問診をする男性ドクター

大人のチック症は、子どもの頃のチック症が治らずに慢性化したものが多いといわれていますが、子どもの頃に一旦治っていたチックがまた現れるということもあるようです。今回は主にストレスが原因となるチック症が大人で発症する場合の治療法などについてご紹介します。



チック症が大人で発症する3大原因!治療方法とは?


1)6つの特徴と2種類のチック症とは

(1)一種の癖の障害

「チック」とは、一種の癖のようなものと言われています。

(2)学童期に多く見られる

乳幼児から学童期にかけて心と体の成長と発達の過程で多くの子どもに見られ、5~10人に1人が経験するといわれています。

(3)神経疾患

これが固定、慢性化し劇症化すると「チック症」と診断されます。一見すると普通の癖に見える「神経疾患」です。

(4)男性の方が多く見られる

男児に多いと考えられており、平均は6歳前後で、大部分のチックは10歳までに出現します。

(5)思春期まで続くケースもある

普通は大人になるにつれて自然に消失しますが、思春期まで続いて日常生活に支障が出る場合もあります。このように慢性化するものはチックではなく、「トゥーレット症候群」と呼ばれます。

(6)緊張型頭痛を引き起こすケースも

下記に原因を記載していますが、結果としてストレスにより頭痛を併発する可能性があります。

(7)2種類のチックがある

チック症は動きが中心の「運動チック」と、発声が中心である「音声チック」の2つに分けられます。

運動チック

具体的には、「瞬きを繰り返す」、「目を動かす」、「顔をしかめる」、「首を振る」など、多くは首から上の動作が症状に現れるものです。ただ時には、手足の動きやジャンプ、スキップなどに見える発作も認められます。

音声チック

咳払いや「アー」とか「ウン」などといった短い言葉を繰り返すものです。鼻を鳴らしたりすることも特徴です。また、暴力的な言葉や奇声、汚言を発したり、相手の言葉の語尾を繰り返したりすることもあります。

2)症状の解説!チック症の大人の代表的な症状とは

大人のチック症は、子どもの頃のチック症が治らずに慢性化したものが多いといわれていますが、子どもの頃に一旦治っていたチックがまた現れるということもあるようです。また、大人だからといって子どもとは別の症状が現れるということではありません。

(1)運動チック

多いものとしては、運動チックとしての「瞬き」や「首を振る」といった症状です。

(2)音声チック

「咳払い」や「鼻を鳴らす」、そしてまれに話の間に「不適切な言葉を発してしまう」という症状も見られるようです。いずれにしても、大人になって症状がある人は幼少期に比べて少ないため、周りの理解は得られにくいかも知れません。

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3)考えられる原因は?チック症が大人で発症する3大原因

(1)線条体の異常

チック症の原因はまだ正式には解明されていませんが、「線条体」という脳の一部の異常とが原因と考えられます。線条体とは、大脳の中心部(深部)に位置し、神経細胞が集合している箇所です。興奮物質と呼ばれるドーパミンなど、私たちの、筋緊張の調整に関与する大切な役割と言われます。この線条体の異常に伴い、筋緊張の影響から、緊張型頭痛への併発も考えられます。

(2)心の問題

上記の線条体の異常と絡み合って、心の問題も影響し、症状が出ていると考えられています。心の主な問題としては「人間関係」と言われています。

家庭内の人間関係

学校の人間関係

職場の人間関係

大人になってからチック症になる、あるいは再発するパターンとしては、この「心理的な要因」が大きいといわれています。

(3)症状の悪化の悪循環

自分が不自然な行動をとっていることを認識しやすく、そのことが引き金となってさらに症状が悪化するといった悪循環に陥る場合も珍しくありません。つまり、上記に挙げたような人間関係のトラブルからチック症を引き起こし、さらにはそれを気にしてまたストレスとなるという負の連鎖が生じうるわけです。加えてこのようなストレスは、他の病気も誘発します。例えばストレスによって生じるといわれている「緊張型頭痛」などにも留意する必要がありそうです。

4)発症後にできること!大人のチック症への治療方法とは

(1)心理療法

大人のチック症は日常生活に支障を来すことも想定されます。その原因の多くがストレスにあると考えられているため、そのストレスからの解放に努めることが治療の最優先事項となります。治療法としてはまず経過観察を行い、その後「心理療法」が行われます。チック症は、基本的には脳の神経伝達がうまくいかない、即ち脳の異常によって起こっているものであるため、心理療法は効果が出る場合と出ない場合とにはっきりとわかれます。

なお、大人のチック症を抱える人は精神的な傾向として、真面目であることや完璧主義であることが多いといわれています。このような性格の人はストレスをためやすい性格であるといえるため、症状を悪化させる可能性が高いと考えられます。そのため、気分転換を図る方法や、没頭できる趣味を見つけてストレスを解消するなど「楽しいと思える時間」をより多くつくることこそが大切と考えられます。

(2)薬物療法

例えばチック症によって文字が書けない、あるいは奇声を上げるなどといった、明らかに日常生活に支障を来している場合は、「薬物療法」を行います。この療法では「向精神薬」が処方されます。向精神薬はドーパミンの分泌を抑えることによって興奮を抑え、症状を緩和することができるといわれています。なお、酷いストレスがさらに症状を悪化させる場合には「安定剤」が処方されることもあります。

(3)食事療法

不健康な食事を続けていると「うつ病」をはじめとした精神的な疾患に悩まされることが多いといわれています。チック症の原因の一つであるストレスに対して最も重要となる栄養素はビタミンCとB群と考えられています。

ビタミンC

ストレスを心身に受けると体内からビタミンCが不足するため、ストレスを跳ね返すために必要な免疫力が低下します。1日の摂取量の目安は男女共に100mgです。また水溶性ビタミンですので熱に弱い性質を持っています。最大でも1日1000mgが摂取量の上限で、多量摂取は下痢などの原因となりますので注意しましょう。レモン、イチゴ、キュウイ、アセロラ、ケール、芽キャベツ、黄ピーマン、赤ピーマン、しいたけ など ビタミンCの含有量が多い食べ物です。

ビタミンB群

B群は、B1やB2、ナイアシンや葉酸などを含め全部で8種類があります。老廃物の代謝や、神経の疲労回復効果があるといわれています。チック症の原因が脳の神経伝達の異常であるならば、このビタミンB群を摂取することで伝達を助けることが非常に大切になってきます。摂取には 発芽米、うなぎ、卵、納豆、マグロの刺身、バナナ、小松菜 などが 摂取にオススメです。食事に関しては一つのみを摂取するのでなく、幾つかの食材の組み合わせを意識した食事を行い、予防や治療に役立てたいものですね。


 

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今回のまとめ

1)「チック」は、乳幼児から学童期にかけて心と体の成長と発達の過程で多くの子どもに見られるもので、5~10人に1人が経験するといわれ、これが固定、慢性化すると「チック症」と診断される。

2)チック症には、動きが中心の「運動チック」と、発声が中心の「音声チック」の2つがある。

3)大人のチック症は、「子どもの頃のチック症が治らず慢性化したもの」および「子どもの頃に一旦治っていたチックがまた現れる」といったパターンがあり、その症状は子どものものと変わりはない。

4)大人のチック症の原因は、「心理的な要因」が大きく、それによって現れたチック症を気にしてまたストレスになるという「負の連鎖」が生じる。

5)大人のチック症の治療法としては、ストレスからの解放を目指す「心理療法」、薬に頼る「薬物療法」、普段に食事から快方を目指す「食事療法」の3つが挙げられる。