男性患者に語りかける女性の医師

冷え症で頭痛持ちという方はいませんか。夏でも風邪をひき易く頭痛がするという方がいることでしょう。

その原因は、低体温かもしれません。低体温は頭痛を始め、様々な体調不良の原因になります。今回は低体温と頭痛の関係や、その対処法を説明します。


   


低体温と頭痛の2大原因!8つの対処方法とは


1)低体温になる2つの原因

低体温とは、医学的に確定しているわけではありませんが、平熱が36℃未満の状態をさします。

医学的な低体温症とは「中心温度が35℃以下の状態」です。低体温では自覚症状の無い人がほとんどですが、低体温症に移行すると医療的な処置が必要になり、重篤になると命に係わることになります。

低体温になる原因は、病気によるもの(甲状腺ホルモンの低下・糖尿病・脳血管疾患など)と生活習慣の2つです。

(1)体温調節や自律神経に影響がある疾患

甲状腺ホルモンは「活動に必要なエネルギーを作るのに必要なホルモン」なので、甲状腺の機能が低下してホルモンが少なくなると、体温を上げるエネルギーが不足して低体温になります。

糖尿病や脳血管疾患(脳梗塞・脳出血など)にかかっている人は、自律神経の働きが弱くなるので低体温になりやすいのです。

(2)低体温になりやすい生活習慣

体温の調節には、自律神経の働きと体温を作り出すためのエネルギーの2つが必要です。現代の生活は、自律神経の働きを弱めてしまう要素が3つあります。

1:冷暖房の設備が整っていること

人間の身体は、外気に合わせて自分の体温を調節する力を持っていますが、冷暖房の整っている中で生活することにより、その力が弱くなっています。

2:野菜や果物をハウス栽培することで、旬ではなくても食べられること

冬なのに夏野菜であるキュウリやナスを食べると、身体を冷やしてしまいます。

3:過度のストレスによる血行不良

体温を作り出すエネルギーが不足する要因は以下の4つです。

①冷たい食べ物や甘い物の食べ過ぎは、身体を冷やします。

②ダイエットにより亜鉛・マグネシウム・鉄などのミネラルやビタミンと、たんぱく質不足などの栄養不足も低体温の原因です。

③運動不足は、体温を作り出す筋肉量を減少させること、血行不良を招くことの2点から、低体温の原因になります。

④便秘は腸のせん動運動の低下が原因ですが、それが基礎代謝を低下させるために低体温の原因になります。


2)低体温による身体の酵素反応の影響

酵素とは、「生物の体内に入った物質を消化・吸収・代謝・排泄するために働くたんぱく質」です。

酵素は、ヒトの中心温度が37℃で最も良く働きます。低体温だと酵素の働きが悪くなり、免疫力の低下基礎代謝の低下が起こります。

免疫力が低下すると、風邪をひき易くなったり、ガンになり易くなったりします。基礎代謝が低下すれば、だるい・むくみ易い・太り易いなどの体調の悪化を招きます。


3)低体温と頭痛が同時に起きる理由

低体温になると筋肉が収縮・緊張して体温を作り出そうとします。脳への血液は首にある4本の動脈によって運ばれますが、首・肩・背中などの筋肉の収縮・緊張により、動脈も圧迫・収縮して血流が悪くなります。

そのために脳は酸素・栄養不足になり、頭痛が起こります。

Two women doctors talk about examination


4)低体温への8つの対処方法

病気が原因の場合は、それを治療・コントロールすることが大切です。ここでは生活習慣による低体温の対処方法を説明します。

(1)室内は適正温度に

過度の冷暖房をさけて、健康を害さない程度の室温にしましょう。冷房の効いている室内に居る場合は、時々外に出て身体を休めるなどの工夫をしましょう。

(2)夏でも入浴・半身浴をする

冷房の効いた室内で過ごす時間が多いならば、入浴や半身浴で自律神経をリセットしましょう。約41℃の湯に10分程度つかると良いでしょう。

(3)旬の野菜や果物を食べる

トマトやキュウリは冬でもスーパーで売られていますが、本来は夏に採れる野菜なので身体を冷やす作用があります。

これらを寒い時期に食べる時には量を少なくしたり、加熱調理したりしましょう。輸入されるバナナなどの果物も、南国でできるものなので身体を冷やします。

(4)過度のストレスを避ける

長時間の労働・無理な体勢での作業・暑すぎる又は寒すぎる環境で長時間過ごすなど、ストレスのかかる状態を避ける。

(5)冷たい物・甘い物を食べ過ぎない

甘い物には、ブドウ糖・ショ糖・果糖が含まれていますが、これらは消化するためのエネルギーが少なく、直ぐに体内で使われます。

このように考えると体温を上昇させる作用がありそうですが、実は反対です。ブドウ糖などは消化・吸収・代謝の過程が少ないので、細胞が活動せずに熱を作り出さないという問題があるのです。

(6)食事制限や単品のみを食べるダイエットをしない

糖や脂肪を分解するために必要な、亜鉛・マグネシウム・鉄などのミネラルやビタミンが減少すると、代謝が悪くなり体温が低下してしまします。

(7)運動をして筋肉を使う・ストレッチする

体温を作るのは、各臓器の働きと手足などの筋肉なので、筋肉量を増やせば体温が上がり易くなります。運動やストレッチで血行が良くなると、代謝が良くなり体温が上昇します。

(8)便秘の解消

便秘の原因は食物繊維の不足・運動不足・水分不足などですから、野菜をたくさん食べて便秘にならないようにしましょう。ヨーグルトや納豆を食べて腸内環境を良くすることも大切です。


5)低体温を伴う頭痛の2つの解消方法

低体温による頭痛を解消するためには、低体温そのものを解消すること、脳への血流を良くすることが必要です。

(1)身体を温める

長期的な低体温の対処方法は上記しましたが、頭痛がしている場合は速やかに身体を温める必要があります。

衣服が濡れている場合は、乾いた衣服に着替えて体温を逃さないようにしましょう。温かい飲み物をゆっくり飲むことも有効ですが、お茶やコーヒーは利尿作用があるので避けましょう。

炭水化物を含む飲み物(くず湯しるこコーンスープがおすすめです。鎮痛剤を飲むことは、低体温を悪化させるのでおすすめできません。

(2)脳への血流を良くする

首と首の回りを温めたり、首・肩・背中の筋肉のストレッチをしたりして、血行を良くしましょう。


 

きっかけはお医者さんの言葉でした。

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今回のまとめ

1)低体温になる原因は、病気によることもあるが、多くは生活習慣によるものである。

2)低体温による身体の影響は、免疫低下・基礎代謝低下・体内酵素の不活性化である。

3)低体温と頭痛が同時に起こる原因は、頸部周辺の筋肉の緊張・収縮により脳への血流が悪くなるためである。

4)低体温の対処法は、低体温になりやすい生活習慣の改善である。

5)低体温を伴う頭痛を解消するためには、身体を温め脳への血流を良くする必要がある。

以上が今回の記事の内容となります。今回の記事で、低体温による頭痛が解消されれば幸いです。