長芋

とろろは美味しいだけでなく、色々な栄養を含んでいます。とろろはどんな芋から作るか知っていますか。芋の種類によって、できあがるとろろにも違いが出てきます。

どんな芋をつかって作れば良いのか。栄養を摂取するにはどんな食べ方が効果的か紹介します。


   


山芋・長芋に期待!とろろの注目の効能と栄養素5選


1)とろろにも種類がある?4種類のとろろと特徴の違いとは

(1)山芋

実は「山芋」という種類はありません。この後に紹介する長芋や大和芋、自然薯を総称して山芋と呼びます。「とろろ」はこれらの山芋をすりおろしたものです。

(2)長芋

長芋は中国原産の種類です。その名前の通り細長い形をしています。最も多く栽培されている山芋なので、スーパーなどで目にする機会も多いでしょう。

山芋の中では水分が多めのためすりおろしても粘りが少ないという特徴があります。

(3)大和芋

大和芋は「大和(ヤマト)」と名前に付くので日本原産のように思われますが、実は南方減算の種類です。手のひらのような扁平な形をしています。すりおろすと粘りが強く滑らかな食感になります。

(4)自然薯

自然薯は日本原産の種類です。細長く育ち、1メートル近くの長さまで成長します。流通量はあまり多くなく、特に天然物も収穫に手間がかかるため貴重です。

すりおろすととても強い粘りが出ます。そのため、とろろで食べる場合には出汁でのばすのが一般的です。

2)ここに注目!とろろに含まれる5つの栄養素とは?

(1)炭水化物

山芋には多くの炭水化物が含まれています。その主成分はデンプンとマンナンです。通常であればデンプンは生では消化しづらいのですが、山芋は同時に炭水化物分解酵素を含んでいるため生でも食べることができます。

(2)アミラーゼ

山芋は炭水化物分解酵素であるアミラーゼを多く含んでいます。これは山芋自身にも多く含まれるデンプンを分解すると共に、麦とろで食べる場合には麦に含まれる食物繊維にも作用するため、消化が良く胃にやさしい状態で食べることができます。

ただし、アミラーゼは熱に弱く、加熱すると炭水化物を分解する働きがなくなってしまうため、調理の際には加熱のし過ぎに注意してください。

(3)ムチン

山芋の粘りの秘密はムチンという成分です。ムチンは胃の粘膜を保護してくれます。その結果として、食事の栄養を胃が十分に吸収してくれるようになることが、山芋は滋養強壮に良いと言われるゆえんです。

(4)カリウム

山芋はカリウムを豊富に含んでいます。カリウムは大腸ガンや高血圧、むくみを予防する働きがあります。

(5)食物繊維

山芋は食物繊維も含んでいます。食物繊維は腸の調子を整え、お通じを良くしてくれます。

3)とろろに期待できる4大効果とは

(1)消化促進

山芋は炭水化物分解酵素であるアミラーゼは、デンプンなどの糖質の分解を促進し、栄養の吸収を促進してくれます。

(2)新陳代謝を高める

山芋の粘りの成分ムチンは胃の粘膜を保護すると同時に、タンパク質を分解する働きも持っています。タンパク質が分解され吸収されやすくなることによって、新陳代謝が高まり、疲労回復も促してくれます。

(3)免疫機能強化

山芋に含まれるムチンは風邪などのウィルスを防ぐ抗ウイルス作用があります。また腸内環境を整える力もあり、結果として免疫機能が強化されます。

(4)生活習慣病予防

山芋には、ここまで紹介した成分以外にも、コリン、レシチン、サポニン、ジオスコランといった成分を含んでいます。これらの成分は高血圧や動脈硬化、糖尿病などの生活習慣病を予防する効果があります。

とろろご飯

4)オススメの食べ合わせって?一緒に摂取したい食材

(1)納豆

納豆には皮膚を正常に保つビオチンという成分が含まれています。山芋の消化促進の働きと組み合わさることで、効率的にこの成分を摂取することができます。その結果、きめ細かくキレイな肌を保つ効果が期待できます。

(2)マグロ

マグロには脂肪、タンパク質、ビタミンB1、B2、E、鉄といった栄養を含んでいます。定番のメニューですが、マグロの山かけにして食べることでタンパク質をはじめとしたマグロの栄養を効率良く吸収することができます。

5)どんな摂取が効果的?効果的な食べ方とは?

山芋のオススメの食べ方は、やはり「とろろ」です。熱を通すと山芋に含まれる酵素の働きがなくなってしまうためできるだけ生で食べましょう。

山芋50グラムで1人前お椀一杯分のとろろを作ることができます。山芋をすりおろすときには、事前に手に酢を塗っておくと、滑りにくくなりすりおろし易くなります。1週間以上続けると肌の艶が良くなったりという効果が出てきます。

6)知っておこう!とろろの摂取での注意点とは?

(1)生での摂取を

とろろの成分ムチンは60度から70度の熱で働きが弱まってしまいます。できるだけ生の状態で食べましょう。

(2)かゆみ防止に

また、山芋をすりおろしてとろろを作るときには手がかゆくなってしまうことがあります。これは山芋に含まれるシュウ酸カルシウムのためです。

このかゆみを予防するために山芋を触るとき、予め手に酢を付けておきましょう。酢によってシュウ酸カルシウムのためのかゆみを防ぐことができます。

7)毎日の摂取に難しい方は!サプリメントも効果的?

毎日、とろろを摂取するのが難しい場合にはサプリメントで栄養を補いましょう。胃の調子を整え、消化促進をしたいのならアミラーゼやムチンのサプリメントが効果的です。

ムチンにはドライアイを改善する効果もあります。また成人病予防のためにはカリウムのサプリも一緒に取りたいところです。


   


今回のまとめ

1)とろろにも種類がある?4種類のとろろと特徴の違いとは

2)ここに注目!とろろに含まれる5つの栄養素とは?

3)とろろに期待できる4大効果とは

4)オススメの食べ合わせって?一緒に摂取したい食材

5)どんな摂取が効果的?効果的な食べ方とは?

6)知っておこう!とろろの摂取での注意点とは?

7)毎日の摂取に難しい方は!サプリメントも効果的?