射、点滴で治療を行います。そして、完全に治すことのできる治療法はありません。

しかし、再発を防ぎ、毎日を快適に過ごすためのリバビリを行うことができます。リハビリは様々あります。症状に応じたリハバリを行うことで再発を防ぐことができます。

(2)柔軟体操

関節が固くなっている場合には、柔軟体操を行いましょう。

(3)手足のコントロール訓練

手足のコントロール機能が停止している場合には、手足のコントロール訓練(コインの移動、ボールを転がすなど)を行ってください。

何度も何度も、急がずにやってみましょう。

(4)筋肉トレーニング

身体能力が落ちてきている場合には、筋肉トレーニングを行うことをおすすめします。ただし、軽めの負荷にしておき、疲れたらすぐに休憩するようにしてください。

(5)手足の位置感覚訓練

手足の位置感覚が低下している場合には、それに応じた訓練を行います。目を閉じたまま、手や足の指先の位置を合わせるなどです。

(6)呼吸発声訓練

声が大きく出ない、イントネーションが思うようにつかない、といった場合は呼吸発声訓練(イントネーション訓練、胸式呼吸、腹式呼吸)を行ってください。

(7)発音訓練

そして、ろれつがまわらない場合は、発音訓練(口の体操、短文の発音訓練)を行いましょう。


8)多発性硬化症の予防ポイントとは

(1)原因不明

多発性硬化症は、原因不明の病気であり、日常生活(食事、睡眠、運動など)の改善で予防できるかどうかは分かりません。

(2)コーヒー

しかし、コーヒーを飲むことが多発性硬化症の予防になることがわかっています。アメリカとスウェーデンの研究で明らかになりました。


 

きっかけはお医者さんの言葉でした。

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今回のまとめ

1)多発性硬化症とは、脳、脊髄、視神経に病巣ができ、再発と寛解を繰り返す病気。

2)多発性硬化症は、前兆がなく、突然発症する。

3)初期症状=視力障害、知覚障害、運動麻痺。中期症状=手足の麻痺、言語障害、しびれ、排尿排便障害、感覚低下。末期症状=認知症の症状。

4)多発性硬化症の原因は、まだわかっていない。

5)検査方法は、神経学的検査、MRI、髄液検査、誘発電位検査がある。

6)寛解期には飲み薬や注射、再発機にはステロイドパルス療法と血漿浄化療法。

7)症状に応じたリハバリを行うことで再発を防ぐ。

8)コーヒーを飲むことが予防になることがわかっている。